その他の道具


INDEX

  1. バッテリー(鉛蓄電池)
  2. 一輪車バケット用・俎板
  3. 撰果台
  4. コンテナの蓋
  5. エサ切り器
  6. (モモ)コスカシバ駆除ナイフ
  7. 切り口保護剤の容器
  8. 三角堰(さんかくぜき)・四角堰
  9. ハンドスプレー
  10. ローソク立て
  11. マジックテープ
  12. 耳クリーナー(電動耳掻き)


バッテリー(鉛蓄電池)

 放電した状態が続くと寿命が短くなる性質があるので、こまめに充電する。 暫く使わないからと云って充電せずに放置すると極端に寿命が短くなる。

 電子鳥除けなどに使用する場合、1箇月稼動可能な場合でも1週間程度で充電した方が寿命が長くなるので、できれば、[必要台数+1]台のバッテリーを確保してローテーションで交換するのが望ましい。


一輪車バケット用・俎板

全景 一般的な一輪車に採用されているバケットは、コンテナなどを載せるのにサイズが合わないため、不安定になったり、バケットの寿命を短くするので、俎板状の台を作って上げ底にすると便利。採果かごなら2〜4個運ぶ事が出来る。


全景  天板はバケットのサイズに合わせるが、複数台所有している場合は使い回しが効く様に一番小さいものに併せる事を忘れずに!
 採寸は新聞紙などを使って型紙を作るのが一番簡単。切り落とす部分を折り曲げていけばよい。1人でやる時はセロテープなどを準備して端から固定しながら行う。

底部 ・脚は高くするほど天板を大きく出来る。手前よりも前方を高くしたほうが移動する時に安定するが、空のコンテナを載せて果実を順次積み込む使い方の場合は、手前を高くして全体を水平にした方が良い。
・足の両端は角を切り落とす。これだけの工夫でずれてもひとりでに中央に戻るようになるし、天板に対して広く支持できるので丈夫になる。


撰果台

 コンパネ(コンクリート型枠用合板)を2/3サイズに切ったものに角材で裏打ち補強したもの。コンパネ2枚購入すると、余った1/3サイズのコンパネを2枚並べて3枚目の作業台を作る事ができる。
 トラックの荷台などで選果する場合、狭くなるとコンテナを地面に下ろして、終了後に積み直す手間が掛かるのを解消できる。

上面  設置は空きスペースに合わせて柔軟に対応する。余裕がある場合は直接に台に着けておけば、詰め終わったコンテナを滑らせて荷台に移動できる。
 状況によっては、トラックの変わりに撰果台を2枚並べて、詰め終わったものを押し出せるようにすれば、非力な女性や高齢者が運搬しなくても連続して作業できる様になる。
 押し出す先(トラックの荷台)よりも高く設置する事。
底部  裏側の様子。梁材は3本入れて強化した。
 両端に板を張っておくと、脚台に載せた時に安定する。
 これら、裏打ち材のサイズは、脚代わりのコンテナとトラックの荷台高さに合わせて決める。

 地面の状態によっては左右の高さが合わない事もあるので、余分な端板を準備して適宜隙間材として使用する。

側面  側面。天板は、片側をはみ出せておくと、荷台に横付けした時に隙間がなくなる。
 これは狙って設計したものではなく、梁の材料が足りなかったために出来た偶然の賜物。(単なるヘタクソに見えなくも無い^^;)
 左端が荷台と平行に設置するためのもの(上の使用例写真の状態)。左から2枚目が荷台に直交するように設置するタイプ。
 地面との関係で荷台よりも低くなってしまった場合は、予めコンテナを荷台側に突き出す様に乗り上げて置けば、容易に押し出す事が出来る。

 各部材の角は、組み立てる前に#50〜100番のサンドペーパーで丸くしておくこと。
 完成後、表面にロウソクを塗っておくと滑りが良くなり、雨に当てても吸水して重くならず、長持ちする。
 ロウソクは、塗った後で真夏の直射日光に晒すか、バーナーやヘア・ドライヤーの熱を当てることで溶けて馴染む。



コンテナの蓋

 コンパネなどの余り板が出来た時に作っておくと便利。
 不意な降雨時に蓋として使う他、イス代わりにする時も出来る。コンテナを逆さにしてイス代わりに使うと底が伸びて寿命が縮むし、雨除けにシートでは風で飛ぶのを防ぐのが大変なので、是非どうぞ。

側面  コンテナのサイズに合わせて切ってから、四隅を落としてサンドペーパーで仕上げる。
 合板は時間が経つと毛羽立ってきてトゲになるので、必ず塗装するかロウソクを塗る。

 塗装の場合は、「との粉」で下地処理が必要。
 ロウソクを塗る場合、塗った後でバーナーかヘア・ドライヤーの熱を当てると溶けて馴染み、長持ちする。
 ロウソクはある程度太くないと時間がかかるし、芯が邪魔になるので、紙コップなどの型に溶かし入れて、極太にして使うと良い。
 ロウソクを溶かすには空き缶を使うが、直火だと引火する恐れがあるので、できるだけ湯煎にして行う。

