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古川四郎掲載分 ナイフトンデモページその1

4月8日(BBS)

プルルプルルーと言う電話の呼び鈴で受話器を取ると「四郎さん?」「はい私ですけど」「Xですけど」「Xさんですかこの間はご馳走様でした」「今日はナイフを作ってもらいたいたいと思ってお電話したんですけど」「ハイなんでもお作りしますよ、どんな物がよろしいんでしょうか?」「ブレードは11インチくらいでATSとか154CMなんかずばずば切れるようなやつなんだけど」「フームそれではRC硬度で80から90くらい必要になりますから鋼材はあれしかないですねー」「アーあれでいいよ」「わかりましたハンドルは何になさいますか?スタッグでもウッドでも」「じゃスタッグで行くかアー忘れるとこだったけど後ミサイルも切れるようにしといてね」ミサイル?「あのミサイルって?ナイフをグレネードランチャーみたいに飛ばせるようにって事ですか?」「いやそこまでは考えなくていいよ、飛んでくるミサイルをただスパスパ、キットバシたいだけだから」飛んでくるミサイルをやっつけるだと?うーんどーすべー・・・ここまでは実際にあった話しですがいまだに出来あがりません。
 このように頭の中だけに存在するナイフを文学的に表現すると「形而上学的ナイフ」とでも言いますか。それが具現化されると「形而下的ナイフ」になって一般的には喜ばれますが一部の人達からは堕落したとも言われます。このような「形而上学的ナイフ」の代表が三国志に出てくる趙雲の「青紅の剣」やアーサー王の「エクスキャリバー」等です。方や鉄を泥のように切り、方や岩に突き刺さっている。当時どちらも現実にはありえないのでこれを「形而上学的剣」と言うか「トンデモ剣」と言うか表現に苦しむのです。続く

4月13日(BBS)

プルルルルー「ハイ古川ですけど」「Xですけど」「Xさんですか?」「この間のナイフミサイルを切るのが難しそうだからもう少しバーを下げて、戦車とか装甲車が切れれば良いよ。でもさー何でも切れるとさやを作るのが難しそうだからこんにゃくだけは切れないようにして、さやの内側にこんにゃくを張ってくれる?」こんにゃくー?切れないように?どこがバーを下げたんだろ余計に難しいやんけ、むむむー「何とかやってみます。」
 ところで趙雲の青スの剣にしてもアーサー王のエクスキャリバーにしても現象だけを捉えると現代では具現化されているかもしれないと思うのです。方や旋盤についてる剣バイトで鉄を泥のように切り、方や道路工事で使われる削岩機で岩に穴をあけているではありませんか。しかしこんな物はたとえ具現化されていると言っても形而上学的ナイフを具現化したとは誰も思はないと思います。このような訳で形而上学的ナイフが具現化されてもなかなか喜ばれない理由だと思います。
 それではどうしてこのような伝説が生まれるか、という事が今回のテーマです。
趙雲の方は実在の人物なので彼のとった行動などは三国志に描かれているのと余り大差ないと思いますが、青スの剣は単なる作り話だと思います。しかしアーサー王に関しては伝説の人物なので西洋ではもっぱら、彼のモデルになった人物が誰なのかという事が物議をかもし出すようです。
 私が読んだり見たりした中でこのような伝説を解くかぎは人物の名前から入っていくのが常套手段のようで、アーサー王と円卓の騎士の中の主要な3人の名前からそれを割り出すのが普通のようです。アーサー王、剣豪ランスロット、グィネビア姫、これら三人の名前を調べていく最近の研究ではイギリスの伝説なので一般的にはケルト起源説といわれてアーサーは男子の名前、ランスロットは槍のランスとロットという名前を組み合わせた物で、ギネビア姫は泡から生まれた(西洋の女の人はヴィーナスを始めどう言うわけか泡から生まれるのです)と言う意味のギネビアで蛇足ながらギネスブックのギネスもビールの泡という意味のようです。続く

4月14日(BBS)おたくやさんより。

のうがき四郎さんへ.
神話に出てくる聖剣について文献を紐解いていたところ,ギリシャ神話に出てくるペルセウスがオリンポスの神々から贈られた剣がHarpe(ハルペー)であることがわかりました.彼はヘルメスから翼のついたサンダルと猛禽類の鈎爪状のHarpeを譲り受け,女神アテネから鏡のような盾を贈られ,あまりにも有名なメデュ−サ退治を行います.メデュ−サの首をHarpeで切り落とした後,帰路の途中に巨人アトラスを倒したりしたするのですが,とある海岸で生贄となっている,とらわわれの美女アンドロメダに出会います.鎖をHarpeで断ち切ると海中から巨大な怪獣が出現し,これを翼のついたサンダルで空を飛び,上空からHarpeで切り付け倒したのでありました.その後,アンドロメダの元婚約者やボスである王様とひと悶着あるのですが,メデュ−サの首を見せて石にかえてしまい,最後には二人はめでたく結婚したのでした.おしまい.
なお,後にローマ時代の剣闘士の曲刀もHarpeと呼ばれていたそうです.

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