| ワールドカップ観戦記 | |||
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◆メキシコVSクロアチア ◆イングランドVSデンマーク ◆ドイツVS韓国
WCが開幕し、ついに自分の観戦する試合となった。有休を取ったのに、こういう日に限ってはずせない打ち合わせが入り、客先で9時から20分だけ仕事をしていよいよ新潟へ。高崎から新幹線に乗り込むと、すでにそこはメキシコ人サポーターで緑一色!!すでに盛り上がっている。日比野克彦氏と同じ車両になる。メキシコを応援することに決めた。 駅で今回誘ってくれたI君と合流し、バスでスタジアムへ。駅での誘導は非常にスムーズ。スタジアムは田んぼの中にあり、作りも少々安っぽいが、そんなことは気にしない。大騒ぎされた本人かどうかの照会もまったくなく、(予想されたことだが)すんなりと場内へ。メキシコサポーターの中の結構前の方の席だった。 試合は正直言って少々退屈だった。世界最高のレベルというものもあまり感じられなかった。しかし、陽気なメキシコサポーターを見ているだけで楽しかった。
いったいいつから日本人はここまでイングランド好きになったのか?と思わせる。スタジアムはイングランドユニホームを着たやつで白一色であった。(自分もその一人だが・・・)デンマークも良いチームだと思うのだが。しかしベッカムは本当にかっこいいからしょうがない。ユニホームも今大会一番かっこいいと思う。スタジアムの周りにはソフトモヒカンのやつも結構いるが、誰一人として似合ってない。自分もやりそうな勢いだったがしなくて良かったと思った。 試合はイングランドが少ないチャンスをきっちり決めて一方的になったが、内容はそれほど差がなく、結構楽しかった。バックススタンド真ん中のかなり上の方だったので、全体がよく見渡せた。今大会注目されたイングランドのセンターバック、ファーディナンドとキャンベルを中心とした4バックのラインコントロールと、トマソンを完全に押さえきった1対1は見事だった。すばらしいフォワードでもあれでは点取るのは大変だと思わされた。いつも柳沢とかに文句言ってたけど、FWって大変だなと思った。 ベッカムはボールを持つと何かをしそうな、明らかに他の21人とは違う雰囲気があった。ディフェンスも「間」に入りにくいような感じだった。 それから、名前は忘れたが、デンマークの右ウィングのスピードにはたまげた。ドリブルをしているときはどうしてもトップスピードよりは何パーセントかは落ちるものだと思うが、彼の場合はほんとに100%の全力疾走という感じだった。 オーウェンは1点決めたが、切れが今ひとつで残念。 試合が終わってイングランド人サポーターと駅前を少々うろうろしたが、イングランドが勝ったし、特に何事もな起こらなかった。
準決勝のカードに、韓国が入ってくるとはまさか予想できなかった。大会のレベルには疑問を感じるが、開催国、また今回熱狂ぶりがすごいのでまた別の楽しみがあると思った。 チケットはFIFAのホームページにまたしてもI君が応募したのが私の名前だけ当たるという幸運に恵まれたのだった。しかし今回は購入になり、準決勝のカテゴリー1なので6万円の出費である。航空券とホテルの手配だけは早めにしておこうと思い、航空券はHIS で39000円で入手できたが、ホテルの方は例の買い占め問題もあってかなり高騰しており、YMCAですら一泊約2万円という有様で、ばかばかしくなったので、駅かどかかで寝ればいいや、と早々に予約をあきらめた。ソウルは初めてじゃないし何とかなるだろうと思った。しかし後にソウルのスタジアムのすぐ近くにキャンプ場を設置すると言うことがわかり、予約した。一泊2000円ぐらいだった。私の期待としては、キャンプファイヤーを囲んで各国のサポーターと交流という情景が浮かんでいたが、もうソウルで行われる最後の試合だったので、キャンプ地は閑散としていた。 