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| 鈴鹿の山の中でも最もアルペン的なムードを持つ鎌ヶ岳
今回は四日市市と鈴鹿市の境界にある「宮妻峡」から水沢峠に上がり、尾根伝いに鎌ヶ岳山頂に向かいます。 <ルート>
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| 宮妻峡の駐車場
鎌ヶ岳には宮妻峡から上ります。 キャンプ場などもあり無料駐車場も結構広かった。 |
水沢峠登山口の途中
林道を5分ほどあがったところ。 沢の水は本当にきれいでした。 |
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| 水沢峠への登山道入り口
駐車場から5分ほどで「カズラ谷」経由の登山道が ありますが、ここは下山道に使い今回は更に10分 ほど先にある水沢峠への登山道を使います。 この道をそのまま通過すると「入道ヶ岳」へ通じます。
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水沢峠への途中
御在所に比べるとルートの目印(赤いテープや塗料) がわかりにくく、一人では心配になります。 それでも先に通った人の足跡が残っていたので、多少 とも安心できました。時折ルートが崩れて迂回ルート を取りますが通常の登山道より人の手の入った人工林 はどこでも通れ為油断すると知らず知らずにルートを 見失う可能性があり、注意が必要です。 |
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| 水沢峠付近@
水沢峠手前で振り返ると四日市の町がきれいに 見えました。
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水沢峠付近A
麓から時間にして1時間弱で峠に到着しました。 この峠は「鎌ヶ岳方面」「滋賀県側」「入道ヶ岳」などへ の分岐点です。 但し、景色的には、ここはあまりよくありません。 ここで滋賀県側から登ってきたおじさんに会いました。 |
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←水沢峠付近B
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水沢岳頂上への上り口。結構急斜面です。 | 真中の岩が大体人の大きさです。 | 水沢峠付近C | 苦労した最初の”取り付き”を上り、振り返ると入道ヶ岳がきれいに見えました。 |
| 【前兆1】
さて、最初のトラブルです。水沢岳への取り付きは急な斜面で、大変登り難い。おまけに途中でルートを見誤り、 砂地(ザレ)に入り込みビビッてしまい、”撤退”することにしましたが、とにかく足場が悪く、戻ることもままならない 状況になってしまいました。恐怖と緊張で一気に疲れてしまいました。 なんとか、峠まで降りると先ほどのおじさんが「いけるとこまで行ってみる」と上り始めました。登る様子を見ている と、私が苦労して登ったルートの横の岩場をすいすいと登っていきます。 要は、単に私の経験不足でミスコースをしただけで、本当はもっと楽に登れたのでした。 ということで、私もおじさんの取ったコースを使って何とか登り始めました。 |
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| 水沢岳手前@
ほっとしたのもつかの間。目の前にザレた細い尾根が... たかだか10mほどですがやっぱり怖い。 と立ち止まっていると、前方から犬を連れた女性が平気 で歩いてきました。ビビッて恥ずかしい... |
水沢岳手前A
わたりきったところで四日市方面を見ると視界を遮る ものも無く、大変きれいでした。 |
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| 水沢岳山頂
水沢岳山頂は尾根の途中の小さなスペースで、木が 多く景色はあまりよくありません。 よく見ると木々の隙間から目的地「鎌ヶ岳」が見えます。 |
水沢岳山頂付近
標識に従って進むと目の前に鎌ヶ岳がはっきり見え ました。 |
| 【前兆2】
尾根づたいに進むと小さな標識らしきものがありましたがほとんど字も読めません。 そのまましばらく進みましたが、ふと見ると鎌ヶ岳が右手の方向に見えます。 あれ?っと思い、先ほどの標識らしきところまで戻ると標識のそばの木に「鎌ヶ岳は右へ」という標識がありました。 (もっと見やすいところに書いといてよ!) |
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| きのこ岩@
水沢岳の頂上を過ぎると下りになります。 目の前の大きな木はなくなり、更に鎌ヶ岳までの 尾根道がはっきりわかります。 先は長いけど天気もいいので楽しみです。 |
きのこ岩A
ところが、この下りはクセモノ。「きのこ岩」と呼ばれる 花崗岩の風化した岩がごろごろしており、これがまた 急斜面。 脇の木の枝につかまりながら徐々に下山しました。 |
| 【前兆3】
調子よく岩場の下までくると、そのまま急斜面の沢がはるか下まで続いていました。「どうやって降りるんだ?」と 不安になりながら、先ほど同様沢沿いの木の枝につかまって10mほど降りたところで、どうも様子が変。 やはり誰も通った形跡が無いのです。沢も急斜面ですし、人が通るとは思えません。第一鎌ヶ岳へは尾根づたいに 行くはずです。”これはまずい!”とまた上り始めましたが、これが急斜面でなかなか登れない。 やっとのことで岩場まで戻りよく見ると、沢の頂上で沢を横切るように足跡があるではありませんか! ここでも危うくミスコースをするところでした。周りの景色をよく見ておいてよかったとつくづく思いました。 |
