南木曽岳

登山口までの気分は GREAT 矢沢だ!



季節もよくなり、そろそろアルプスへ挑もうとしたへなちょこ山岳会。
しかし、北アルプスや中央アルプスにはまだ雪が残っているだろうし、
南アルプスはひとつの山がでかいから いきなりでは辛いしなぁ。
と、いつものへなちょこぶりを計画時から発揮!

結局のところ、中央アルプスに近くて我が家にも近い南木曽岳に決定した。
というのも前回の恵那山を登るときに、地図を見ていたら
「なんだ、手頃ないい山があるじゃないか!」
「今回はこっちにしようか?」
などと、登る準備は出来ていたようなものだったのである。
標高は恵那山よりも低い 1,679mだったりする。

全工程で5時間くらいのお手軽登山である。
国道19号線のコンビニで弁当を買い込み、いざ登山口へ。
今回の移動中のBGMは何故かあの「永吉 矢沢」さんである。
2号と3号は顔を歪ませながら「GREAT 矢沢」になりきって熱唱!
傍から見れば「早朝から何やってんだ、あの愚か者達は!?」
と言われても返す言葉も無い間抜け面である。

南木曽温泉方面からの登山道入口の駐車場は地図上では10台とされていたが、
本当にそのとおりである。詰めれば12,3台といったところであろうか。
我々は8台目であった。そんなにたくさん来ないだろうと甘く見ていたが危なかった。
ただ、ここまでの道はオフロード車にはごく普通の道だろうが
へな3号の高速巡航用の車では下っ腹を擦りそうな道である。

駐車場で朝飯を食っていざ出発!


30分ほど林道を進んだところで登山道へ。
栂や翌檜、檜の樹林帯の中を進む。
「つが」「あすなろ」「ひのき」と読むんだぜ。
読めなかっただろう!?
今まで草木の名称が皆無に近いくらい出てこなかったのに
なぜ今回は樹木の名前が出てくるかって?

ふっふっふっふっふ・・・


栂この看板さ、この看板!
山の博物者なる2号が勉強するわけないじゃん!
ましてや3号は???
の状態なのに詳しくなってしまった。
登山道の両脇に主だった樹木の解説が並んでいる。

すばらしい!

しかし、どことなくどこかの植物園に来たようで登山気分が出ないのは仕方がない。


南木曽岳の登山道の面白いところは時計回りの一歩通行だということである。


分岐点剣岳の山頂付近などは「カニの縦チン」「カニの横チン」
(本サイトの山行紀「剣岳」より)
のような危険なところがあるために一方通行にしているところがあるが
この山で一方通行はよく分からない。
頂上直下に飲酒登山の検問でもあるのだろうか?

今日は大丈夫!
アルコール類の持ち込み無し!


ここからダラダラした樹林帯の中を進むが
木陰になっているために比較的すずしい。

途中、金明水という水場があるのだが枯れているようである。
今年が水不足である予兆であろうか?

20分ほど行くとそれなりに急なところが現れる。


しかしこの登山道はよく整備されており
急なところは木製梯子が取り付けてある。

実際には歩幅が合わなかったり横棒が細かったりして少しおっかない。
悪天候時には足元が滑るのを防ぐのに効果絶大であろう。


そんな登山道をしばらく行くと時々視界が開けるようなところに出る。
気温も上がり、かなり暑くなってきた。

さらに登る事、約15分。
地図にもあった鎖場の登場である。
これまでにそこそこの標高の危険マークのある山をこなしてきた我々には普通の登りである。


へなちょこ2号を3号が追跡撮影する。


12


2号が取り掛かりで「よいしょっ」と・・・
後を追うへな3号は鎖が嫌いなのでカメラ片手に「ホイッ」と・・・



3


鎖も登坂もそれほどたいした事はないが
岩場に取り付いているワイヤーが邪魔くさい。



56


とりあえず2号はお疲れさま。
3号のファインダーから2号が消えちゃった。


ズンドコズンドコ登っていくとクマザサが現れる。
この頃には日陰がなくなりかなり暑い。

ひらけた所で後ろを振り返ると前回登った恵那山がハッキリ見える。
でかい山だ。


恵那山




鎖から1時間弱、頂上に到着。
恐ろしいほど達成感の無いピークハントである。
眺望はほとんど無し。大菩薩嶺を思い出させる。

頂上には神様が祭ってあり、そこから北西方向へ数m行くと大きな岩があり
そこが展望ポイントとなっていた。
岩の上からは北北西の方向に御嶽・乗鞍岳が見えた。


御岳御岳と乗鞍岳


左の写真が御岳、右の写真の左が御岳・右が乗鞍岳。


しばらくするとそこも込み始めたので移動して見晴台へ行って昼食にすることにした。

頂上から10分行くか行かないうちに見晴台が見えた。
そこらじゅうに大きな平べったい岩が点在していて
各自がそれぞれの岩の上で食糧を広げている。
我々も適当な岩を見つけてコンビニ弁当を広げた。

