12号車:まいんバザールとコロッケの街竜ケ崎の道

2003年10月5日(日曜日) 天気:晴れ

 「駅からハイキング」イベントも2003年度の後半戦。まず1本目は、原点回帰の意味を込めて、地元・牛久のとなり、竜ヶ崎(りゅうがさき)を歩いてみることにしました。自動車や自転車では何度も通っている街ですが、いざ歩いてみるとどんな発見があるのか…。

 8時20分ごろ家を出ても、まだ時間に余裕があります。私がイベントコースに参加するようになってから、列車での移動距離も最短です。「牛久」駅から上り列車でたった1駅4分、「佐貫」駅が今回のスタート地点。この駅からは、「関東鉄道竜ヶ崎線」が走っており、終点「竜ヶ崎」駅までは全長4.5キロメートル。「単線路としては日本一の短さ」というのが、いただいたマップに載っており、地元の私にとっても「へぇ〜へぇ〜」。(笑)この線路とは、ゴール地点でまた会うことになります…。

 スタート地点で準備を整え、8時56分出発進行☆ 駅前の通りを東へと歩いていきます。5分も歩けば、のどかな田園地帯が広がり、早くも田舎景色を堪能しながらのウォーキングです。竜ヶ崎線を走る“1両編成”列車を遠くに見ながら、のんびりと。稲の刈り入れは、ほとんど終わってしまったようですが、まだ刈り取っていない区画があったので思わず写真を撮らせていただきました。この黄金色に輝く稲こそが、食欲の秋というモノを作り上げる真犯人!(爆) 今年は各地で米が盗まれるという事件が相次いでいますが、農業の大変さを考えたら、そんなこと恐れ多くて出来ないと思うンですけど。

 途中、北竜台緑地で一休み。地元の方から冷たいお茶をいただきました。もう10月ということもあり、30分くらい歩いても汗はほとんどかいておらず、休憩もそこそこに再度出発進行。坂を上がり、丘の上からは田園風景を見下ろす形となりました。実はこの丘、確か6年前にサイクリングで通ったところ。当時は景色のことはほとんど意識せずに走っていたので、改めて見る郷土の風景にちょっと感激!

 しばらく進むと、天台宗来迎院に着きました。本山は滋賀県にある比叡山延暦寺なのだとか。永正14年(1518)、現在の新利根町小野にある逢善寺の末寺として開山し、本尊に阿弥陀如来を祀る、500年近くの歴史を持つ由緒あるお寺。現在の本堂は平成8年(1996)に完成したもので、その脇からはキンモクセイのいい香りが漂っていました。なお、ここの多宝塔は関東・東北地方で最も古いものなのだとか。こんなに歴史を感じるスポットが地元にあったことには、思わず「へぇ〜へぇ〜」。

 次に訪れたのは、「龍ケ崎市歴史民俗資料館」。ここもよくその前を自動車で通ることはありますが、実際に足を踏み入れるのは初めてのこと。資料館駐車場入口にあるSL蒸気機関車は、昭和40年(1965)12月まで龍ヶ崎鉄道(現在の関東鉄道竜ヶ崎線)を走っていたものです。総走行距離24万8115キロメートル、勇退してもなお、竜ヶ崎の地を見つめ続けている“長老”なんですね。同館の内部は、竜ヶ崎の郷土史や古民具などが多数展示され、入館無料です。私は個人的に交通や街の発展の様子に関して、いろいろ見入ってしまいました。

 一旦、竜ヶ崎線の終点「竜ヶ崎」駅のそばを通り、さらに東へ少し歩くと「まいんバザール」の会場に到着しました。毎月第一日曜日(変更あり)に開催される、この「まいんバザール」ではコロッケを販売しており、この日も多くの方がコロッケを求めて行列をつくっていました。ちなみに今回のハイキング参加者には、受付時に配布された引換券で、コロッケ1個を無料でプレゼント! 揚げたてのコロッケ、たまりませんなぁ…期待通り、美味しかったです♪
 「コロッケで街おこしを」と竜ヶ崎商工会女性部が立ち上がり、自分たちでコロッケを作って駐車場などで定期的に宣伝販売をし始めたのが上記のきっかけ。各種メディアにもけっこう登場しているようですが、となり街に住んでいるのに知りませんでした。(苦笑)将来は「餃子(ぎょうざ)の街・宇都宮」に負けない「コロッケの街・竜ヶ崎」を目指しているのだとか。
 「まいんバザール」の会場ではそのほかにも、フリーマーケットやステージ(歌謡、ダンスなど)があり、これだけを見ていると、竜ヶ崎の街はまだまだ活気を失ってはいないようです。ちなみに「まいん」とは、商店街に子供を呼び戻そうと市が造ったマンガ図書館で、インターネット閲覧も含め、無料で楽しめます。

 旧小野瀬邸でまたしても冷たいお茶をいただきました。こんなにおもてなし受けまくりでいいのかしら?(^-^ゞ 庭園で一息ついたら、「竜ヶ崎」駅へ戻ってゴール。同駅では、始点「佐貫」駅までの乗車券が特別価格で大人150円(通常は同190円)で売られていましたが、私はすぐそばの竜ヶ崎ショッピングセンター「アイエフ」へ買い物に来ている母と合流し、帰宅しました。

 今回のコース、秋の景色を存分に楽しみながら歩き、郷土の文化に触れる機会もアリで、「星2つ半ですっ!」という評価。コースそのものはまぁ満足なのですが、強いて言えば、今回のコースはちょっと短すぎたという点くらいのもの。実は今回、私の父も参加しましたが、かなり満足度は高かったようです。

〔コース概要〕
歩行時間/約1時間40分(施設見学時間をのぞく)
歩行距離/約7km
ジャンル/タウンウォーク、文化・歴史
スタート【JR常磐線「佐貫」駅】→30→【北竜台緑地(休憩所)】→15→【来迎院】→10→【龍ケ崎市歴史民俗資料館】→30→【まいんバザール会場】→5→【旧小野瀬邸】→10→【関東鉄道竜ヶ崎線「竜ヶ崎」駅】ゴール(数字はポイント間の歩行時間(単位:分))


JR常磐線、関東鉄道竜ヶ崎線「佐貫」駅


のどかな田園風景


農作業の様子


今年も黄金色に実る稲


「天台宗来迎院」本堂


「天台宗来迎院」本堂左手のキンモクセイ


「天台宗来迎院」多宝塔


昭和40年まで活躍していた蒸気機関車


「まいんバザール」会場内


市街地活力センター「まいん」


関東鉄道竜ヶ崎線「竜ヶ崎」駅入口


関東鉄道竜ヶ崎線「竜ヶ崎」駅構内



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