リンゴに盛り上った金文字を描く
2004/8/14-2007/5/1
有袋栽培のリンゴに墨書きやシールを貼って、寿の文字や鶴亀の絵をつける方法があるが、サビを利用した金色の模様をつけられないだろうか?
【予想される方法】
- 傷を付ける。
【方法】極細の針金を束ねて作った筆で手書きするか、マスクを作って、ブラシで擦る
【→優点】他の方法に較べて、肥大後期の処理でも効果がある
【→欠点】1個当りの処理に手間が掛かり、品質もばらつく。
- ウドンコ病を感染させて、肥厚させる。
【方法】ウドンコ病菌の胞子を採取して接種する。
【→優点】金色に盛り上って重厚な模様になる
【→欠点】幼果期でないと感染しにくく、輪郭がでこぼこになって綺麗に出来ない。
人工培養できないので、胞子の採取が難しい
- 薬害を起こさせる。
【→優点】スタンプにより、大量の処理が可能
【→欠点】幼果期でないとサビにならない(毛ばたき期以前)。
薬剤の使用が農薬の規制に触れる場合がある。
【中途報告】
傷付け
- カーボランダムを併用すると、スタンプ式も可能になる
- 処理時期が早いと傷部分まで赤色着色してしまうことがあり、肥大後期の処理が必要。
ウドンコ病菌
- 開花から1ヶ月を過ぎると、果点荒れに留まる。。
- 処理時期の限界は落花直後まで
【副産物】
この実験が、リンゴに発生するケロイド型サビ果の原因がアブラムシによるもので、開花から約2週間以内の吸汁によってだけ発生するのを突き止めるのに役立ちました。
これによって、「アブラムシによってサビ果が出来ることは無い」と云う定説が生まれた理由も判明しました。つまり、開花2週以降の寄生ではサビにならないというのが正しい記述になります。
【実用化に必要なデータ】