L那須(記)・平原・佐藤(昭)・岡山
出発のときから雨、トンネルを抜けても雨、気がめいって来ましたが小出に着く頃には雨もあがり、泣沢避難所で待っていた昭ちゃんと入山祝い、明日の天気を願い仮眠です。 9月7日 4時起床 雨は降ってはいないが曇り空、天気予報は芳しくない。 水が増えていないことを望み6時20分出発。黒又川本流は平水。胸をなでおろして杣路を下降するが、歩きずらくてすぐに汗が吹き出る。30分程でたまらなくなり沢におりる。降りたらすぐに泳ぎ。水は冷たくなく熱くなった体にはちょうどいい。 4時間で赤柴沢まで下れたら、魚止めで50cmを釣って・・なんて思っていたが、そうは問屋が卸さない。赤柴沢出会い着が11時30分だった。 本流の下降はそう難しい所はなく、楽しく泳ぎ下れる。途中3ケ所ほどかるく巻く所があるが、そのうちの1ケ所はエイ面倒とばかりに飛び込んで泳ぐ。約2名ほど巻き込みにもっていかれそうになるが、岩にへばりついてなんとか脱出。顔は笑っていたが、こめかみが引きつって見えたのは私だけか?。 岡ちゃんと昭ちゃんが、ハヨ止めの淵で騒いでいる。「50cmはあったな。」「いや60cmはあった。」などと両手の幅がだんだんひろがる。里佳ちゃんも「尺イワナと一緒に泳いじゃった。」などと言ってる。私には走り回るチビイワナしか見えない。竿を出したいところだが、先が長いので我慢。楽しみは先に取っておく事にする。 赤柴沢出会いには、ブルーシートが一張り張ってあった。釣り人のものか?これで赤柴の遡上止めもあきらめる。遡行に専念しよう!我々は沢屋なんだ! 昼のラーメンを食べ、12時ジャスト遡行開始。なんとかゼンマイ沢までは行けそうだ。4mCSの遡上止めを横目で見ながら左をかるく巻き、泳ぎを1ケ所まじえ2の沢3の沢と見送り絶好のテン場に着く。里佳ちゃんの色っぽい目を無視。 ここで二人の釣り人?と会う。「つれました?」「イヤア小さいのが少しだけ。」 もう一人は「我々は地質調査にきてるんです。」地質調査の人も魚釣りは好きらしい。 この頃から雨足がだんだんと強くなる。峠の沢1時50分。ヨモギ沢2時10分。 だがヨモギ沢の水が濁ってきている。雨は豪雨状態。上流も真っ白にけむっている。 撤退!逃げの決断は速い。未丈ガ岳は諦めなくてはならないが、こうゆう状況ではやむを得ない。下のテン場まで逃げ下る。 峠の沢の出合いまで来たときだった。濁りが強くなり水嵩が一気に増えてきた。 「やばい上に登れ!」あわてて岸によじ登る。あっと言う間の増水だ。4人とも左岸ではあるが、峠の沢をはさんで岡ちゃんと里佳ちゃんは上流、私と昭ちゃんは下流にいる。しばらく様子を見るが、水は治まりそうになくますます増えそうな気配さえする。峠の沢は濁りもなく、水量も多くない。峠の沢に降りてテン場を探す。 雨の中のおすわりビバークは願い下げだ。沢を少しはいった所に絶好のテン場があった。まるで我々が着くのを待ってたかのように草のベッドが用意されていた。ついているのかいないのか。ともかく、せっかくの峠の沢の歓待に第3(?)の目的である宴会の準備にかかる。明日は峠の沢を遡行しろということだろう。気が楽になった。疲れの為か草々に寝てしまう。 9月8日曇り 5時起床 8時出発と決め、1時間程竿をだすが、あたりすらない。課題を残したまま出発。 峠の沢は一度下降に使った沢ではあるが、ほとんど忘れている。「ノーザイルで降りられたのだから、なんにもないよ。」皆はあまり信用してないようだ。中程まで小滝を交えた沢は1ケ所(6m)を巻いたほかは、シャワークライムなどを楽しみながら、快適に登れる。2mの狭まった滝では里佳ちゃんが大股びらきで登り、落ち口でクルッと一回転して大開張のサービスをしてくれた。 詰めはきつい薮漕ぎもなく稜線にでる。(11時30分) 稜線はガスがふかく現在地がわからない。右に左にわかれ、ピークを確認。ちょうど四十峠と西の肩との鞍部に出たようだ。あまりの正確さにビックリだ。(本当はちょっとずれた様な気がしたのだが・・)降り口もすぐに見つかり、下山を開始 踏み跡はあるが、草木が被い被さり薮漕ぎ状態。またも降り出した強い雨の中、何度か路を踏み外しながらも、要所要所にある赤いテープに助けられて無事下山することが出来た。中房川ではうるさすぎた赤テープも今回は神様のお導きの様でした。 車止めには2時の到着でした。 課題を二つ残してしまいました。また行くことになるでしょう。 |