映画

 映画はスキなのでヒトリでも良く見る。
SFも、ホラーも、コメディーも、ロマンスも、ジャンルを選ぶことなく。
ただ、監督と俳優は選ぶ。ワタシがスキな俳優は、メジャーなヒトもいれば、そうじゃないヒトもいて、メジャーな俳優だったら日本でも劇場公開したりするのだけど、そうじゃないヒトは、大きなレンタルビデオ店でようやく、1本ビデオが入荷している程度でしかない。
しかも吹き替えしかなかったりもする。もちろんワタシは、そういうのこそ大事に見る。
そしてそれは、大抵B級作品で、内容は全くつまらない映画なのである

 大抵、週末は恋人と映画を見ながら夜を過ごす。
いつも4本くらいビデオを借りてくる。見たいビデオを借りるとき、一応相手に興味がある内容か聞いてみる。ワタシが差し出す映画は、何度も見たお気に入りの映画ばかりだ。気に入ったものを相手にも認めいてもらいたいと思う気持ちこそ、愛だ。
ところが、ワタシが恋人にお伺いをたてる映画の殆どは却下される。まんまと騙して借りたビデオも、ワタシが内容ではなく俳優で選んだものだと、すぐに見破られてしまう。そりゃそうだ。いつも見なれた俳優が画面に登場してくるのだから。

 エンディングロールが流れ、ワタシは恋人に映画の感想を聞いてみる。すると恋人は「うーん」と退屈で不満足そうな声をだす。
恋人の方が正しい。

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