Knife09

撮影:宮坂正邦 提供:ナイフマガジン
ちょっと「苦いお話」
ある問屋さんから金物屋さんのお話を聞きました。お客様が来店され、「このハサミは手作りですか?・・なるほどさすがに切れ味がちがいますねぇ。」「この毛抜きは・・・そうですか、機械生産ですかやはりねぇ。」ウンチクをはさみ色々見て周り「この庖丁は?」わりとしつこく店主にまた聞いたら、店主が「お客さんねぇ、うちの商品はみんな足じゃ作っちゃいねえんだよ。手作りなんだよ。」と答えたとさ・・・。
上の写真のナイフは田崎成一の手作りです。勿論機械も使用しています。判別して頂きたいのは、品質なのです。ナイフをファクトリーとカスタムに分類するのはあくまでもひとつの方法です。そしてカスタムという響きがクオリティを全て保証しているとは限りません。ファクトリーナイフの熟練職人が生み出す品質はそれこそ珠玉の作品も多数あります。エロア・Jモンジャン等色々あります。数年前、ショー会場でお客様とばったり会い「どうですか?」と感想を求めましたら
「ああいうのを、一人ファクトリーっていうんだよ。」・・・・そういう使い方もあるんだぁ・・・妙に感心したり白けたり・・・とりあえずは・・・座布団を一枚あげました。