甲斐駒・仙丈気合だ一発山行
さて、今回は南アルプスである。目的地はラッセルのきつい仙丈岳と滑落に注意したい甲斐駒ケ岳である。
各自、日頃の鍛錬に基づいて充分な力を出していただきたい。
今回の参加者
今ちゃん
行く人がいないので今回も単独行になってしまった。
日時 平成15年3月21日から3月24日
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3月21日 晴れ やっと着いたぞ!戸台は遠い。 前日の夜に家を出ましたが、登山口の戸台に着くまで7時間もかかかってってしまいました。河原の駐車場は戸台山荘から左に入る急な坂道を登っていけば着きます。 積雪期に北沢峠に行くのにはここから歩かなければならないのであった。ここを歩くのは10年ぶりです。 しかし、河原を歩くのはしんどいな。いやだな。 出発8時30分 |
| 甲斐駒よ久しぶりぶりだよん しばらく歩くと甲斐駒が見えてきました。いい天気です。 20分ほど歩くと雪がついてきました。むかって左側の道 はかなり崩落が進んでいます。河原を歩くことが多くなり ます。 甲斐駒まではまだまだです。 渡渉はありませんでしたが、雪解け時期になるとでてくると思います。 樹林帯の始点に丹渓山荘があるはずですが見つけられませんでした。どこなんだよ。 |
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ファイト一発!! 河原の道が終わって樹林帯に入りました。ここからは八丁坂の急登に入ります。ジグザグの登りでひたすら高度をかせぎます。 トレースはあります。 こんな登りはもの思いにふけりながら歩くのがお勧めでしょう。しかしサングラスを忘れてきてしまったので雪盲にならないように注意したいもの。 2時間ほど登ると大平小屋に着きました。 大平小屋到着12時30分 |
| 水があったぞ!! 大平小屋から20分ほどで北沢峠に着きました。とうぜん林道は雪に埋もれてしまっています。途中に公衆トイレがありましたが雪で埋まっていました。たしかこの脇から仙丈の登山口があるはずなのにトレースがありません。こりゃ参ったな。今回はそんなときのためワカンを持ってきたのであった。備えあれば憂いなし。10分ほど下って無人の北沢長衛小屋に着きました。沢は雪に埋もれていましたが流れが少し見えたので掘ってみたら沢水が出てきました。ばんざい。これは水汲み場を作った写真。 |
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祝!!ベースキャンプ設営式 誰もいないキャンプサイト。なめとこ山岳隊のゴアテックス特設一人用テントだけがやけに光ります。後ろにちょこっと駒津峰が見えますね。テントは水場の近くに張りました。 夕方になると他のパーティーが1組きたので賑やかになってしまいました。きょうの晩御飯はラーメンに乾燥野菜を入れたものですが餅を持ってくればよかったな。夜になると雲が出てきましたが風はありませんでした。 |
| 3月22日 曇りのち吹雪 5時に起きて朝ごはん。朝ごはんはお汁粉です。 さて、きょうは甲斐駒に登る日です。 出発は6時。 堰堤を五つ越えて急登を登り切ると仙水小屋に着きました。 ここの水はとてもおいしいのだよ。涸れていなかったのでたくさん飲みました。 気温はマイナス10度。 しばらく平坦な樹林帯を歩きそこをぬけるとゴロゴロ石の開けたところに出ますが、そこからトレースは消えます。ふりかえると仙丈岳がよく見えました。天気は下り坂。先を急ぎましょうね。 |
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トレースがなくなってしまった。 仙水峠から再び樹林帯に入りますが、トレースがないのでリードを目指してひたすら直登します。暑くなってきます。 樹林帯の登りは割と好きなのであった。雪の深さはひざ上くらいだよ。 |
| 雪庇には気をつけよう。 ちょっと見えにくいですが雪庇が張り出している写真です。崩落したところもあるみたいで雪崩が心配です。ガスっているときは雪庇に近づかないようにしたいもの。踏み抜くと落っこちてしまいます。 |
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仙水峠から望む摩利支天 摩利支天から頂稜が見えます。雪はまだだいぶついているなあと思いました。駒津峰まではトレースは消えています。 晴れているときは出来るだけ西側を通過しましょう。東側は一部崩れ始めているところがあります。 |
| 駒津峰です。ここから本番 8時40分に駒津峰に着きました。ここからみた鋸岳方面です。 天気は高曇りです。展望はよかったです。駒津峰から先は雪稜が続きます。高低差がけっこうありますので強風のときは3点確保をこころがけてゆっくり降りたいものです。 |
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今年は雪が多い 明日登る予定の仙丈岳が見えます。雪がベッタリ着いて ラッセルが大変そうだな。 |
| 直登ルートかトラバースか 甲斐駒が聳え立っています。いったん鞍部まで降りて登り返します。ルートは右下の沢筋をトラバースして右端の岩稜を直登します。トラバースルートは早めに通過しましょうね。黄蓮谷は いきましたがあそこはヘルメットとパートナーがほしいところです。 |
