北海道山行記 大雪山・トムラウシ・十勝連峰編
2002.09・08〜09・10
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9月8日 晴れのちくもり 羽田を7時20分に出発。旭川に着いたのは9時になっていた。東川小学校前の旭岳温泉行きバス停までタクシーを使う。15分ほど。2500円。運ちゃんが今年は天気が悪く8月に雪が降ったと言っていた。旭岳温泉までは約1時間。山行でタクシーを使うのは初めて。バスはこの便を逃すと午後になるので特別だ。リフト駅でガスカートリッジを購入。プリムスのカートリッジが650円。水を4Lトイレで補給、ザックの重量は30kg弱。。リフトで姿見駅へ。15分ほどで到着。客が多かったので臨時便だ。午前11時。いよいよ長い山行の幕開けだ。旭岳はいまだ噴煙をあげている生きた山だ。登っていると硫黄の臭いが風に乗ってやってくる。 |
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旭岳には1時間少しで到着。登山客は多い。最初は階段だが、後半は岩稜帯の急登り。ややガスが濃くなってきた。黒岳方面の稜線がうっすら見えている。旭岳の下りはザラザラの急斜面。落石はないものの滑落には注意したい。ここを降りきったところにキャンプ場がある。流水有り。旭岳を過ぎると、登山客は極端に少なくなってしまう。写真は山頂から見た北鎮岳方面の尾根。 |
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旭岳山頂から小一時間ほどで北海岳に登頂。ここまでは静かな登山道。人はいない。北海道の山は台地上の高原を歩く感じだ。遠くトムラウシを望む。ガスが幾分晴れてきたようだ。 |
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白雲岳の分岐から15分ほどで頂上に到着。1パーティーが先行していた。直下からガスが沸きだしてきたのでトムラウシ方面は見えなくなってしまった。 |
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白雲岳を下る。途中からガスも晴れてきて、烏帽子岳方面が見えてきた。直下は岩稜帯の急斜面。そこを越すと明るいなだらかな道。ここから白雲岳避難小屋まで30分。白雲岳山荘はかなりの流水量があり涸れることはないようだ。 |
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白雲避難小屋を過ぎると忠別避難小屋まではテントサイトがない。まだ早かったので、忠別岳避難小屋まで行くことにする。誰もいない、ただっぴろい高原を歩く。開放感があり快適だが、熊が出そうで少しこわい。ザックには熊よけの鈴をつけている。この時間で午後3時くらい。 |
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忠別岳山頂はガスで展望は悪かったが、降りている途中でガスが晴れてきた。そこで1枚撮影。ここから左に折れて忠別岳避難小屋へ。小屋は大きく迂回した下りの沢筋に建っている。分岐から30分ほどかかる。道は途中でわかりづらくなっている。別の道があるみたい。水は小屋前の雪渓からとる。まだ大分残っていた。小屋には5時30分に到着。きょうの行動は6時間30分。小屋に先客が1名。北海道の山の話や水場の情報を仕入れる。ご飯は五目御飯ととん汁。行動食はチョコレート。8時に就寝。 |
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9月9日 晴れ 忠別避難小屋を5時に出発。五色岳までは這松のトンネルいい加減嫌になったころ。突然山頂が出てくる。這松の朝露でずぶぬれ。朝の行動時は必ずレインパーカーを着用してください。半端な雨より濡れます。五色岳を越えるとタダッピロイ湿原の中を木道が走っている。神遊びの庭というだけあって素晴らしい。化雲岳分岐から左に折れてトムラウシへ向かう。 |
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トムラウシを目指して歩く。日本庭園と呼ばれる岩とハイマツのコントラストが素晴らしい。北アルプスの燕岳とはまた違った趣がある。 |
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トムラウシ岳の登り口にある大きなお池。魚はいないようだ。青空に映えて綺麗だな。 |
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トムラウシの山頂。麓の池から30分ほどで着く。8時30分。朝から出ていたガスも晴れまずまずの展望となった。向こうに見えるのは石狩岳方面かな。トムラウシは北海道の人に人気がある山だ。 |
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トムラウシ山頂より十勝岳方面を望む。きょうはどこまで行けるかな。ここを降ると南沼キャンプ場。水場があるはずだが見つからなかった。 |
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北海道の山は森と湖沼がメイン。かなり低い標高からハイマツ帯が始まる。こんなところに熊がいるんだろうな。ここは三川台付近からみた景色。 |
