2002年8月9日〜10日 甲武信岳(2475m)

 

ルート:
大弛峠--国師ヶ岳--甲武信岳--甲武信小屋
甲武信小屋--甲武信岳==千曲川源流遊歩道==毛木平--川上村秋山--大弛峠


地図:
昭文社:山と高原地図(26)金峰山・甲武信岳1/50,000

 

 川上牧丘林道の長野県側は最初から最後まで1速でしか走れないような悪路。タクシーで入る事はまずできないだろう。また、オフロードバイクが石を跳ね上げながら走っていく事があるので、傷がついて困る車では行かないほうが良い。山梨県側には一部未舗装の部分があるが、車高の低い車でなければ問題の無い程度。

 

1日目


大弛峠手前から見る金峰山

 

 国道140号を離れてしばらくは広い道路が続くが、だんだんと細くなって行く。焼山林道に入る頃には既に山の中、焼山峠で道が分かれるるがここは直進。ダムの建設現場が近くなると工事中の部分が多くなる。工事の終わったところだけは良い道だ。

 川上牧丘林道に入ると、段々と高度が上がってくるのがわかる。金峰山が見えるようになると大弛峠まではわずかである。このわずかの間に舗装されていない部分がある。一般的な車であれば問題は無いが、車高の低い車で行く事はやめておいた方が良いだろう。国道140号を離れて1時間を過ぎ、やっとの事で大弛峠についた時には既に空が明るくなっていた。

 


甲府盆地に広がる雲海

 

 まずは大弛小屋で水を汲む。大量に汲む人は料金がかかるが、2リットルまでは無料との事である。軽く朝食を食べ、準備運動を済ませて歩き始めたときには既に6時であった。

 大弛峠から前国師ヶ岳までは、夢の庭園を経由して向かうこともできるが、あまり興味がわかなかったので国師ヶ岳に向かって直登した。登山道は大きな石が多くて歩きにくかったが、40分程で前国師ヶ岳に着いた。

 


雲間に見える奥秩父の山

 

 しばらく景色を眺め、縦走路からはずれるものの往復10分と気軽に寄る事のできる北奥千丈岳に向かった。北奥千丈岳は奥秩父最高の2601mだが、特徴があまり無いせいか名の売れていない山のようだ。北奥千丈岳の山頂で休憩していると、向かい側のピークから「おーい!、元気ですかー?」と人が叫んでいた。猪木ファンなのだろうか?実に元気な人がいるものである。

 北奥千丈岳から国師ヶ岳まではわずかな距離である。国師ヶ岳山頂には既に何人かの登山者がおり、皆景色を楽しんでいた。雲があったものの景色を楽しむには問題無い程度であり、遠くには八ヶ岳を見る事ができた。

 

 


甲武信岳までひたすら続く景色

 

 国師ヶ岳を過ぎると下りが続く。少しずつ少しずつ下っていき、やっとの事で国師ノタルだ。更に東梓へとほとんど景色の変わらない森の中を進んで行き、段々と疲れが増してくる頃に両門ノ頭に到着。国師ヶ岳から約3時間歩いてきて初めて景色を楽しむことのできる場所だ。

 ここから富士見・水師とまたも同じような道を進んでいくと、千曲川源流遊歩道が合流してくる。ここから甲武信岳までは20分程だろうか。突然ガレ場に出ると、そこは山頂直下である。山頂からは雲間にわずかながら国師ヶ岳などが見えたが、残念ながら遠くは見えなかった。山頂で2時間近くのんびりした後、甲武信小屋へと下る。


甲武信小屋での1夜は気持ちよくすごす事が出来た

 

 甲武信小屋でテント泊の申し出をすると、ご丁寧にお茶を用意してくれた。テント泊の料金は300円で、お茶を出してもらえた事を考えるとこんなに安くて良いのだろうかと考えてしまう程である。何十年も前に建てられた出あろうこの小屋は、中で人が歩くと建物が揺れる。そんな甲武信小屋の雰囲気を一言で言い表すと、ほっと落ち着ける空間、といったところであろうか。ここの水は少し下ったところからポンプで汲み上げているもので、とてもおいしいものだ。

 早速小屋前にある蛇口から夕食用の水を汲んで夕食を食べることにした。夕食は中身を取り出して持ってきたスパ王とレトルトカレーだ。食後はテントに戻ってすぐに休むことにした。真夜中に目が覚めて空を見上げると、自宅で見るものとは比べ物にならないほどの星が輝いていた。

 

2日目


甲武信岳から見る南アルプス

 

 翌日は晴れ渡り、朝からとても良い天気であった。荷物をザックに詰めて甲武信岳まで登り返す。山頂からは南アルプスや国師ヶ岳などが一望でき、気が付いた時には1時間程経っていた。これから車を停めてある大弛峠まで戻らなければならないのだが、国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳間はつまらない尾根歩きであったので、一旦川上まで下る事にした。川上牧丘林道から大弛峠まで直接登るか、金峰山を経由して大弛峠に向かうかは下りてから決めることにし、千曲川源流遊歩道を下り始める。


川上村の高原野菜

 

 千曲川源流遊歩道を下り始めると、水の音が聞こえ出す。信濃川の水源である。沢の流れは道を下るにつれて水を集め、段々と太くなっていく。前日の尾根歩きとは違って変化に富んだ気持ちの良い道だ。何度か橋を渡って左岸右岸へと移動し、段々と沢が離れていくと毛木平につく。ここには大きな駐車場があり、シーズン中の土曜日には信濃川上駅までの臨時バスがあるという張り紙があった。

 偶然発車の10分前であったので、途中の川上牧丘林道の入り口近くまで乗ることにした。車窓からの景色は山梨県側のブドウ畑とは対照的に、高原野菜の青々とした緑が広がっている。林道の入り口近くの集落で下ろしてもらい、商店で飲み物を買う。川上牧丘林道を歩き始めて集落の上の丘に出ると、そこには広大な野菜畑が広がっていた。遥か向こうに大弛峠とその周辺が見える。

 


大弛峠〜川上村間は未舗装のダートが続く

 

 1時間半程歩いて暑さに参ってきた頃、通りがかった車に声をかけられて大弛峠まで乗せてもらえる事になった。群馬県から来た男性で、金峰山に行く予定という事らしい。しばらくするとダートが始まる。車が上下に揺れる酷い道が続き、30分以上たったところでやっと大弛峠に着いた。1000m以上の標高差があるこの道はオフロードバイクが多く走る道で、ほとんどは車が近づくと減速するが、中には石を弾き飛ばしながら走るバイクもいるので注意が必要だ。

 大弛峠でお礼をして自分の車に向かい、今登ってきた道を川上村に下り返す。川上村は山間の村だが、新しい家や大きな家が多く感じられた。その多くはきっとキャベツ御殿なのだろう。

 

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