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| 屏風岩@
屏風岩の手前に近づくと登山道もはっきり見えます。 中央の白ハゲの真中の白い道を通って岩場の頂上に上ります。 頂上の手前までは思ったより簡単に取り着けましたが、最後の5mくらい の岩場の上がり方が分かりません。 岩場の下を右に探るとすぐ断崖絶壁になり、垂直な壁を登るのは困難です。左に行ってみると、そこに鎖がぶら下がっており、岩の隙間に沿って 頂上に上がるルートがありました。 |
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| 屏風岩A
頂上は4畳半ほどの広さがあり、もう上り始めて3時間 ほどたっておりましたので、ここで昼食としました。 |
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| 屏風岩B
さあ後半です。鎌ヶ岳は目の前。どんどん先に進みましょう。 |
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| 屏風岩C
尾根づたいの道はアップダウンの連続で大変疲れます。 ここを過ぎればもう目の前に「鎌ヶ岳」が見え、頂上には人影も見え始めました。 |
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鎌ヶ岳@
さあ、鎌ヶ岳の頂上もここまで くれば後15分ほど。 |
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| 鎌ヶ岳A
山頂のほんの手前の広場です。 10人ほどの人が山頂からの景色を楽しんでいました。 ここから見ると今まで通ってきた尾根や遠くに「きのこ岩」の水沢岳が見えます。 |
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| 鎌ヶ岳山頂
山頂は先ほどの広場から数mのところ、御在所側にあり ます。背景の山は御在所です。 ちょうど14:00。4時間半かかったことになります。 |
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| 鎌ヶ岳から見る御在所
ロープウェイ近くの岩場が「中道」で「キレット」「おばれ石」などが見えます。 しばらく休んで14:30ごろ下山することにします。 |
| 【前兆5】
鎌ヶ岳から降りる途中、いきなりミスコースし、変だと思いながらも垂直な岩場を降りてしまいました。 すぐに気が付きコースに復帰できましたが、もう少し無理して降りていたら転落していたかもしれません。 【前兆6】 コースに復帰してまもなく今度はガレ沢(長石谷方面)に下りてしまい、ここでもすぐに変だと気が付き、 何とかコース復帰できました。「変だ」と思ったのは、登ったときに通って記憶が無かったからで、そうで無ければ 絶対気が付きませんでした。 |
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| 岳峠
ガイドブックではカズラ谷コースなら2時間程度で宮妻口まで いけそうです。暗くなるまでに帰りたいので先を急ぎます。 |
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カズラ谷コース
途中はまったく景色も悪く、黙々と降りる
近くに赤いテープがあるのでこの道が登山
まだ下山開始から2〜30分のところです。 |
| 【遭難!?】
今思い出してもよく生きて帰れたと思います。
下りのルートは道も無く、枯れ葉の急坂を一気に滑り落ちるように降りていきました。
途中は道も無く急坂で、木の隙間をくぐるのも荷物が邪魔で一気に体力を消耗します。
怖かったのは、急斜面を降りて沢に出たものの、また滝が出てきて今度は周辺が急な岩場でもう登る
この後も同じようなことの繰り返しで足がつり始めてもう動けなくなり”本当に遭難したんだ”と実感
倒木の近くに1m四方ほどのスペースを見つけ、一気に横になり、しばらく寝ていましたが、明るいうちに
それでもしばらく休むと「多分結構近くまで降りているに違いない」とかってに思い込み、少しでも明るい
今度は、なるべく沢に下りず山の斜面を歩いていくと、幸いにも木が伐採されたところに出ました。
もうかなり気も弱くなり”道がわからーん”と本気で叫んでいました。
再度沢が近づいたとき、目の前の木の枝に赤いテープがありました。登山道に出たのです。
しばらく歩いて行くと人が渓流釣りをしています。
駐車場で、汗と泥でぐっしょりになった服を着替え、車のエンジンをかけると16:30でした。
とにかく山がそう深くなく、下山道を短時間なコースにしたのが幸いしました。
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| 夕闇の鎌ヶ岳
ほとんど放心状態で町に戻りました。 コンビニで飲み物を買い、振り返ると夕闇の鎌ヶ岳が 見えました。 ほんの数十分前のいろんなことが頭をよぎりました。 |
| P.S.
家に帰っても、疲れてよく寝られるかと思ったら、緊張のためかなかなか寝付けませんでした。 また、こんなに天気がよかったのに翌日は「雨」。
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