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ここから見る北岳がもっとも良いのでは。 北岳が見えます。駒津峰からみる北岳がいちばん かっこいいと私は思います。 なんかいいよね。 |
| 塩見も行きたい 塩見方面を撮った所です。荒川三山から赤石岳は南アルプスの核心です。 |
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甲斐駒に到着。風が強くて寒いぞ!! いったん鞍部まで降りて、沢筋をトラバースしながら岩稜 を直登しますが、遠い。リードはあるところにはあります が、自分で組み立ててルートをとったほうが楽です。 ここからは雪と岩がミックスした部分もあります。 アイゼンワークをシッカリしておけば大丈夫。 ザイルは風が強いときは駒津峰の雪稜で必要かな。 頂稜がみえたらすぐそこです。風は10mくらい。 雪が降ってきました。 山頂到着10:30。 仙丈を背景にパチリ。単独なので私の写真 はありません。けれども一人がいいかもしれません。静かです。 |
| 明日行くからね〜 頂上には祠があります。仙丈岳をパチリ。 甲斐駒は夏には登っていますが、この前の冬はは黒戸尾根から登りました。1月でしたのでラッセルがきつかったです。黒戸尾根は長いし、きついしたいへんですが嫌いなルートではありません。甲斐駒の谷や沢が見れるからです。 甲斐駒はなんかいいなあ。かっこいいし。 |
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吹雪いてきたぞ。逃げろ逃げろ。 吹雪いてきたので20分ほどで降ります。鞍部までは直下降。 途中で大学生の二人組に会ってラッセルとルートつくりのお礼。 甲斐駒は登りより降りに気をつけて行きたいもの。 岩がところどころに出ているのでアイゼンの爪を引っ掛けないように。 ルートは来た道を折り返すのもいいですが、沢筋のトラバースは 暖かくなると危険かもしれないな。 駒津峰まで下って振り返って一枚パチリ。降りはラッセル跡があっ てよかった。仙水峠に12時30分に着きました。 ベースには2時前に帰ってきました。かなり吹雪が激しくなってきました。思ったより暖かいのであんしんです。お昼ごはんにアンパンと紅茶をいただきました。これから先はずっと雪。 別のパーティーは仙丈に向かったみたいです。夕方に帰ってきました。 |
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3月23日 快晴 きょうは仙丈岳に登ります。おとといはトレースがありません でしたが誰かが登ったらしくトレースが付いていて大助かり。 出発は6時。他のパーティーは甲斐駒にいかず下山したみた いなのでテントはまた1つになってしまいました。 |
| 埋まった標識 樹林帯の急登でぐんぐん高度を稼いでいきます。大滝の頭には7時45分に着きました。いいペースです。樹林帯の雪道は静かです。 静かですよ。 |
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めざせ!小仙丈 森林限界の手前で景色が急に広がりました。 小仙丈の稜線が見えています。 仙丈岳は小仙丈を中間地点と考えるといいようです。 |
| おお!いつのまにか甲斐駒だ!! 振り返ると甲斐駒が聳え立っています。天気がよすぎて白っぽく写ってしまいました。きょう登った人はラッキーでしょうね。 |
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風が強いぞ。寒いぞ!! 小仙丈岳に着きました。ただいま8時45分 サングラスを忘れてしまってとてもまぶしいです。 小仙丈は甲斐駒の駒津峰にあたる山です。 |
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まぶしい。まぶしい 小仙丈から仙丈岳の稜線を望みます。 ここまでくると風も強くなってきます。 雪面はクラストしているのであまりもぐりこむよう なことはありませんが、気温が上がると もぐりこんでしまうような気配を感じました。 天気が良すぎます。雪盲が心配になってきました。 |
| こんにちは八ヶ岳の皆さん 鋸岳の後ろに見える八ヶ岳連峰。赤岳が光っています。 あそこは風が強いんだよなあ。 |
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着いた着いた。 9時50分に仙丈岳頂上に着ました。 天気快晴。風力5。気温マイナス10度くらいでしょうか。 中央アルプスが間近に望まれていいですね。 来月は木曽駒から空木に行こうかな。けれども 宝剣の北稜と千畳敷の雪崩が怖いので考えたい。 夏にここに来たときには10人以上の人がいましたが 30分いて誰も来ませんでした。 |
| 素晴らしい北岳 北岳の御姿です。冬の北岳は久しぶり。神々しいですね。おそらく大樺沢ではそろそろ雪崩がおき始めている頃でしょうか。 冬の北岳も来年あたり登ってみようかな。一人じゃちょっと無理かな。 |
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どっしりしています これは間ノ岳です。間ノ岳へのダイレクトルートは皆さんの 共通の願いでしょう。心ある人は連絡ください。 |
