Knife07

ナイフの価格
値段というのは、そのものを表す経済的価値ですが、値つけはとても厄介な作業です。その人に興味の無いものだと、「ぉぉっ!100万円もする」とまずついている値札に驚き、なんでこんなのにそれだけ価値があるのだろうと不機嫌になる人すらいます。それが、マニアックな嗜好品であるナイフだと・・・値段をつけるほうが変なんじゃない・・・なんていう無言の視線を店頭にいると浴びせられます。
西勘本店はオープンスペースの店舗形態なので、道を尋ねに来る方から多数の方が出入りするのです。ナイフ専門店で客層を絞り込めばそのような視線は少ないとは思うのですが、絞込みすぎて商売にならない危険性を察知していますのでそこまでの度胸がありません。
例えば、四郎さんのナイフに700万円をつけたとします。勿論高いです。だってベンツが買えます。3つ頼めばマンションも買えるかも知れません。世の中広いので、買える人が現れた時、きっとこういうはずです。
「700万円だせば、すぐにベンツは買えても、この一本のナイフは買えないよ。」
マニアックな商品を扱う時は、やはりその価値をせめて、売る側ぐらいわかってやらないと、メーカーは育ちにくいものです。やせ我慢をしても譲れない価格というのは存在しても良いと勝手に思っています。だから、騒がしい運動場の中でのひとりぼっちを感じる事が多いものです。・・・・・スペアキーや、刃物の研ぎで稼がないと・・・えらいこっちゃ・・・。