第2弾 知床・利尻・礼文 暑寒別岳全山縦走編

岩尾別温泉でヒグマと格闘!!
十勝岳から下りてきて旭川へ。そこからレンタカーで知床へ向かった。
ウトロから岩尾別温泉に入ったところで鹿の群れと熊に出会ってしまった。
北海道の熊は大きいな。毛並みも良かったよ。そのままやり過ごして羅臼岳の登山口まで。朝5時40分に出発。天気は高曇りだよ。
樹林帯ののぼりを暫く行くと、羅臼岳が見えてきた。どんな山なのかな。
水場は2ヶ所あって弥三吉の水という沢水がある。そこは沢山水が流れていたので沢山飲みました。もうひとつの水場は涸れていましたよ。
幸せの虹を発見!!
山の中腹にオホーツク海が見えるあるところがある。
そこで休んでいると、虹がかかっているのを発見。
きっとよい兆候に違いない。ぽんぽん。

羅臼平を過ぎたところで本格的な岩場の登りにはいった。ゴロゴロした岩場だ。目印がきちんと付いているので迷うことはないよ。
羅臼岳登頂おめでとう!!
ピークに立った。硫黄岳の向こうにオホーツクの海が広がる。ここは風が強くて、レインパーカーを着ていたよ。登山者が次々にやってきて賑やかだった。
返せ!!北方領土。
しかし、本当に国後島が近い。泳いでいけそうだが水は冷たそうだ。
北方領土は、はやいとこアイヌに返して自治区にしてもらいたいものである
アイヌモシリなのである。
知床5湖がみえる。ここは温泉もあるが熊がはいりに行くので注意したいものである。手ぬぐいは湯船に入れないようにしたいもの。ここから硫黄岳を登り
駆け下りて温泉に向かう。
知床といったら熊と温泉と言うことで、その二者を制覇すべく私も無料露天風呂に入ることにする。釜は三段になっていて湯加減はちょうどよかったよ。
ずっとお風呂に入ってなかったので気持ちよかったな。
熊にあって、山に登って、温泉にはいってたのしい知床山行であった。お名残惜しく、熊に遭遇した地点で思わずパチリ!
知床を離れ利尻・礼文に向かう。昨日は夜走ってわかんなかったが、北海道の道路は信号がなく、車も少ない。そして広い。これじゃ、高速道路は要らないな。振り向くと斜里岳が見えた。
稚内には夜遅く着いた。駅はすぐ閉めてしまったので公園で寝ようとするがいいところがない。フェリー発着所の近くに回廊状のプロムナードと言うところがあった。雨露はしのげそうなのでそこにテントを張ることにした。晩ご飯はビール3本と串揚げ。お腹いっぱいになった。しかしとんかつソースがほしいものである。寝ていると時々トレーラーが近くを走り過ぎ、地面がすこうし揺れた。
翌朝早くは雨が降っていたけれど、船が礼文に着く頃にはすっかり晴れ上がっていた。カフカという港に接岸。近くの貸し自転車に入ってママチャリを借りる。1時間500円。4時間以上は一日料金で2000円。スクーターやマウンテンバイクなどもあるよ。店のおじさんは良い人で荷物を預かってもらった。
カフカの港から気持ちのよい海沿いの道を走ること
20分礼文岳の登山口に着いた。今のところ、
キトウスの登山口は閉鎖されており、内路の登山口しか開いてない。エアリアマップにはそこの記載がないので注意!。内路の登山口は看板が出てから5分ほど離れたところにある。
走っていると、海岸で拾った昆布を束にしている
おばさんがたくさんいた。わたしも帰りに昆布を拾っていこうと固く決心するのであった。
礼文岳は樺の木、栂、樅の樹林帯を過ぎると、熊笹の茂っている明るい登山道に変わり間近に頂が望むことが出来る。遠足にいい山だな。
礼文岳登頂!!
登山口から1時間ほどでピークに到着。利尻岳が海からそびえたっていたのは壮観なながめだな。ピークには名古屋からきた青年がいてぼやいていた。稚内のすし屋と旭川のラーメン屋が期待外れだったらしい。職場のOさんによく似ている。私はコンビニのおにぎりとスーパーの串揚げ以外は食べていないので余裕の対応をしたものだ。
ふふふ。
礼文は山に登るのもいいけれど、西側の島巡り用の山道を歩くのもいいみたいだよ。スコトン岬から海岸沿いに笹を突っ切って伸びる道だ。
山を降りると明るい樹林帯を歩く。オホーツクの海を常に目の前にして快適な山歩き
必殺!コンブとり大合戦!!
登山口に下りてきて、自転車に乗って海岸を散策しました。ウニむき館にいってカニやホッケをいっぱい見ました。その後立派な海中公園へ。カモメが沢山飛んでいてこちらを横目でちらちら見ている。昆布を取りに海に潜るが何もいませんでしたよ。
さて港に帰ってきたらヘンな集団が踊り狂っていた。離岸するフェリーに向かって歌を歌ったり旗を振ったりしている。近くの人に聞くと、ユースホステルのお客さんたちが島を離れるお客さんの見送りに来ていると言うことだった。
みているとなんだか恥ずかしくなってきた。
フェリーに乗り込んで一服。目の前に礼文のレンタル自転車屋さんがみえた。
ここの自転車のおかげでいろんなところに行けてよかったな。島をひとまわりしてみるのもいいかもしれない。今度着たときにはそうしよう。

