果実の最終肥大期にカリが欠乏すると、葉に穿孔症状を起こす事が知られている。
果実に症状が現れる事は無く、収穫直前になって斑点を生じ急速に拡大する。カリウムの欠乏で特徴的な葉縁焼けも併発し、葉の先端から中央付近までの葉縁が褐色になり、落葉を伴う。
通常の施肥体型に従っている限り、土壌中に欠乏する事は無いが、干ばつなどで潅水を行った場合、日中の高温時や連日少量ずつ与えるなど、(専ら作業者が凉むための)不適切な方法だと土壌中に十分あっても欠乏を起こして発症する。
この場合は、カリの追肥(土表散布)は全く役に立たない。灌漑用水中に液肥として加えれば回避可能と考えられるが、全くの無駄で、適切な潅水方法を行えば良いだけである。
栄養失調で抵抗力の衰えた状態では、病原細菌の侵入による発病も増え易く、感染症が混在する場合もあるので、診断は慎重に行う。
診断のポイント