Point09

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イラスト:福井誠二(DEVA) 提供:ナイフマガジン

             口の悪さはピカ一
 情報誌から上記のようにお褒めにあずかりました。実は今回取材に関して簡単に引き受けた理由があるのです。だいたい研ぎに必要なのは 1.やる気 2.砥石 3.根気だけなのです。そして繰り返せば「下手になる方が難しい。」そんなものなのですそれ以上を求める人はそれこそ、私なんて教えられるわけがありませんし、奥の深い技術ですので名人に情報誌で何冊も何冊も講義が続くことなのです。それより、書いて欲しかったのはひとつ、
    「刃物を研いでいる時は話かけるな!!。」
庖丁を研いでいる時はパァフォーマンスではありません。「あーー。少し裏を出しすぎたかなぁ」等技術の未熟に落ち込みながらも自分の指を研ぎ澄まされつつあるブレードのすぐ上に捕虜となっている状況なのです。そこにいきなり遠方より歩み寄られて「東京駅にいきたいのですけど??・。」・・・・頭が怒りと驚きで真っ白です。捕虜となっている私の指はどうなってしまうのかいな。大げさに例えればですよ。外科手術を施しているお医者様に「お取組中すみませんが、霞ヶ関はどちらの方向でしょうか。」だの、東京ドームで試合の最中一塁を守っている大男に「迷ってしまったんだけど出口はどこでしょうかねぇ。」って聞くかぁ・・・。これを情報誌を通して前からアピールしたかったのです。その為にはマンガでもいいから出たかったのです。もっともっと強い口調でしつこくアピールしたのに、めがねくんの利口な不服従であっさりかわされています。蛇足ながらめがねくんは、典型的な外柔内剛でして、東北大学出身のそれこそ学歴も学力も備えた若者です。いつかきっと「平成の道具曼荼羅」を出稿してくれる夢を託しています。・・つづく

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