さよなら礼文島。山は高くなくとも明るく気持ちの良いところだったなあ。
礼文をでて40分くらいで利尻港に着いた。港の近くの商店街で食料を調達したあと、きょうの宿泊地利尻北麓キャンプ場にはいる。港から40分くらい。途中に市民温泉がある。ここにはコインランドリーもあって登山者には助かるところですよ。
翌日の朝6時から利尻岳に登りはじめる。5合目までは針葉樹の樹林帯。合目ごとに携帯トイレ用の小屋があって山を大事にする地元の人々の心意気が感じられる。登山口には甘露水という湧き水があった。たいへんおいしい水だよ。南アルプスの泉水峠の水に匹敵します。あと菊池渓谷の水にも勝るとも劣らない。5合目くらいから傾斜がでてくるよ。
8合目の長官山から利尻岳を望む。たいていのガイドブックにはここから撮った写真が掲載されていると思う。良いもんね。きょうは天気はよくないけれどここにきたらガスも雲も晴れて綺麗に見えたのはうれしかった。30分ほどとどまってスケッチをしたよ。この近くに避難小屋があります。右側が棚状になって寝れるようになっています。丈夫な小屋です。
長官山から少し下ってまた登り返します。急登で火山性の砂礫が登山靴でえぐられて歩きづらい。のぼりより降りに神経を使うだろうな。滑りやすいところにはフィックスがはってあるけど基本的にはそんなのに頼らないように慎重に行動したい。雨が降ったらたいへんだ。頂上間近の分岐でローソク岩を望む。屹立といった言葉が良く似合う。ここは以前冬に登ったけれども、ジャンダルムより長かったような気がしたよ。岩は脆いですがカチカチに凍っていました。
利尻岳登頂おめでとう!!
分岐から5分ほどで利尻岳の山頂についてしまった。立派な祠が建っていたよ。長年の風雪に耐ええもいわれぬ風格が漂っている。頂上からは北海道の本土も見えました。鬼脇の稜線は険しく、礼文島も見えました。30分ほど頂上にいましたが、雨が降りそうなので降りることにしました。やはり降りのほうが神経を使ったのであった。降りきったところで雨が本降りになってきたので避難小屋に入ってやり過ごそうとしたが、なかなかやみそうにもない。そのうち頂上から降りてきた人たちでいっぱいになってきた。小止みになって来たので小屋を出ることにした。
雨は次第に強くなりどしゃ降りになってきた。道は沢から滝に変わってきたよ。
大きな岩がゴロゴロ落ちてくる。面倒くさくなったので走って降りることにした
。どこを歩いてもぐしゃぐしゃでした。けれども甘露水あたりでは雨は降った跡がなかった。きっと5合目より上で降ったに違いない。だいぶ濡れてしまったので温泉にいったが、着替えを忘れてきたのでスーパーで食料をかって帰りました。その日は相撲中継をききつつご飯を食べました。
翌日は快晴。近くにポン山(400mくらい)という面白い山があるので登ることにした。この写真は分岐。20分くらいで登れるお手軽な山でした。道は明るく、傾斜は緩やかです。甘露水から左に折れます。
ポン山登頂!!
ポン山の頂上からみた利尻山は雄大でありました。ここで暫くスケッチしたあとにお昼寝をする。頂上の雲も晴れてすっきり。
振り向くと利尻の飛行場とその向こうに礼文岳がぽこんと盛り上がっていた。
ポン山をおりて港へ歩き始めると車が停まってくれたよ。久しぶりのヒッチハイクをした。ユニック車の二台だったのでブームから伸びるフックがブラブラして少しこわかった。運転手のおじさんはいい人でした。中学校に行くということで、港の少し手前で下ろしてもらったよ。