側面  裏側には端材を利用して四方に止め板を付ける。木工ボンドでもよいが、位置決めに失敗したときの事を考えて、外せるように木ネジで固定してある。



エサ切り器

側面  りんご園などで摘果・鳥喰い・腐敗果を放置すると、気付かずに踏みつけて転んだり捻挫するのを防ぐため、こまめに砕いて置くのに便利。
 本来は、家畜飼料を細断するための道具。
 当初は自作しようとしていたが、構想より立派なものが予定した材料費より安く売られていたので、即購入。2006年に1260円(税込み)。

 1回突いて4分しただけでも転倒事故を防ぐには十分な効果がある。
 細かくするほど早く消失するが4分割しただけで、7〜8月であれば1週間、10月上旬でも1ヶ月で形がなくなる。
写真はS字型で、真っすぐな刃を十字に組み合わせただけの十字型もある。
 購入時の迷いで、刃が曲がって居た方が切断面が大きくなるので、早く乾くと考えたが、切り片が外に飛び出さず、刃の間に詰まったまま持ち上がってしまうので、十字型が良い様な気がする。

 一箇所にまとめてから砕こうとすると、突くのに余分な力が要る上、周囲の果実が刃に付いたまま持ち上がってくるので、とても疲れるし、腐りかけの状態で踏みつけるとすべる危険も発生するので、できるだけ薄く広げた状態で破砕する。
 台風で落果した場合など大量にある時は運び出してロータリー耕耘機などで破砕する方が早いので、見つけ残したものだけその場で処理するのに使う。
 野菜屑の処理にも便利。

 購入したらすぐに、保管や移動時に刃を保護するためのケースを作っておくこと。
 段ボールで刃のサイズに合わせた箱を作り、紐で縛るだけでもよい。



(モモ)コスカシバ駆除ナイフ

側面  樹皮下に侵入した幼虫をほじくり出す道具。 見ただけで使い方が判らない向きには全く不用な品で、必要になった時に思い出していただければ結構。
 若木の内は先の尖った刃物であれば大抵間に合うが、老木になるとこういうのが便利になってくる。
 極端な老木では、ノミと金槌の組み合わせて掘った方が楽なこともある。

(写真・右) 4.5mm(厚)×25mm(幅)×250mm(長)の鉄バーを使用。両端を叩いて拡げ伸ばしてから、片側30〜50mmを曲げたもの。
・全長が長過ぎると地際や股部で邪魔になる。
・幅は手に馴染むサイズにするが、広くなるほど重くなるので注意。
・厚みがこれより薄いと、使用中に刃先となる作業部が曲がってしまう。


 両端を叩き伸ばすには灼熱が必要になる。
 薪風呂などがあれば炊き口に放り込むだけでよいが、カセットボンベ用のガスバーナー等では熱量が不足して冷める方が早いためなかなか赤くならない。練炭や炭火の上で加熱するなどの工夫が必要になる。

 バラバラに持ち歩くと不便だし危険なので、潅水チューブなどを使って専用の鞘を作るのも大事な工程。中古品として販売されている消防用ホース(払い下げ品)が入手できればとても丈夫で使いやすい。
 一端を留めて袋状にしてから、多端を切り開いてベルトを差す部分を作る。縫製はタコ糸を使用し、畳針などを使って平縫いするか、先穴付きの千枚通しでミシン縫いにする。段ボール用の封緘針を使って止める方法もある。

(写真・左) ・虫体の引き出しや侵入口を探るのに使う。左端はステンレス製の丸棒の先端を叩き潰したもの。柄はチェーンソー用ヤスリのものを転用。
 当初、使用済みのヤスリの先を尖らせて使っていたが、硬過ぎてすぐに折れてしまった。
・隣は、幅3mmの平棒製で、材料が入手可能なら製作は至極容易。しなるので、曲げながら挿す事も出来る(一押し!)
 木柄に挿す時は、下端から挿し込む深さだけ話した部分をプライヤーやハンドバイスなどで挟み、下端だけ灼熱してから木柄に突き立て、ブライヤー部分を叩いて挿し込む。 ・さらに隣(写真中央)は玩具のダーツの矢で、羽根部分を6mmのボルトと交換したもの(意外にカッコいい)。先端の針が外せるので持ち歩く時に危険が少ないと云うだけで、使いにくいのが難点。



切り口保護剤の容器

側面  写真は、果樹類に登録の無い「ユゴー剤A」と云う製品の空き容器。蓋が刷毛の取っ手と兼用なので持ち歩いて少量ずつ使うのに非常に便利。
 三脚に吊り下げられるように針金ハンガーの吊り下げ部分を切り外して付けてある。
 長く使うと薬剤が固着して使いにくくなるが、温湯に浸すと容易に剥がす事が出来る。マメに手入れすると10年以上使用可能。
 刷毛部分の素材は容器本体よりも耐熱性が低く、熱湯に浸すと縮んでしまうので、火傷しない程度の温水を使わなければならない。


