2002年11月2日 高宕山(330m)

 

ルート:
九十九谷公園--谷津田--芹--台倉==関東ふれあいの道==石射太郎--高宕山
--高宕大滝==高宕林道==宿原==日東交通バス==粟倉橋--九十九谷公園

地図:
国土地理院:鬼泪山・坂畑1/25,000

ガイドブック:
分県登山ガイド-千葉県の山-

 

 九十九谷から台倉までは迷いやすい場所が多い。一般的なハイキング道とは全く異なる整備されていない道なので、地形図とコンパスを持って慎重に歩きたい。

 


ゴルフ場の脇の道を進む

 

 鹿野山は房総には珍しく、単体で大きな山となっている。北側から見ると鹿野山の反対側は全く見えないほどである。今回はその鹿野山の東端にある九十九谷公園に車を停め、高宕山まで歩く事にした。九十九谷公園は訪れる人が多い割りに駐車場が小さいので、できるだけ迷惑にならないように配慮したい。

 九十九谷からの景色は、その名の通り房総の山々が折り重なっていてとても綺麗である。眼下のゴルフ場が無ければもっと良いのだが・・・。九十九谷の景色を楽しんだ後、9時40分とやや遅い時間ではあったがのんびりと歩き始める。



鹿野山の上に広がる大きなゴルフ場

 

 九十九谷公園からゴルフ場の脇を歩き続けると急な尾根道が始まる。木につかまりながら下り続けると40分程で下りが終わる。沢を崩れそうな木の橋で渡ると広い空間に出る。ここが谷津田だろうか。沢の上流の方に歩くと1-2分程で道の続きを見つけることができた。木々の間を再び登り返し、道路に出ることも無くトンネルの上を超えていく。左手にゴルフ場が見えるようになった頃、スズメバチ2匹に出会ってしまったが、静かにしていたらすぐに飛び去って行った。

 境界標を頼りに道を探しながら進んで行くと芹集落の付近で道が三叉の槍のように合流する。合流してきた2本の道は共にはっきりとした道であったが、尾根の上に登り返す道には見えなかったので真っ直ぐ進む。しかし、尾根道とは違うようで境界標も見えない。2分程で芹集落まで下りてきてしまった。元に戻るのは気が進まないし、集落からは境界尾根へと続く枝尾根があったので、藪を漕いで境界尾根を探す事にする。

 


芹集落から境界尾根まで藪を漕いだ

 

 15分程で境界尾根に戻ることができ、再び境界標を見ながら進み続ける。しばらくすると左右に分かれた道に沿って鹿避けのフェンスが現れる。地形図からすると台倉だろうか。左側には南へと続く尾根が見えなかったのでフェンスの間にある門をくぐると、1分も経たないうちに整備された道に出た。関東ふれあいの道だ。

 関東ふれあいの道は良く整備されていて、石射太郎までの距離を示す案内標が数百メートルごとに建っていた。台倉から石射太郎までは1.7kmらしい。平坦な道を進んでいくと30分で石射太郎に着く。九十九谷公園を出発してから2時間40分が経っていた。余計な藪漕ぎがなかったら2時間半ぐらいだろうか。

 石射太郎のベンチで昼食を済ませ、高宕山へと歩き始める。ここからは清和県民の森のハイキングコースが通っており、高宕山の人気もあって人が多い。石射太郎までは誰とも出会わなかったが、次から次へと人がやってくる。良く整備された道を進んでいくと、突然急な石段が現れる。50段程の階段を登り終えると高宕観音だ。

 


鹿を防ぐためのフェンス(台倉にて)

 


整備された関東ふれあいの道

 


石射太郎から見る高宕山と八良塚

 


長い階段を登ると高宕観音が姿を現す

 


丹沢や東京湾が良く見える

 

 高宕観音から高宕山の山頂まではわずかな距離である。山頂へと登り始めると2組のパーティーが降りて来た。10人以上は居たので、山頂の混み具合は相当なものだったのだろう。梯子とクサリ場を通過するとすぐに山頂である。山頂は犬を連れた夫婦がいただけで、とても静かであった。

 山頂からは大展望が広がる。左から伊豆半島、富士山、丹沢、そして丹沢の右手は奥多摩の山々だろうか。真北は鹿野山があるために視界が遮られるが、鹿野山の右手には幕張新都心を見ることができた。犬連れの夫婦が降りた後は1人でのんびりと景色を楽しむ。東京湾を航行するタンカーを見ていると風が強くなってきたが、吹き上げる風なので山頂の内側にいれば風は全く当たらない。暖かい日差しを受けながら昼寝を楽しむ。

 


山頂を1人で楽しむ

 


朝歩き始めた鹿野山が遠くに見える

 


林道を30分程歩く

 

 高宕山からバスの通るR410まではいくつかのルートがあるが、豊英湖側の奥畑ではなく、三島湖側に下りる事にした。高宕大滝へ下る道である。この道は清和県民の森のハイキングコースとなっているようだが、少し荒れた道である。約30分で高宕大滝まで下りることができたが、大滝といっても水がほとんど流れていないので寂しいものだ。高宕大滝から高宕林道を抜け、田の広がる集落に出る。

 三島神社の脇を通って宿原に出てバスに乗る。宿原から粟倉(鹿野山の東側の麓)までは15分程だろうか。粟倉でバスを降り、九十九谷公園に停めた車を取りに向かう。粟倉から九十九谷公園までは3.7km、暗くなってきた道を車に気を付けながら登る。九十九谷公園に着いた時には既に日が落ちて真っ暗であった。

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