
誰が考えたんだ!? この縦走! 20時間・40km!!
我々へなちょこ山岳会は、今年のメインイベント「越後三山たらいまわし縦走」に向けての強化合宿と称して、手始めに大菩薩嶺縦走を敢行した。当然ながらこの狂ったプランは地獄のプランナーによるものである。
計画書が届いたのが山行出発2日前という、誠に計画的なプランである。へなちょこ2号と3号に反論の余地を与えない用意周到さであった。
4月27日に多治見・名古屋組は静岡へ向けて出発。28日の午前3時に集合し、山梨はJRの塩山駅を目指す。塩山駅に5時到着、そのままタクシーに乗り換え、落合は神金第二中学校入口へと向かう。その登山口からハンノキ尾根を登り、鶏冠山を経由して横手峠、六本木峠を経てまるかわ峠から大菩薩嶺へ登り大菩薩峠へ。
大菩薩峠から石丸峠を経て小金沢山、牛奥ノ雁ノ腹摺山、黒岳、湯ノ沢峠、大蔵高丸、ハマイバ丸、大谷ヶ丸、滝子山を踏破した後、JR初狩駅まで降り立ち、塩山駅まで戻るという狂ったプランである。
どれくらい狂っているかは、ぜひ地図で確認してもらいたいものだ。
我々は午前6時に中学校入口より入山、登山を開始した。
天候はうす曇、気温は5度くらいであろうか、吐く息が白い。
登山口の標識が何も無い割にはしっかりした登山道である。広葉樹を敷き詰めた登山道はやわらかく、非常に歩きやすい。ホーホケキョと鶯が鳴きまくっている。
樹林帯の為、尾根の割には眺望はほとんど望めない。
1時間弱で鶏冠山と横手峠の分岐点に到着。2号と3号はさりげなく横手峠への道を移行とするが地獄のプランナーにルートを修正される。
分岐点から30分強で鶏冠山に到着。相変わらず平坦路・緩やかな登坂には強い。鶏冠山からはるか遠方に目指す大菩薩嶺が姿を現す。
「おい、おい、ずいぶんと遠いじゃないか!」先頭を行く3号。
「ひえーーーー! 確認終了! 下山!」とは2号の声。
1号はまったく聞く気が無い様子で黙々と登る。コノヤロ!
このあたりで天候が良くなり始め、春霞の向こう。大菩薩嶺の少し西側に富士山がうっすら姿を現した。
3号:「なに興奮してんだ?」
1号:「見えたよ! 大菩薩!」
山岳地図にも書いてある通り、急登も危ない場所もなく、へなちょこ向きの山である。
しばしの間、眺望を楽しんでからまるかわ峠を目指した。まるかわ峠までの登山道は整備された道で、樹林帯の中を進む為に展望を楽しめない事を除いて非常に良い道である。ただ、樹林帯といっても尾根なので水が無く、夏に向けての水分には気をつけたほうが良さそうである。
ここに気が付いたが、携帯電話の電波状況が非常によろしくない。docomoもTU-KAもダメである。docomoを除いてあとの携帯は途中でバッテリー切れとなる。
相変わらずへなちょこ山岳会の食事は豪快である。ラーメン、シチューカレーにスープetc・・・
あー、これこれ! 1号! ラーメンの鍋もってウロチョロするんじゃない! セルフタイマーで撮影中だ!
昼食を取り終えたあと、まるかわ荘を見て回る。しっかりした小屋のようである。
まるかわ峠から春霞にぼやける富士山を尻目に出発する。
ここから1時間少しで大菩薩嶺であるが、峠を出たところでやっと本格的な登山道らしくなった。本日初の登坂らしい登坂にへなちょこ2号は「おぉ、登山らしくなったじゃないか!」とうれしそう。
登山道の両端には花がチラホラと咲いている。しかし登坂も長くは続かず、またダラダラしたのぼりを続ける事となる。
なんじゃかんじゃ言って大菩薩嶺に到着。
このへなちょこ山岳会には珍しい3ショットである。なぜだか3人で写っている写真はほとんど無い。実は仲が悪いのだろうか?
地図や資料にあるように、本当に樹林に囲まれていて展望はない。山頂に来たって感じがあまりしないのはこのせいだろうか。少しはなれた雷岩まで行き、軽く食事をとることにした。実に良く食べる。
山頂よりもこちらの方が眺めがよい。
賽の河原を抜けて大菩薩峠に向かう。
予定では、ここ大菩薩峠にある「介山荘」泊か調子がよければ5時間ほど先の「湯ノ沢峠非難小屋」まで足を伸ばす事になっている。
2合と3号は調子に乗って「おし、行くぞ!」と嘘か本当かわからない気合を見せるが、1号の判断で介山荘泊となる。実際にはあと5時間も歩ける訳はないのだ。本人達が一番良く知っている。
ただ、翌日の行程がアップダウンは少ないものの約25km・11時間の行程になる事を恐れていた。
介山荘では素泊まりとし、毎度のごとく食事は自分達で作る。この山荘には珍しく自炊する人たちが少ない。
上日川方面からハイキング程度で来れるからかもしれない。
夕方から焼酎、BEER、バーボン、ウイスキー、ワイン・・・
何でもござれ状態のまま睡眠不足と疲労と酔いと満腹感により次第にスヤスヤスヤ・・・
また明日・・・
明日に続く