 容器本体や刷毛棒の付け根(蓋)などが壊れた時は、不要になったポリエチレン容器を帯状に切って半田ごてで溶かしながら貼り付ける。
 殆どの接着剤で接着出来ないことを利用して、キャップなどの素材に利用されているものなので、接着は熱で溶かすしかない。
 ホビー用に市販されている「ホットメルト」と呼ばれる接着剤があれば、破損部分に盛り付けてから半田ごてで溶かし直して接着できるが、60℃程度で溶けるため夏季の直射光に晒すと取れてしまうので注意。


三角堰(さんかくぜき)・四角堰

側面

 流量を調べる道具。
 細長い箱を三等分した穴開きの仕切りを設けてコンデンサーとし、三角や四角の切り欠き部から流出させた時の高さで流量が判定できるというもの。
 比較的流量の少ない場合には三角の切り欠きを用い、多い時は四角に切り欠いた物を用いる。

流れ出る高さと流量
高さ三角(p)四角(p)



ハンドスプレー

 ご存知の通り、吸入管の先端が容器内の液面から出てしまうと、空気を吸い込んで霧が出なくなってしまう。

【使用方法】
 前方に倒して使用する時は、容器にノズルをセットする前に吸入管をノズルと同じ方向に向けて容器に差し込んだ後、ノズル頭部を片手で固定して固定リング(ネジ枠)だけを回して固定する。

【選び方・改造】
 頭部のノズルと固定用のネジ枠が一体型のものや、吸入管が短くて容器底の隅に届かないものは使用に耐えない。
 一般の吸入管は硬質のポリエチレン製なので一度固定すれば動かないが、一部のスプレー缶などで採用しているシリコンゴム等の先端に重りを付けたものだと、噴射方向を上下自由に変えても薬液がなくなるまで空気を吸い込まずに使う事ができるので、使用済みのスプレー缶などから回収してハンドスプレーの吸入管を一部切り落として付け替えると便利になる。



ローソク立て

 専らPPロープの切り端がほつれないように溶かすのに使用。
 防災用品として停電時の照明にも是非一台。災害時の長期停電では懐中電灯では足りませんし、電池は長期間保存できません。
 また、暗くなってからでは作れませんし、捜せませんので、道具として普段から使う事が防災上も大事です。

 木片に3〜4cmの釘を打ったもの。危険防止のため、釘の先は丸め、使用しない時はビニールチューブなどで作ったキャップを嵌めておく。
 また、用途や危険を促す表示を大袈裟に記入しておく事も大事。

 ガラス瓶の加工が可能なら、底を抜いて火屋(ほや)を作るとローソクの炎が明るくなり、風で消えなくなる。
 ローソク台に瓶の形に合わせた木片を貼り付け、動かないようにして使う。



マジックテープ

一時結束用の平紐で、表と裏を貼り合わせる事ができるマジックテープになっているもの。

 ズボンの裾や袖を固定するのにすごく便利。裾から虫が入って来るのを防止したり、肥料散布などのときに解けて落ちてくる袖口を止めたり、あらゆる道具を一次的に三脚の上部に固定したいときなど多用途。



ローソク

 結婚披露宴で流行のキャンドルサービスに使ったのをなんとなく持ち帰ってきたり、神棚などに使って割れたり崩れたものなど、ローソク屑を溶かして固め直したもの。

 照明用に使うだけなら缶詰の空き缶の方が便利だが、作業台に塗ったりするために紙コップを使用。

 溶かすには缶ビールなどアルミ製の空き缶を使い、湯煎で溶かしたロウを別の容器に注ぐだけ。蓋の一部を切り離さないで取っ手にすると便利。
・一般のガスコンロで直火で溶かそうとすると、引火する恐れがあるので、かならず鍋に沸かした湯の中で溶かすこと。
・熱いので直接手で触れず、2重にした軍手をするか、ペンチなどで掴む事。
・汚れたローソクでもゴミは底に沈むので予め洗浄する必要は無いが、溶かしたものを全部入れないこと。
・一度固まったものに注ぎ足すとロウが歪むらしく、出来上がりに異常が無くても夏場に割れるので絶対に注ぎ足ししないこと。
・溶かしたロウが熱すぎると紙コップから漏れるので、固まらない程度に冷ましてから注ぐ。

 照明用に芯を入れる場合、背の低い空き缶なら下端を金属クリップなどに挟んだ綿芯を垂らすだけで良いが、紙コップの場合は背が高いので、対流で芯が泳いでしまい、真っすぐに収まらない。
 予め紙コップの底に小さな穴をあけて綿芯の端を挟み込み、上端を吊り上げるようにする。(板に塗る時などは邪魔になるので、芯を入れない方が良い)
 いずれの場合も、芯の上端は空き缶や紙コップの縁に割り箸などを渡して洗濯バサミで止める。

















耳クリーナー(電動耳掻き)

側面  吸虫管の代わりに大活躍。先端(本来耳に入れる部分)が取り替え可能なゴム製なので、しがみ付いた奴らまで傷つけることなく採収できる。
 本来は耳専用の掃除機で100円ショップで購入。電池別売り。
 電池の向きを入れ替えると逆回転する。

 アブラムシによるリンゴのサビ果発生を実証するための試験で、移植用に集めてくるときに大活躍。【リンゴのニセ霜害を参照