2002年9月14日〜16日 谷川岳馬蹄形縦走

 

ルート:
土合駅--土合橋--松ノ木沢の頭--白毛門--笠ヶ岳--朝日岳--清水峠(白崩避難小屋)
清水峠--七ツ小屋山--蓬峠--武能岳--茂倉岳--茂倉岳避難小屋
茂倉岳避難小屋--一ノ倉岳--谷川岳--熊穴沢避難小屋--谷川岳ロープウェー


地図:
昭文社:山と高原地図(16)谷川岳1/50,000

 

1日目


湯檜曽川下流の方向

 

 9月の3連休を利用しての谷川岳馬蹄形縦走を計画し、金曜日の夕方に自宅を出発する。土合駅には9時に到着したが、土合駅の下りホームと言えば有名な地下駅である。列車から降りたのは独り、階段を一直線に登って行き、駅のベンチで横になって朝が来るのを待った。駅の外の水道で水を汲んでカップラーメンとパンを食べる。

 後で気づいたのだが、この水にはゴミが沢山入っていた。幸いお湯で沸かして飲んでいたので大事には至らなかったが、生で飲んでいたらまずかったかもしれない。

 


森の間から谷川岳が見える

 

 軽く準備体操を済ませて白毛門登山口に向かう。まだ日の出前とあって薄暗く、森の中は薄気味悪かった。登山口からはひたすら急登が続く。

 しばらく登り続けると左手に谷川岳が見えるようになる。天神平の標高を参考にして現在の標高を求めると、大体コースタイム通りに登ってきているようだ。前方に白毛門が見えてくる。右手に沢が流れていたりと遠くの景色もわずかながら見えていたが、だんだんとガスがかかってくる。

 松ノ木沢の頭付近のクサリ場は気を抜けないものであった。白毛門までの登りでは途中何箇所かクサリの欲しいところもあったが、手をつきながら登っていった。松ノ木沢の頭からは白毛門がとても大きく見える。

 


右手には沢が流れている

 


松ノ木沢の頭手前のクサリ場

 


松ノ木沢の頭

 

 白毛門から笠ヶ岳までは約1時間の道のり。のんびり歩いていると、後ろから大きな笑い声と共に話し声が聞こえてきた。笠ヶ岳から少し下ったところに避難小屋があったが、カマボコ型の避難小屋にしては大きいものである。4人は横になれる程の広さである。

 笠ヶ岳から朝日岳までは何度もアップダウンを繰り返すつらい道のりで、朝日岳についたところで後ろから来ていた2人組みに追いつかれる。山頂で話をしているとお約束のカメラマンを頼まれてしまった。


笠ヶ岳まではあと少し

 

 行動食だけでは足りずにお腹が減ってしまったので、朝日岳の山頂で食事を取ることにした。面倒ではあったがお湯を沸かしてカップラーメンを食べる。朝日岳の山頂直下には広い湿原が広がっていた。ここには水場があったので水を汲んで清水峠を目指す。(ここの水は土の匂いがして不味いものであった。)

 やがて大きな鉄塔が見えてくる。鉄塔の下を歩き、発電機の大きな音が聞こえてくると白崩避難小屋まではほんの数分で到着した。なかなか頑丈そうな小屋である。

 


清水峠の白崩避難小屋

 


JRの小屋と送電線が見える

 

2日目


蓬ヒュッテ近くの旧国道(水場付近)

 

 発電機の音はすぐ隣りのJRの小屋からしているようで、こちらの建物はとても大きい。準備運動をして6時過ぎに出発するが、ストックを忘れて取りに帰る羽目になってしまった。たったの5分だったが、気分的に疲れるものであった。清水峠からはすぐに登りが始まり、ここで30人程の団体さんとすれ違う。わざわざ立ち止まって道を譲ってくれた。

 蓬峠まではガスの中で何も見えず、単調な道がひたすら続く。蓬ヒュッテを過ぎて旧国道方面との分岐があり、5分程下ったところにある水場で水を汲んでいく事にした。ここの水は水量が多く綺麗な流れだ。土合駅の水道と朝日岳の水は共に外れだったが、ここの水には満足である。水場でのんびりと休憩をしていると、昨日から同じルートを歩いていて清水峠で同宿であった夫婦に抜かされていた。

 


朝日岳・笠ヶ岳が大きく構える

 

 武能岳への登りはかなり急であったが、ガスが取れて朝日岳や清水峠が遠くに見えた。特に清水峠は2時間の距離とは思えないほど遠くに感じられた。武能岳からも同様に景色を楽しむ事が出来たが、残念ながら茂倉岳だけはガスがかかっていていた。(ガスの中からでも茂倉岳は大きく感じられた)

 武能岳と茂倉岳の間には厳しい鞍部が待ち受けている。武能岳から200m降りて400m登り直すと言うものだ。ガスで山頂が見えない上、ピークを1つ過ぎると新たなピークが見えるという事の繰り返しで、かなりつらい登りだ。茂倉岳の山頂から茂倉岳避難小屋までは約10分。3連休で急ぐ必要がなく、谷川岳肩の小屋が改装中な事もあり、茂倉岳避難小屋で1泊する事にする。茂倉岳避難小屋についたのはまだお昼という事もあって誰もいない。宿泊者達が残したノートを読んでのんびりしていると、続々と人が集まってきた。午後6時には15人を超えていただろうか。

 


武能岳への登りから清水峠方面

 


武能岳と茂倉岳の鞍部

 

3日目

 翌日は雨が降っていた。同宿の人々はほとんどが土樽の方へ降りていく。そんな中を滑らないように用心しながら谷川岳を目指す。風雨が強いわけではないが、気を抜く事は出来ない。

 奥の院までには2箇所クサリ場があり、雨で滑って大変であった。出発から2時間が経過し、オキの耳に到着した。山頂には誰もいない。雲の中で何も見えないのですぐにトマの耳に移動する。こちらにも誰もいなかったが、天神平から何人か登ってきた。ここでもカメラマンとなり、肩の小屋まで降りる。

 

 肩の小屋は工事中で休憩する事はできなかった。西黒尾根を下るのは滑って危険なので天神尾根を下ることにする。雨にもかかわらず、多くの人々が登ってくる。中には普段着に傘という人も居たが、多分あきらめる事になっただろう。やがて熊穴沢避難小屋に到着。ここで少し休憩をして天神平へ。熊穴沢避難小屋から天神平までは木道が多く滑りやすかったが、30分弱であった。天神平から土合まではロープウェーで下ったが、ロープウェーから見る登山道は整備されていてとても歩きやすそうであった。

 

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