水槽購入〜立ち上げ



●水槽を置く場所を確保
水槽を置く際、一番最初に考える事、それは水槽を置く場所です。
@.水を入れた水槽はかなりの重さになるので、
安定した水平な床を選びましょう。畳やカーペットの上は安定しないのでやめましょう。また、下駄箱の上など専用の台でない物の上に置くのもダメです。下駄箱は水槽の重さに耐えられるように作られてないので、水槽の重さで変形してしまいます。
A.直射日光が当たらない、コンセントや水道が近いなども重要なポイントです。直射日光が当たると、コケが大発生して大変なことになります。
B.できるだけドアの近くは避けましょう。振動が伝わって、魚が落ち着かないからです。
これら全ての条件が整った場所はそんなにないと思いますが、最低限@は守るようにしましょう。
●水槽の購入
置く場所が決まったら、水槽のサイズを決めましょう。設置するスペース、飼う魚のことを考えて決めればよいのですが、初心者にオススメなのは60cm水槽です。このサイズの水槽はフィルター(上部式)、ヒーターライトなど、熱帯魚を飼うための最低限のものがセットで入っていて、しかも安価(1万円程度)に売っているのでお手軽だからです。
よくある、
オールインワンタイプの小型水槽は初心者にはオススメできません。小型で置き場所にも困らないし、管理も楽そうでよい事だらけのように思えますが、水量が少ないため水質が安定しにくく、逆に60cm水槽よりも管理が大変になります。
これらの理由で初心者の方にはやはり60cm水槽を強くオススメします。
それと、「水槽も買ったことだし、ついでに魚も買っちゃおう」…っていうのはダメです!魚を買うのはまずは水槽を設置してからです。(説明は後記)
●水槽の設置
水槽を買ってきたら、まずは水槽、砂利を洗います。水槽は軽くすすぐ程度でいいと思います。砂利はだいたいにごりがなくなるまで洗えば十分です。ただし、絶対に洗剤は使わないで下さい
洗い終わったら、水槽に砂利を入れます。水草を植える場合には厚めにひきましょう。手前は低く、奥に行くにしたがって高くひくようにするとよいでしょう。
次に、周辺機器のセットです。注意する事は、
水を張るまで電源を入れないことです。また、ヒーターを底砂に埋めるのも絶対に止めてください。故障の原因になります。ろ過器に入れるろ材は軽く水洗いしてから入れましょう。
そこまで終わったら、次は水を入れます。砂利が舞い上がったりしないようにプラケースや皿などに水を受け、静かに入れます。砂利は洗ってあると思いますが、それでも少し濁るので、3分の1程度入れた後一旦排水します。また、水には魚に有害な
塩素が入っているので、中和剤を入れておきましょう。水草を植える場合はこの時植えましょう。水槽の半分くらい注水した状態だとやりやすいかと思います。
水を入れ終わったら、すべての器具の電源を入れましょう。ヒーターは、26度くらいになるようにセットしておくと良いでしょう。
●空運転する
ここまで来ると、さあ魚を入れよう!!という気持ちになってしまいますが、待ってください
水質を維持するためには
ろ過バクテリア(ろ過細菌)」という、魚の糞や残り餌から発生する、有害なアンモニアや亜硝酸などを無害化する細菌が必要なのですが、セットしたての水槽にはこの細菌がいません。 バクテリアが十分繁殖していない水槽に魚を入れると、魚の糞や食べ残しなどが分解されずに残り、水質が急激に悪化して魚が死んでしまいます。(「水槽の購入」のところで、魚を買ってはいけない!と書いたのはこのためです。)
ですから、最低
1週間ほど水槽を空運転して、バクテリアを繁殖させる必要があるのです。1週間程空運転をしたら、丈夫な魚…例えばアカヒレなどを入れて、更に1週間ほど運転します(ちなみに、この水槽立ち上げ時の入れる丈夫な魚のことをパイロットフィッシュと言います。)。これで大体バクテリアは繁殖しているはずなので、安心して魚を水槽に入れることができます。
●魚を入れる
ここまで終わったら、いよいよ魚を入れることができます。
まず、入れる魚を選びましょう。60cm水槽なので、
あまり大きくなる魚はいけません。ネオンテトラやゼブラダニオなどの、丈夫で小型の魚を選ぶようにしましょう。
魚を買ったら、すぐに水槽に入れてはいけません。店で飼われていた時の水と、入れようとしている水槽の水質(pH、水温など)は違います。急に魚を入れてしまうと、魚はこの水質の違いについていく事ができず、調子を落として
病気になったり、最悪死んでしまったりするからです。そこで、「水合わせ」という操作が必要になります。まず購入してきた魚を水ごとプラケースに入れます。そのプラケースを水槽に浮かべます。その中に入れようとしている水槽の水を、少しだけゆっくり静かに入れます。 10分くらい経ったら、また同じくらい追加します。これを何回も繰り返し、プラケースの水がいっぱいになったら、プラケースを水槽にあけます。



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