出航まで暫く時間があるのでお土産を買いに港前のお土産屋に入る。向かっていちばん左の福士商店は利尻岳カウベルがあってよかった。おばさんも親切で5個買ったら値引きをしてくれたのでたいへんお得でした。けれども、他の店には利尻岳カウベルがなかったのはなぜだろう。
11時に出航。さよなら利尻岳。40分くらいで稚内のフェリーターミナルに着いた。フェリーにはカモメがたくさんやってきてお客にエサをねだっている。
ヒョイと投げると飛びながらぱくりともっていく。器用なもんだな。ぱちぱち
稚内の町はロシア人がよく来るので店名もキリル文字でかいてある。異国情緒満点の町でした。大きなスーパーに行き食パンとコロッケを買いました。外に出ると焼きたてホタテが80円。それも買って公園でサンドイッチにして食べたけどコロッケはひどくおいしかったのが印象に残っている。もちろんホタテもおいしくいただきました。
ああ!サロベツ原野
公園でサンドイッチを食べながら考えた。次はどこに行こう。地図を見ていたら暑寒別岳というのが留萌の近くにある明日はここに登ろう。他にもサロベツ原野もある。原野ときいて心が騒ぎ早速行ってみることにした。サロベツ原野館
から眺めていると紙ヒコーキみたいなものにのった人たちがいた。風の音だけが遠くからしてくる。
サロベツ原野から天塩ラインにのって留萌に向かう道すがら、初山別という町で夕暮れになった。そう
「晴子情歌」の舞台になったところなのである。日本海に沈む夕日が素晴らしいのでパチリ。確かこのあたりに天売島がみえるはず。
暑寒別山荘に着いたのは9時過ぎていた。設備の整った綺麗な小屋なので驚いてしまう。お布団もあってうれしい。炊事場も綺麗でたくさんの人たちが寝ていたよ。今夜はここでぐっすり眠ることが出来た。いい小屋だなあ。入口が良くわからなかったけれど1階にあったよ。
朝6時に小屋を出発。5合目までは緩やかな傾斜の明るい樹林帯。
地元の人もたくさん登っていましたよ。
5合目を過ぎると傾斜はきつくなってきます。特に頂上台地直下の傾斜はひどかった。固定ロープが張ってあるけれども滑りやすいので、下りには特に注意したい。上りきるとただっぴろい頂上台地に到着。振り向くと日本海に浮かぶ天売島がぼんやり見えていました。
祝!暑寒別岳登頂!!
ひろい台地にぽこんと道標が建っている。そこが頂上でした。向こうに増毛山地の山並みが広がっていました。冬に来てみたいなあ。頂上には青年の二人組みがいてパンをむしゃむしゃ食べていました。彼らは雨竜沼から来たそうです。そこの山小屋にはなんと電気までが通っていたそうです。びっくり。

さて、北海道最後の山も後にすることになってしまった。ありがとう北海道の山々よ。いい経験が出来ました。登らしてくれてありがとう。暑寒別岳の下りでは、ツチノコによく似た小蛇となにか勘違いしたへんな外人のカップルに遭遇したのであった。
暑寒荘に降りてきたのは11時。昨日はこの小屋のおかげでたいへん助かりました。北海道の山は避難小屋がしっかりしていますね。10日間のうち半分ほどは避難小屋に泊まらせていただきました。使った後は掃除をきちんとしておきましょうね。
ありがとう!北海道の山々
およそ10年ぶりの北海道山行であった。
だいたいの行程
9月8日・9・10日
旭岳〜トムラウシ岳〜十勝岳
9月11日・12日
羅臼岳〜硫黄岳
9月13・14・15日
礼文岳・利尻岳・ポン山
9月16日
サロベツ原野・暑寒別岳

使ったお金は3まん5せんえんくらい。

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