雪あかり
 ワタシのスキな季節は「冬」である。
ワタシが住んでいる所は、日本で一番北国に位置する都道府県なので、冬なると雪が降る。
雪が降ると、普段見慣れた景色も一転して神秘的に見えるものだ。特に、夜の景色は美しい。

 子供の頃、ワタシはピアノのお稽古をしに先生の自宅に通っていた。時間は夕方。夏はまだ太陽が光をくれていた時間でも、秋になるとすっかり暗くなる。夜の道は、普段歩きなれた道でも怖いものだ。目に付くもの、なんでも怖い物に見えてしまう。だって、まだ子供だったんだもん。
 でもね、雪が降ると夜道も一変して明るくなる。月のある夜は、月の光が雪に反射してとても明るくなる。青みがかった空気になる。それに気がついてから、ワタシは冬が大好きになったのである。

 春に生まれたワタシがスキな季節は、幻想的な冬なのさ。

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