有袋栽培は、着色し難い品種を赤く着色させる為や、果面にサビを生じ易い品種でサビの発生を防ぐ「化粧」と、病虫害や鳥などによる食害防止などの防除に大別される。
新たな目的として、着色を早めて早期収穫が可能なようにする事で、高値の期待できる早期出荷や、貯蔵能力を高める事(=極遅出し)が提唱されている。
現在では、「蜜入り」の需要があるため、収穫を遅らせる事が多くなり、貯蔵性が低下するので、年明けの頃からの食味低下が著しい。
一般に、有袋栽培を行うと甘味が減るので、収穫直後に販売する場合は無袋栽培に較べて劣るとされているが、概ね1月以降には逆転する。
袋掛けの時期を遅らせる為に、様々な理由が考案されているが、遅れるほど着色促進の効果は低くなる。
果面に光を当てないことで、葉緑素の生成を抑えるのが主な効果となるが、一度生成した葉緑素は、暗黒状態にしても消える事が無く、頭だけで考えている様な効果は得られない。