Knife06

自分の趣味のナイフを見ながらだと時の流れがゆっくりと刻み心地よいものです。
数年前王子でナイフショーが開催された時のことでした。普段滅多に顔を見せない化物コレクターとばったり会場で出くわしました。彼の目的はラブレス蒐集家の展示物の確認及びレベルチェックとの事でした。感想は「そこそこ」と淡々としたものでした。まあそうでしょう。彼のラブレスコレクションは秀逸です。表に顔を出したがらないコレクターはかなり存在しています。ショー会場では、ブースとブースのちょうど中央あたりを歩きメーカーと視線を合わせるでもなく空間をさまよい一瞬のうちにナイフを判断し会場を去ります。そして、気に入ったのがあると、後日買って来いと指示があるわけです。見かけたディラーはすぐ後を追い又、メーカーは熱い視線を送り続ける・・・凄いものです。ラブレスのナイフですら秀逸品といわれ、表に出ているのが一部であるように、四郎さんのそれは・・まあ絶句ものでしょう。でも、すべてがすべて古川のコレクターになるわけでなく、ラブレス一本の人もいらっしゃいました。
二人の蒐集家の言葉で、「それだけ集めるともう買うものが無いのではないですか?」に対して
「もう一度最初から集めなおしたいよ」そして、
「今何本あるか、把握しているうちは、コレクターじゃない」この言葉が頭から離れません。表に顔を出しているのは氷山の一角なのでしょう。在野にこそ大物が潜んでいますよね。