23日 アシアナ航空でソウルへ。隣に座った女の子はドイツに留学中の子で、休暇を利用して韓国の友人に会いに行くとのこと。ドイツにおけるサッカー事情など、いろいろと話てくれ、なかなか面白い考察もあり楽しかった。 さらにその隣はWCを見に行くという高校生だった。一人できていたようだが、良い経験になるだろうと思った。 仁川空港からは、リムジンバスでソウル市内へ。ワールドカップスタジアムが見えてきたので、あわてて降りる。雨がしとしと降ってきていて少々寒い。キャンプ場を探し出すのにも少し手こずってしまった。設営してイサンドンというエリアへ飲みに行く。日曜だからか閉まっている店が多かったが、チゲとかが食べられそうな店を見つけて呑む。海鮮のチゲがうまかった。 24日 本当は雪岳山に行きたかったが、時間がないのでスアンボという温泉町に行くことにした。バスターミナルまで地下鉄で行く。韓国の地下鉄は全ての駅に番号がついているのでハングルが読めなくてもわかりやすい。バスで2時間ほどかけて温泉に着いた。昼食を食べに町を歩いても同じような店ばかりで迷ってしまう。適当に店にはいると韓国のwcの試合をテレビでずーと流していて、店の人は自分が日本人とわかると得意満面である。ホン・ミョンボがPKを決めるとVサインまでされる。くやしくて苦笑い。しかし会話はほとんどできず、チヂミしか食べれなかった。昨夜マッコリ(濁り酒)を飲み過ぎたからか、海鮮鍋が悪かったのか、腹の調子が少々悪かった。 25日 いよいよ観戦の日となる。私が生で見れるのは最後で、WC全体でも残すところ3試合となっている。 スタジアムの周りはすごい人でほとんど赤一色である。ソウルのワールドカップスタジアムはなかなか立派で帆船をイメージさせる。さいたまのスタジアムほど斬新な感じはしないが、周りの公園の雰囲気とも合っていて良いと思う。 試合が始まる前から韓国人の男性の歌手と女性の歌手が1人ずつ出てきて大音量で歌を歌っても盛り上げる。演出もすばらしく、スタジアムが一体となってすごい雰囲気だ。日本の試合の前がどうだったかは知らないが、これほどの雰囲気があったのかどうかは疑問だ。 人文字を作ったり、民族的な楽器や衣装を使い、すばらしい応援をしていたと思う。 試合は韓国にこれまでのような勢いがなかったように感じた。ドイツもクローゼにキレがなく(それが実力か?)、攻撃に迫力がない。韓国は右サイドで何度か優位に立ったりもしたが、スコアレスながら概ねドイツペースでセーフティーに試合が進んでいたと思う。得点シーンもややあっけない感じだったが、バラックのツメが良かったということだろう。、韓国の神懸かり的な粘りもなく、ややあっけなく終わった。しかしスタジアムの雰囲気は最高だったし試合自体も締まった良い試合だったと思う。 カーンはやっぱりすごかった。顔とか、テレビで見てるだけだと、「威圧感」を感じさせられるが、生で見ていると「軽快」なのには驚いた。誰かがシュートを打ったときにはもうすでに飛びついていて体は地面と水平になっているいう感じだった。 試合が終わってスタジアムから帰ろうとしていると、ゲートからバスが出てくるところで、韓国の選手が乗っているらしく道を挟んで観客がパニック状態になっていた。人が多くてバスがなかなか進めなかったが、目の前まで来てみるとふつうのおじさんが2,3人恥ずかしそうに乗ってるだけだったのがおかしかった。 初勝利どころか、ベスト4まで進んで熱狂する韓国の雰囲気を味わうことができてなかなか良かったが、韓国を応援しているとだんだん空しさと寂しさが募ってきた。一応同じ東アジアで、「共催のパートナー」とか言ってみても、本音はうらやましく、ねたましいのでした。 とはいえ、たぶん一生で一度の自国開催のワールドカップを存分に楽しむことができて満足です。いい夢見ました。 |
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