5号車:常磐線ウォーク第5区(新松戸→柏)
常磐線ウォーク第5区(新松戸→柏)
2003年9月13日(土曜日) 天気:晴れ


 立秋もすでにとうの昔ですが、まだまだ夏空が続いています。本日はついに「常磐線ウォーク」シリーズの最終回、第5区です。今まで春のポカポカ陽気の頃から、台風接近による大雨、梅雨の中休みの猛暑の日まで、がんばってきた甲斐がありました。約3カ月というブランクはあったものの、あっという間にもう最後なのです!

 午前9時ちょうど、新松戸駅で受付を済ませ、いよいよ最終区間のスタートを切りました。これから約3時間後に待ちうけているのは感動か、それとも絶望か!?(←なんか大げさなバラエティー番組みたいですな/爆) 新松戸駅前には、2050年に封印を解くことになっているタイムカプセル(その上に銅像)がありました。この思い出もタイムカプセルのように47年後に思い出せるのでしょうか…。

 まずは大谷口歴史公園に立ちより、歴史のプチ学習。かつて大谷口城(小金城)の城跡の一部に作られた公園で、今では鮮やかな緑に覆われた丘です。全国的にも珍しいとされる「畝堀」も残っています。ちなみに畝堀とは、堀の底に畝を設けることにより、敵兵の堀の底での自由を奪うためのものだそうです。

 続いて、梅雨の時期には見事なアジサイに囲まれるため、「あじさい寺」とも呼ばれる「長谷山本土寺」(ちょうこくさんほんどじ)に到着です。どうせならこういった名所はやはり「最高の季節」に訪れてみたかったものでしたが…。あとから調べた情報によれば、11月下旬の紅葉もなかなかだとか。東京都大田区池上の「長栄山本門寺」、神奈川県鎌倉市の「長興山妙本寺」とともに三長三本の本山と称されているようです。私は他の2つを訪れたことはないンですけどね…。(^^ゞ ちなみに、この本土寺から北小金駅方面への並木道は非常に心地良い空間でした。

 北小金駅を通り、常磐線の南側、旧水戸街道を歩いていきます。ここからはしばらく、代表的な見どころもないので、延々とウォーキング。10時台になり、気温もグングン上がっていきました。あらかじめ、500ミリリットル入りのペットボトルに水を凍らせて持ち歩いていましたが、早くも氷は“風前のともし火”! 先週歩いた箱根路に比べ、いかに気温が高く、日なたの道が多いかを物語っているようです(箱根路のときには、ゴールしてもまだ氷柱が残っていました)。

 再び常磐線の北側に抜けて、南柏駅前を通過。少し歩くと、野馬除土手跡(のまよけどてあと)、豊四季第一緑地に差しかかります。今でこそ普通の小さな緑林ですが、かつて江戸時代には「牧」(まき)と呼ばれる幕府の放牧地になっており、3000頭以上もの馬がいたそうです。現在その緑林として残っているのはごく一部。しかし広大な「小金牧」は現在の船橋市・千葉市にまで及んでいたというのだからビックリ!

 さらに常磐線の南側から、東武野田線を渡ります。しばらく歩くと、Jリーグチーム「柏レイソル」でおなじみ、「日立柏総合グラウンド」に到着しました。隠れレイソルファン(?)の私がまず最初に発見したのは、この日19時から開催される「大分トリニータ」との試合で自由席の陣取りのために並ぶファンの行列! この暑い中、みんな座りこんでじっと待っているようで、その姿勢には思わず脱帽…。ちなみにこの日の試合は0対0で引き分けでした。

 上野駅から歩いてきた「常磐線ウォーク」もいよいよラストスパートとなりました。駅までの通称「レイソル通り」を歩いて、柏駅へと歩きます。このとき、時刻は11時30分ごろ。きっと6〜7時間後には日立柏サッカー場まで、私たちとは逆に歩く人々の波となるのでしょう。ここまであまり疲れはありませんでしたが、最後の最後に「心臓破りの照り返し」です。しかしここはもうゴール直前。気力を振り絞り、乗りきることができました。

 そして見慣れた駅前通り。ゆっくりゆっくり…今まで歩いてきた景色を思い出しながら、ゴールへの一歩一歩を思わず噛みしめました。スカイロード(駅前空中広場)へのエスカレーターを登り、11時50分、ゴール受け付けを済ませてフィニッシュ! 「常磐線ウォーク完歩証明書」をいただきましたが、「●●殿」という部分が無かったのがちょっと残念。わんこそば60杯以上食べて名前を入れてもらえた(voyage1号の第9部写真参照)のに…。(苦笑)

 今回の常磐線ウォーク第5区は、「星ふたつですっ!!」という評価。延々と続く日なたの道のところどころに、木陰たっぷりの緑多き休憩スポットが点在したのは評価できるポイントでしょう。

☆   ★   ☆   ★   ☆

 4月12日の上野駅→北千住駅9.6kmを皮切りに、5月3日9.4km、同31日10.0km、6月21日11.7km、そして今回9月13日10.7kmと、全5区間合計51.4km。ひとつのことを成し遂げたという達成感……は大げさに語るほどありませんが、私自身がこういったイベントに参加するキッカケを作ってくれたのが、まさしくこの「常磐線ウォーク」でした。
 きっとこの「常磐線ウォーク」がなかったら、今書いている文章どころか、他の「イベントコース参加記」も存在しなかったことでしょう。そんなワケで、ありがとう、「常磐線ウォーク」! また続編が企画されることを祈って…(あ、今度は仙台方面からというオチは無しね/爆)。


スタートの「新松戸」駅前広場の受付ブース


コース途中の風景


「長谷山本土寺」正門


「北小金」駅


日立柏総合グラウンド入口、柏レイソル試合スケジュール


柏神社


「常磐線ウォーク」ロゴマークのモデルになったE501系電車(牛久駅2番線)



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