Treasure?04

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8年ほど以前、ある紳士が来店され、<バブルがはじけた割りには、ナイフの特売品はないねぇ>と言う話から かなり以前銃砲店で、上のナイフを当時のラブレスナイフの3〜4倍したけど、購入し、それ以来それ以上のナイフを探している<君のところは古川さんと親しいので出来ますか>これからが、大変でした。まず四郎さんに話して、あのアバロン以上のナイフをどう作るかでした。紳士と四郎さんと三人で会って協議し、四郎さんはスケッチであっさり<こんなのでいかがでしょうか>すごいナイフのスケッチを先ずはお持ち帰りになりました。直感でこれが時間がかかるのと、最後になりそうな旨を告げると、<では、最後ならミニチュアも製作して下さい。>欲深いのでとても嬉しかったのですが・・・。
それからいつになっても<つくるぞぉ>というサインを出してくれません。四郎さんには督促しましたが、
<実は、いいのを作るほどミニが正確に出来ない。だからと言って、作品の質を落したくないのでデザインのやり直し>ごもっともです。このままでは・・・。また嘘つきになってしまうので、紳士に話して<誠に申し訳ありませんが、ミニを諦めてはくれませんか>これが解決策でした。そこからがまた大変で、四郎さんと紳士の根競べでした。間にはいっている私はひやひやです。根競べが紳士の勝利に終わったのは、最近です。どんなナイフが出来たかは、<すごい!。>
の一言です。情報誌も撮影用意していたのでしたが、作り終わって<もう、二度とはつくらないぞ。>との四郎さんの発言で、全てキャンセルしました。結局見たのは協議した三人とメイさんの四人だけでした。いつか、出てくるかも知れませんが、このように秘蔵品が秘蔵のままで良いのか、という疑問は常にありますが、お客様が喜んで下さるともう、その時点ですっかり忘れてしまいます。その紳士は感激して下さり、数日後<やっぱりあれの、ミニ見たいなぁ四郎さんに言ってくれないかい>・・・また、三人で協議しました。そして、スケッチをお持ち帰りになりました。
その紳士なら、きっと外務大臣としてなら日本のために上手に交渉して下さりそうです。また、この写真だけをお持ちになったのは、そのアバロンブゥイを売ってくれと交渉したら、<僕は君の所にナイフを買いに来たので、売りに来たのではないよ>と、おっしゃりそれでも警戒心を緩めず、コピーだけ見せて下さりました。うーーーん勝てない相手は山ほどいますよねぇ。商品の納期はとてもとても大切です。でも浮世の世界もあるのです.金物屋には、まだまだ勉強不足です・・・痛感しました。

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