日本有数の温泉街のなかのひとつ、静岡県・熱海。昨年"思いつき"だけで2度も日帰り温泉を楽しんだ地ですが、まだまだ知らないことばかり。熱海の師走はどういったモノにめぐり会えるのか楽しみにしながらの参加です。私が熱海まで乗車した〔スーパービュー踊り子(53号)〕にも使えるおトクなきっぷ、《踊り子熱海往復きっぷ》の値段は、東京山手線内から往復で5100円。往復の乗車券と指定席特急券がセット、しかも特急を使わない人は普通・快速列車のグリーン車が利用可能(平日は利用時間に制限あり)というスグレ物。列車で熱海に行くなら、このきっぷはかなりオススメ!
熱海駅に到着したら改札を出て、さっそくマップを受け取ります。基本的に横浜支社のイベント受付はゴール地点で一括して行うようですね。近年では不況のあおりを受けて観光客も少なくなってきていると聞きますが、それでも駅前は人通りが多く、“熱海”の知名度は未だ衰えずといったところでしょうか。
バスターミナルの脇を抜け、坂を下ったら海岸線はすぐそこ。オーシャンビューの国道135号線を、まずは東へ少々進むコースを取ります。途中、急な坂を下り、熱海ビーチライン(国道135号線の有料道路)のそばに「走り湯」という観光スポット。私、実はこの「走り湯」というモノが何なのかまったく知らず、せっかくだからインターネット等で調べるのをガマンしてやってきたら…洞窟ですかい?(爆) この洞窟(5メートルほど)の奥に温泉が噴き出しており、すぐそこの海(相模湾)に向かって流れていく様子が“走り”のようだということ。なお、元々あった「走り湯」はずいぶん以前に枯渇してしまい、現在は観光用に他の源泉から引湯しています。奥から湯気がもうもうと立ちこめ、内部もデジカメ撮影に試みるも、予想通りすぐにレンズが曇り失敗…。(苦笑)そういうことなので、この文章をご覧の皆さまは「熱海で“走り湯”に浸かってみよう」などという旅行計画を立てないように!(^^;
先ほど下っていった急な坂を引き返し(実はけっこうこたえる/爆)、今度は西の熱海温泉街方面へと歩いていきます。昨年の夏、「サンビーチ」で遊ぶ家族連れが多かったのですが、さすがに12月ともなれば海岸で遊ぶ人は極めて少なくなっています。熱海海岸でもっとも有名(だと個人的に思う)スポット「お宮の松」には、「貫一・お宮」の像があり、この日も観光客が写真を撮っていました。熱海がこれほどまで全国的に有名になったのは、この貫一・お宮の愛憎を描いた尾崎紅葉作の大衆小説「金色夜叉」のおかげと言ってもいいでしょう。今年(2003年)は、その作者・尾崎紅葉が亡くなってからちょうど100年に当たる年であり、有名になった熱海温泉の歴史を改めて実感しました。
12月にしては暖かかったこの日。ちょっと冷たい海風とのブレンドが心地良く、ウォーキングには最適な海岸沿いコースを引き続き楽しみます。このあとは一旦海から離れて、熱海銀座から高台へ登っていくことになります。途中、岩の下から温泉が噴き出す「大湯間歇泉(おおゆかんけつせん)」に立ち寄り、急な坂をどんどん登ると、「来宮(きのみや)神社」に着きました。ここには日本最樹齢の大楠があります。2000年という樹齢は他の追随を許さない、文句ナシの日本最樹齢。しかも今もなお成長を続けているとのことです。
東海道線の脇にある坂をさらに登っていけば、今回のメインである「熱海梅園」です。その名の通り、園内には梅の木がたくさん植えられていますが、12月ですから、当然まだ梅の花は咲いていません。今回のコースタイトルにもなった“日本一遅い紅葉”は本当に12月になってもまだ残っていて、場所によってはまだ紅葉していない木もありました。見事な“紅”とまではいかないものの、庭園に点在するモミジの葉を間近で見れば、鮮やかさが目に染み入るのがジャパネスク♪ なお、今回の参加特典のひとつ、「温泉まんじゅう」プレゼントは予定数に達してしまったためすでに終了。しかし、「伊豆名産ニューサマーオレンジ」キャンディーを2粒いただけました。個人的にはこっちのほうが喉が渇かないぶん、ウレシかったのですが…。(笑)
高台から再び海岸方面へ戻ります。「熱海の三大別荘」と賞賛された名邸が基となっている「起雲閣」へ。今では音楽サロンやギャラリーとして、展示会などの催事場となっています。この時はちょうど外装工事をしていたようなので、建物全体を見ることはできませんでした。混雑していたため中にも入らず、ここは通過させていただきました。
ゴール会場である「マリンスパあたみ」へ到着。すでに多くのハイキング参加者が到着しており、受付のカウンターには短いながらも、いくつもの行列ができています。ここも行列ができているし、マリンスパあたみに入場するのはまた後で…。
今回のコースは、起伏に富んだ地形と人気スポットを余すことなく存分に楽しめるということで、「星2つ半ですっ!!」 周辺道路そのものがもともと車通りが多く、道も狭いところなので、ちょっとマイナスになっていますが、そこはオマケして星3つあげるかどうかのギリギリの線なのです。ところで、「駅からハイキング」のイベント情報ガイドブック(JR東日本の駅で配布)でこのコースに「紅葉」のマークがないのは、今年の流行語を借りれば「♪なんでだろう?」(爆)
このあとは、夜に行われた「熱海忘年海上花火大会」までの私の行動記になります。よろしければ、こちらから引き続きお付き合いください…。
〔コース概要〕
歩行時間/約2時間30分(施設見学時間・入浴時間をのぞく)
歩行距離/約10.0km
ジャンル/自然、花、景観、温泉
スタート【JR東海道本線「熱海」駅】→20→【走り湯】→35→【お宮の松】→15→【大湯間歇泉】→10→【来宮神社】→10→【熱海梅園】→15→【起雲閣】ゴール→35→【JR東海道本線「熱海」駅】(数字はポイント間の歩行時間(単位:分))

251系〔スーパービュー踊り子〕号(池袋駅2番線)

「走り湯」前

「走り湯」、奥の温泉噴出し口まで約5メートル

キレイな海を眺めながら…(道路は国道135号線・熱海ビーチライン)

熱海サンビーチ

「貫一・お宮」の像

大湯間歇泉

来宮神社

天然記念物指定「大楠」

熱海梅園の紅葉

熱海梅園に隣接の「澤田政廣記念館」

起雲閣

マリンスパあたみ
