塩類集積土壌というと,日本では「施設栽培のような雨の当たらない場所では降雨・潅水による流脱が少ないため」というのが通り相場になっていますが,降水量は塩類集積が起こり易くなる条件の単なる1つであって,十分な降雨にもかかわらず雨水が地下へ浸透し難いような状態になる事で、塩類の地表集積が起こります。世界的にはこちらのほうが一般的な認識のされ方の様です。
斯様な原因は耕耘に伴う耕盤の形成と土壌の膨潤
CEC が高いために、日本では優良な粘土鉱物と認識されているモンモリロナイトは、表面に厚い水の層を持つため降雨によって膨潤するとともに乾燥して大きな亀裂を生じます。
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火山灰土壌というと,「強酸性の・・・」というのが常識のように語られますが,実際の火山灰土壌の殆どは,
アロフェン質と非アロフェン質
リンゴの蔓割れ・各種作物の葉縁枯れ
指導機関が薦めるのとは反対ですが、「少量ずつ何度にも分けてやるのが良い」という説が残っています。せいぜい数mm程度の量なので数時間で乾いてしまうため,同じ事を連日行う事になるので多大な労力を必要とするのですが、暑いときの楽しい作業でもあるため、根強い信仰があります。
この前後で,葉柄中の糖度や遊離のチッ素・リン酸・カリ・苦土成分を測定すると,何れも潅水の回数に応じて激減して行くのがはっきりとわかります.
作物の根が水や養分を吸収して葉や果実に送る仕組みは,溶液が薄い方から濃い方へ移動する性質を利用したもので,土と根・根と茎・茎と葉のようにそれぞれ隣り合った部分の移動元よりも移動先の体液濃度を濃くする事で行われています.
ここで,地表面のごく狭い範囲に水が散かれた場合,根はすぐにその水を吸い上げるでしょうが,吸った水のせいで体内は薄まりますから,今までやっとの思いで吸い上げていた,養分を含んだ地中の水を吸う力が無くなってしまう為だと考えられます.
リンゴの木に同じ量の水を1週間おきにまとめて散いた場合と,毎日分けて散いた場合の蔓割れの発生率を比べる実験(この時の無降雨期間は約40日で,降雨直前の3週間が対象)を行うと,まとめて散いた木では5%未満なのに対して,毎日散いた木では平均50%を超え,80%に達するものさえありました.
蔓割れは,概ね人災です.
・モモの収穫前落果
気象災害と診断される事が多いのですが、多くは人災で、硬核期前の核割れによって胚に続いている維管束が切れてしまうのが原因です。
産地によっては、いまだに核割れは硬核期にだけ発生するものと信じられているため、理解できない地域の方も多いと思いますが、高価な実験器具は不用で、果実を縦断するナイフだけで済みます。
極めて少ない例外を除いて、身の回りにある酸と呼ばれる物質は水に溶けて、H3O+という共役酸を作り、酸性の性質は共役酸の性質そのものである。
共役酸は、水分子に水素イオンがくっついたもので、水分子を省略して、H+と書かれることが多い。
弱酸と強酸は、水に溶けたときに酸根が分離してイオンになる割合の違いで、水に溶けるとほとんど全ての分子がイオンに分かれものを強酸と呼び、弱酸は分離する前の物質と分離してできたイオンが一定の割合を保つため、この溶液に pH を変化させるようなものを混入しても pH は僅かしか変化せず、弱酸があることで生物の体や土壌の pH は外界からの酸やアルカリに対して緩衝能を持つことが出来る。
これと間違いやすいのが酸の濃度を表す「濃い酸・薄い酸」という言い方で、強酸の薄い産溶液とか、弱酸の濃い酸溶液があるので、お間違えのなきよう。
ブルームレス台木が登場する以前,ブルームの無いキュウリは収穫初期の雑味が無い最高級の品質を示すものとして取り引きされていた.これ等は高級料亭などで使用されたため,一般の消費者にまで伝わらなかった.
ブルームを農薬の跡とと誤認する為という説は,生協運動が浸透した1980年代以後の出来事.
その後、種子メーカーがケイ酸吸収の少ない系統を偶然発見したが、吸肥力や耐病性に問題があり、食味も劣ることから、売れるはずが無いと冗談半分に思いながらも発売したブルームレス系の台木が爆発的なヒットとなり、この性質が無いと売れないほどの標準仕様になってしまった。
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