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トムラウシを越え、コスマヌプリなどいくつかのピークを乗越すと急激な降りに入る。ココまではアップダウンが激しくしんどいところ。降りきったところが双子沼キャンプ場だ。水はあるにはあるが、溜まり水。サイト場もゴミが散乱していてる。全体に暗くジメジメした感じである。ここで2時くらい。熊が隠れていそうだ。余り泊まる気がしないので先を急ぐことにした。 |
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オプタテシケ山の登り。登山道は明瞭でない。岩稜帯をひたすら登っていく。双子沼からの高度差が結構あり疲れるところだ。稜線に出るとなだらかな登りとなり、10分ほどで山頂の標識に出る。風雨が強くなってきた。ガスで視界も無い。ココで外人の女性2人組みのパーティに出会う。明るい人たちだ。オプタテシケを降り、再びベベツ岳の登りに入る。風雨とガスで正直辛いところだった。ベベツ岳を降りきって美瑛避難小屋の分岐。右に折れて10分くらいで小屋に到着。5時10分。30分ほどで後続の外人女性パーティーが入ってくる。水場は涸れきっているので小屋周辺の水溜りを汲んで炊事。沖縄県から来た単独行の男性も6時くらいに入ってきた。北海道の山・沖縄の海の話なんかをする |
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9月10日 翌日はド快晴。星の瞬きがうれしい。4時に起床。それにしても冷え込んだ朝だ。小屋は広くて清潔だ。沖縄の人は3時ころから身支度。外人パーティーは遅くまで歌を歌ったりしていたので高いびきだ。おかゆと味噌汁を食べて、小屋の掃除をして5時に出発。美瑛富士が美しい。昨日はガスで見えなかったオプタテシケの稜線をみるとほんの至近距離。見えないと距離感が狂うものである。 |
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小屋をでてなだらかな登り。目の前に朝焼けの美瑛岳を望む。これ以上ないほどの上天気で足取りは軽い。分岐から左に入り美瑛岳の登りに。岩稜の急斜面。 |
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美瑛岳山頂付近から十勝岳を望む。十勝岳も噴煙たなびく生きた山。 今回の山行の前半部は旭岳から始まり十勝岳で一区切り。 山頂付近の稜線は十勝側がすっぱり切れて高度感がある。 |
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美瑛岳山頂に着く。6時。360度の展望プラス快晴。幸せなひと時。ここでデジカメの電池が完全に無くなる。思ったより長持ちしたな。しばらくのんびりと過ごす。 |
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十勝岳の登りから見た美瑛岳の雄姿。ここからの展望はとてもよかったな。 |
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美瑛岳を降り十勝岳の登りに入る。ザラザラの岩砂と侵食の進んだ山肌。緑は無く人っ子一人いないので、月の世界みたいだ。登りはザラザラの急斜面で踏み跡がたくさん。注意してほしいのは、右側のざらざらの急斜面には踏み跡がありますが足を踏み入れないようにしてください。滑落した人がいました。分岐票みたいなのがあるけれど間違っています。左側のなだらかなコルを目指して歩きましょう。そこを乗り越すとどーんと十勝岳が見えてきます。それがこの写真。 |
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十勝岳山頂に到着。7時50分。風がものすごく強い。寒い。でも良い天気で幸せ。頂上には祠があり、山行の無事と登らせていただいたお礼がてら参拝。先客の青年と写真を撮りあう。その後埼玉から来たおじさんや地元のおじさんが登ってきて賑やかになる。青年は下から2時間ほどで登ってきたと言っていた。今から降れば10時27分の白銀温泉ー旭川のバスに乗れるやも知れぬと急遽予定を変更。8時30分に山頂を後にする。 |
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山頂から上ホロカメトック山を望む。降りは岩稜とザラザラした砂場の急斜面。望岳台まで一気に下る。 望岳台は観光名所。立派な売店や案内板がある。ここまでくるとサンダルを履いたハイカーが目立つようになる。 しかし望岳台から白銀温泉までがロードで結構きつい。それに暑い。途中希望橋という橋を渡る。さっきの青年は望岳台から登った時間を言ったのだなと思う。 私はロードは苦手なのであった。 |
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10時20分に何とか白銀温泉バス停に到着。 2時間で降りてきてしまいもったいない気がする。 しかし写真はきちんと撮影。バス停前にお店がありバスの料金カードを購入。1000円。200円お得とのことだった。バスは10時25分に来た。ぎりぎりだったな。これから旭川に戻り知床方面の縦走に入る。それは第2弾で。 |