私は、2002年9月から10月に、掬水へんろ館でアンケート調査を行った、筑波大学の学生です。皆様のご協力によって無事に「四国八十八ヵ所から探る長距離歩道整備の方向性」というタイトルで論文を完成させることができました。ご協力ありがとうございました。今回は、インターネットによる調査結果を報告させていただきます。

 私は、長距離歩道とは環境学習効果・自然学習効果、また精神的肉体的健康の向上効果を持つ、大きな可能性を秘めた、野外活動の場と考えています。しかし、現在の日本には、東海道自然遊歩道・関東ふれあいの道・四国の道などいくつかの長距離歩道が存在していますが、利用者数は極めて少ない状態です。そこで、本研究では、多くの人を惹きつけることが可能な長距離歩道とはどういったものであるかということ探るため、約1200年もの歴史を誇り、現在も各地から多くの人々がやってくる四国八十八ヵ所巡りを長距離歩道として捉え、長距離歩道の方向性を導き出すことを目的としました。
 
 本研究において、四国八十八ヵ所巡りをレクリエーションの観点から捉え、長距離歩道として扱いました。それは、四国八十八ヵ所が私を含めた多くの歩き遍路から愛される理想的な長距離の道であったからです。決して、四国遍路を軽視したためではありません。
 

筑波大学大学院 生命環境科学研究科 自然地域計画研究室

黒沢 周

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