2002年10月25日 川苔山(1364m)

 

ルート:
鳩ノ巣駅--正法院--大根ノ山ノ神--大ダワ==鋸尾根==舟井戸--川苔山山頂--舟井戸--大根ノ山ノ神--熊野神社--鳩ノ巣駅

地図:
昭文社:山と高原地図(23)奥多摩1/50,000

 


正法院の左手から登山道に入る

 

 町営鳩ノ巣駐車場で仮眠後、朝7時に川苔山に向けて出発した。鳩ノ巣駅周辺は急な斜面を避けるようにして道路が通っているものだから、人専用の道が家々の合間を通っている。地図を見ると正法院というお寺の脇から登山道が始まっているようであったが、50000分の1では細かい道が標されているはずも無く、初っ端から迷うこととなった。

 登山道までは下の写真の通り標識が取り付けられている所もあったのだが、山中とは違って目立たないために見逃してしまったのである。正法院の周辺で迷っていると、地元の老人が道を教えてくれ、無事登山口にたどり着くことができた。


真新しい林道が大根ノ山ノ神まで通じていた

 

 登山道に入ると地元の老人が犬の散歩をしていた。里山での犬の散歩とは本当にのどかなものである。登山口から15分ほど登ったところでは今度は鹿と出会ってしまった。集落のすぐ近くで人に慣れているのだろうか、5m程まで接近するまで逃げる事は無かった。

 鳩ノ巣駅から1時間程で大根ノ山ノ神という分岐点に到着する。やけに開けた場所だなと思って一段高くなった所に上ると、そこには真新しい林道の終点であった。ここで道は大ダワ・本仁田山に向かう道と、舟井戸まで巻くようにして登る道とに分かれる。ここでは大ダワに向かう道を選び、林道の脇から登りにかかった。

 


穏やかな森を進む

 

 大ダワまでの道は整備されていてとても歩きやすい。すぐに本仁田山方面への道が分かれ、しばらくすると山道が分かれていく。これは登山道ではなく防火帯を伴なった作業道だろうか。

 穏やかな森の中を進んでしばらくすると、やっとの事で川苔山が姿を現す。この後でちょっとした岩場を通るのだが、気をつければ問題の無い程度のものであった。岩場を過ぎるとすぐに大ダワに到着する。


大ダワの手前で川苔山が姿を現す

 

 大ダワでは、鋸尾根を進む道と巻き道が2本、それに本仁田山からの道に出合う。ここでは、川苔山に続く3本の道のうち、目の前の尾根を進む鋸尾根ルートを選択した。鋸尾根は下から見ても明らかなように不安定な足場で、気をつけないとすぐに足元が崩れてしまうようなものであった。途中の岩場では岩をつかむと崩れてしまうものがあった。

 鋸尾根の途中では真っ赤に染まった木々をわずかながら見ることができた。慎重に進み続け、約70分で舟井戸に到着。ここでは大根ノ山ノ神で分かれた道が合流してくる。

 


鋸尾根は崩れている箇所が多く危険

 


緑の中の紅葉が美しい

 


山頂から長沢背稜を望む

 

 舟井戸から先は直接川苔山の山頂を目指す。途中で水場(1分30秒)への道を分け、小さな水の流れを超える。ちょっとした急登を終えると、山頂直下の廃屋が見えてくる。昔は茶屋であったらしく、コカコーラとFANTAの看板が錆びたまま貼りついていた。廃屋から山頂までは広い道を紅葉を眺めながら5分程で着く。

 山頂では太陽の光が暖かく、昼寝をしたくなるような陽気であった。石尾根は雲にかかってしまい見えなかったものの、長沢背稜の山々や、多摩川を挟んだ山々も眺めることができた。山頂付近の葉は強風のためか落ちているものが多かったが、遠くには杉林の緑と自然林の紅葉が入り混じった景色が美しい。鳥の鳴き声や時折聞こえてくる鹿の鳴き声を聞きながら昼食を食べる。山頂での昼食は、うどんを食べる人や簡単にパンで済ます人など人それぞれであった。冬が近づくこれからの季節は鍋物も多くなるのだろう。


山頂直下の廃屋、昔は茶屋であったらしい

 

 山頂では4時間程過ごし、3時過ぎに下山に取り掛かる。山頂直下の廃屋から急下降が始まる。登りでも渡った小さな水の流れを超え、舟井戸の鞍部にはすぐに着く。下りは舟井戸から大根ノ山ノ神まで東側の道を一気に下る。途中で作業道や旧集落への道が何度も分かれていたが、そのたびに案内標識があったので迷う心配はあまりない。

 道も全体的に整備されていたので、景色を期待することができない以外は良い道であった。しかし景色が期待できないというのが一番の問題のようで、そのせいか山頂で出会った人のほとんどは鋸尾根からの道を利用していた。大根ノ山ノ神からは登りに使った道を戻り、途中から熊野神社に向かう道を下って鳩ノ巣駅前に到着。

 

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