今日は骨董が趣味である私の父とともに、茨城県笠間市までハイキングにやってきました。「笠間焼」で有名なこの街は、今でこそ窯元は少なくなってしまった感もありますが、「芸術の街」というのが市のテーマになっているようです。
JR水戸線の4両編成の列車には、常磐線友部駅から乗り換えた乗客であふれ返っており、笠間駅はナカナカのにぎわいをみせていました。駅前の案内係のおぢさんも緊張してしまったのか、『「駅からおさんぽ」でお越しの方〜』と言ってしまうほど(この日は臨時列車「快速 笠間deおさんぽ号」が運転されていたせい?)。今回は私と父2人ぶんの受付を済ませ、記念品をいただいてからハイキングに出発☆
いきなり駅前からの道を間違えてしまいましたが、その間違いが幸いして、思いがけない発見がありました。ちょうど茨城交通バスの車庫があったのですが、そこには市内を走っている「かさま周遊無料バス」の姿が。毎日8便(月曜運休)のみ運行し、バスそのものも決して大きくはない、レトロ調ボンネットバスです。2年前(2001年)から運行を開始し、市民の足として活躍しているそうです。
気をとりなおして、元のルートに復帰。まずは駅から20分ほど歩いたところにある観光用駐車場で行われている「骨董我楽多市(こっとうがらくたいち)」の会場へ到着しました。笠間焼のお祭りである「匠(たくみ)のまつり」(このあと訪れる「笠間芸術の森公園」を第1会場として開催)に合わせ、第2会場としてここでは骨董市が催されています。骨董好きの父はさっそく場内を見渡し、『これなら、最低でも(全店を見るのに)1時間かかるな』というので、先にコースを歩いてくることにしました。ちなみに私も“鉄道モノ”がないかと探してみましたが、この日はそういったモノを扱う店は出ていなかったようです。
「骨董我楽多市」会場の先は、県内でかなり有名な観光酒蔵「笹目酒造」の敷地を抜け、「笠間稲荷神社」の境内へ。毎年行われている「笠間菊まつり」のため、かなりの人出となっていました。屋台もたくさん出店され、参道の両脇には住民がずっと手塩にかけて育ててきたであろう、見事なキク(大菊)の花が並んでいます。さすがにこれだけの数が並べられると圧巻です。11月といえば七五三シーズンなので、千歳飴を手にした子どもが写真を撮ってもらう光景もチラホラ。たしかに周辺道路の混雑も目立つわけですね。(苦笑)
笠間稲荷神社周辺は様々な店が並び、活気に満ち溢れていますが、細い路地を一歩抜ければ田園地帯。田園風景をしばらく楽しみながら、笠間日動美術館(たしか10年以上前に連れてこられたと思いますが…)の前を通りすぎ、坂を登ると「笠間芸術の森公園」です。さっそく「匠のまつり」会場に足を運んでみると、先ほどの骨董市とはまた違う雰囲気で出店されているのはいずれも新しい笠間焼がメインとなっております。農産物の販売や、食事もとれるスペースも用意されるなどまさしくお祭り気分で盛りあがっています。センターステージでは、10時30分から地元の方々により“あんこう鍋”がチャリティーで振る舞われ、長い行列ができていました(私は時間の都合上もらいませんでしたが)。
一旦、「骨董我楽多市」の会場まで引き返して父と合流しましたが、どうやら父はまだ見足りない様子。『せっかくハイキングに来ているのだから、とりあえずコース通りに歩こう』ということで、後ろ髪をひかれながらも会場を後にしました。
「匠のまつり」会場からさらに丘を登ると、「笠間工芸の丘」へ。ちょうど「第3回小品展」が開催されていたので、ちょっと見学。こちらも新しいモノが多いのですが、独特なデザインを重視している作家モノが多かったように見受けられます。父とは違い、こういったモノにあまり興味の無い私でも、しばらく見入ってしまいました。
このあとは、あまり時間もなかったので笠間駅まで戻ることにしました。とはいえ、国道355号線沿いにある骨董や笠間焼の店をいくつか訪れ、父は次回笠間を訪れた時の参考にと店主から話を聞いていたようです。結局、笠間駅に到着したのは12時28分。12時30分の水戸線・友部行き列車に何とか間に合いました。家で留守番をしていた母と昼食の予定があったので、列車に乗り遅れることだけは何よりも避けたかったのです。なぜならその次の列車は…1時間後!!(爆)
今回、歩くコースとしてはなかなかの出来なのですが、自動車交通量の多い部分もあり、さらに道順が一部わかりつらかった点もあり、「星ひとつ半ですっ!」ということで。ちなみにこの日は駅での受付時に“案内人といっしょに歩く”ことも選択できたのですが、やはり自分のペースで歩いてみないと…。今度はもう少し距離を伸ばし、「笠間城跡」や「つつじ公園」をめぐるコースも希望したいところです。
〔コース概要〕
歩行時間/約1時間40分(施設見学時間をのぞく)
歩行距離/約5.6km
ジャンル/文化・歴史、花、景観
スタート【JR水戸線「笠間」駅】→20→【「骨董我楽多市」会場】→5→【笠間稲荷神社(「菊まつり」会場)】→40→【芸術の森公園北ゲート】→5→【「匠のまつり」会場】→5→【茨城県陶芸美術館・笠間工芸の丘】→10→【陶の小道・やきもの通り】→15→【JR水戸線「笠間」駅】ゴール(数字はポイント間の歩行時間(単位:分))

笠間市内で活躍する「かさま周遊無料バス」

「骨董我楽多市」会場

笠間稲荷神社

笠間稲荷神社・萬世泰平門

見事に咲いた大菊

キクの花

「匠のまつり」会場

茨城県陶芸美術館