なんとも味気ない・・・

いつもならもう少し活気のある食事になるのだが今回は仕方が無い。
お手軽登山なのだから。

それでも食後は贅沢にインスタントカプチーノなんぞを作っちゃったりして。


見晴台近辺からは中央アルプスが一望できた。


中央アルプス左の方の山並みが木曽駒ヶ岳
中央付近の黒っぽいところが檜尾岳・熊沢岳
右の白っぽい山並みが空木岳・南駒ケ岳


この山並みを見て決定。
次の山行は中央アルプス空木岳〜木曽駒ヶ岳の縦走!
なんとも単純な発想であるが、
おそらく登山をするもの達は同じような発想でまた登るのであろう。


木曽駒ヶ岳空木岳



右写真の中央奥が空木岳である。
左写真の木曽駒ヶ岳はどれか不明。
多分、左から3番目の高いピークが木曽駒ヶ岳であろう。
その横にちょこんと尖った黒いピークが宝剣岳・・・
かな?
いやいや、宝剣岳は手前の黒い三ノ沢岳の向こうに隠れているような・・・
まぁ、いいや。
必ず登ってやる。待ってな。
ふっふっふっふっふ・・・


腹もふくれたし、天気はいいし、風は気持ちいいし
とくれば・・・


うっ、睡魔が・・・


お昼ねすかー
ぴゅー
しゅるるるるる・・・・・

3号さんは恒例のお昼寝タイムに入りました。

Don't disturb!
(起こさないでくだちゃい!)



(2号の隠し撮りにて)



絵描きさん


3号が起きると2号は絵描きさんに変身していた!


3号が昼寝から醒め、2号が絵を描き終わるころには
日は完全に真上にあった。

あっちーーー・・・


なんじゃ、この暑さは。

帰りがけに見晴台にある避難小屋をみてみることにした。


避難小屋「おぉ、割と綺麗じゃないか!」


中も覗いてみたが、思っていたより避難小屋は綺麗で快適そうである。

見晴台を後にして、なんだかよく分からないけど
摩利支天に行ってみる事にした。
至る所に出てくるけど摩利支天って何なんでしょ???
ぼくらにはよくわかりましぇん。
大抵、高台の見晴らしのいいところにあると思うのですが・・・  ???

摩利支天近辺には綺麗な花が咲いていた。
当然名前は解りません。
本当にそろそろ勉強を始めなくてはという気分になってくる。


何の花?何の花?



摩利支天を出て少し行くと下りの鎖場があった。
やっぱり我々には必要の無いものだった。
こちらも急な下り坂なので悪天候時に利用する程度のものなのだろう。
悪天候時に登山しない主義の我々には永遠に必要の無いものかもしれない。


そんな急な下りもなんなくこなし、
気温が上昇する中、元気に下って行く。


相変わらず青空が広がり
樹林帯の木陰を歩くが、
この近辺は割と風の通りがよく涼しい。


木漏れ日キラキラ


頭上を振り仰ぐと太陽が光と熱を降り注いでいるが
木々の間から見える太陽は、木漏れ日キラキラで
なかなかロマンチックである。
こんな状況の中で煩悩和尚と雑念坊主の取り合わせでは
ロマンスなんて生まれるわけが無い!

もったいない!

生まれるとしたらエロスくらいなもんだ。


とにもかくにも難なく下山して南木曽岳制覇。
早速、車で移動して太平街道にぶつかったところの南木曽温泉に向かう。
ところがこちらは駐車場にかなりの車があり、我々はすぐさま駐車場を後にする。
道路と反対側の「あららぎの湯」に向かい、そこで風呂と休憩をすることにした。

こちらの温泉は小さいが人も少なく快適である。
風呂は檜風呂でアルカリ泉かと思われる。
ぬるめの湯だが悪くない。

湯船から外を見ようとするのだが、簾が庭を覆っていて景色が見えない。
2号と取っ払っちゃおうか? なんて話していたが他の入浴者もいるのでやめた。

風呂上りにスポーツドリンク類似品を飲んで休憩した後、名古屋に向かった。
この日の夕方からは後輩の結婚式2次会とWorld Cup 日本-ロシア戦 が待っている。
気をつけて帰ろっと。


2号と3号は空木岳制覇をもくろみながら南木曽岳を去っていったとさ。




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