| やはり甲斐駒はいい 甲斐駒が大きいですね。向こう側に山梨の町が見えます。昨日の雪でまた白くなったようです。私は日に焼けて真っ黒になってしまいました。 |
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塩見かもしれません 悪沢岳と赤石岳が遠くに見えます。両者とも夏にしか いったことがありません。一緒に行ってくれる人がいたら 冬にも訪れてみたいところです。 |
| 仙丈小屋も雪ノ下 仙丈小屋です。雪に埋まっています。カールの底、雪崩れそうなところに建っています。でも大丈夫なんでしょう。降りてみようかとちょっと思いましたが、登りがきつそうなのでやめました。 |
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ビバークの思い出。 鳳凰三山とアサヨ峰が見えます。 オベリスクがチョコンと飛び出ていますね。 以前鳳凰三山から甲斐駒に行った時は猛吹雪で前が 見えなくなってしまい、やむなくアサヨ峰の手前でツェルト をかぶってビバークしたことがあります。 稜線で荒れると怖いものです。 |
| 降りまーす!! さて、仙丈岳の頂には30分ほどいました。誰も来ないので自分の写真は撮れませんでした。後は自分のトレースを忠実にたどっていきましょう。温度が上がってきました。 |
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雪稜歩きはは風に注意したいもの 雪稜を歩く。飛行機が時々飛んできますが良く見えない ほど高いところを飛んでいます。風がそんなになかったので助かりました。 |
| 雪が深いぞ仙丈岳。 振り返ると仙丈がどっしりと腰を下ろしていました。 |
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| かっこいいぞ甲斐駒大明神 甲斐駒もここでしばらくお別れです。またくるね。ありがとう。 |
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アイゼンキックの思い出 小仙丈から急傾斜の下りが樹林帯まで続いています。 その昔、後ろを歩いていた人がすべりコケて、私の背中にスライディングをしたことがあります。アイゼンをつけていたのでザックに穴があいてしまいました。 結構急です。そして気温が上がってきたので雪が腐ってきました。アイゼンにくっついた団子になった雪を落としながら、ゆっくり下降していきます。 |
| バス停が埋まっているぞ 下降はアイゼンに着いた団子雪との戦いであった。 私のアイゼンはもう20年近く使っています。アイゼンバンドは何度か代えました。歯の方はヤスリで削ったりしたので短くなってしまいました。それでも信頼して使っています。近頃のアイゼンには底に板みたいなのが付いているようです。 アイゼンってどのくらい使えるもんでしょうか。 登りより長い時間をかけて北沢峠まで降りてきました。トレース後が増えています。スキーのトレースもあります。 気温はおそらくプラスになっていることでしょう。 |
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小屋はまだ雪ノ下 昨日は一日吹雪いていたので、今日は濡れたものを乾かすことにしました。シュラフとシュラフカバーを広げました。 まだ1時なので帰ろうと思えば帰れるのです。けれども渋滞に 巻き込まれるのも億劫だし、せっかく晴れていることだし、もう 一日ここですごしてみることにしました。しばらくして2人組が かなり遠くのほうでテントを立てているのを見つけました。 |
| 3月24日 晴れ さて、きょうは下山日です。ちょっと遅めに6時に起きました。 撤収してゴミ拾い。テントは凍っていましたがゴアテックスなので大丈夫。この前八ヶ岳に行った時はバラバラになってしまった苦い経験があるのでした。出発は午前7時。10分ほどのぼって北沢峠に到着。後はくだりです。八丁坂のジグザグの下りは雪が腐らないうちに通過したいもの。1時間ほどで沢筋に着きました。 |
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河原脇の道は積雪が結構あってトレースもシッカリ着いています。 リードもきちんと着いているので迷うことはありませんでした。 |
| いのしし太郎と対決、軽く完勝!! やっと日が差してきました。甲斐駒の脇から朝日が昇ってきました。一時間ほどで雪もまばらになってきます。 ゴロゴロした石で歩きにくくなってきました。 左側の再生林からいのししが飛び出してきました。捕まえようと思って石を投げたら、当たってしまいました。しばらくこちらを見ていましたが、地面をフンフン嗅いで崖を登っていきました。 |
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さようなら甲斐駒 道路は崩落が著しいので、時々中洲の中をあるきつつ、何とか河原の駐車場に着きました。振り返ると甲斐駒が遠くに聳え立っています。 まるで壁だな。白い壁です。 戸台に着いたのは午前十時。小屋の前で水を汲んで帰りました。 |