■私のたばこ人生■
たばこを吸い始めたとき
私がたばこを吸い始めたとき、吸い始めたと言っても2〜3日に1・2本を大学の学食で友人にもらって吸ったのが始まりで、正直、あまりおいしく感じるものではありませんでした。しかもふかしたばこで、かっこつけて吸っていました。本当に吸いたいという気持ちではなく、吸うと言う行為をすることによって自分がかっこよく見えるとか、すこし大人になった気分を感じることで満足していたような気がします。だから、はじめて肺までたばこを吸い込んだときは死ぬかと思うほどむせて、涙はとまらないし、胸全体は痛くなるし・・・。なんでみんなこんなものを平気で吸って、「あ〜、おいし。ホッとするわ。」なんか本当に本心から言っているのだろうかと不思議に思っていました。
しかし、私もふかしたばこで吸っているうちに、少しずつでも肺に入りなれてくるのか、自分でも知らないうちに肺に吸い込んで吸っていたようです。本当に吸い始めた動機は、何気なくだったのです。高校時代、私はラグビー部に所属していて結構青春してました。まわりの帰宅部の友人はすでにタバコを吸っている者も多くいましたが、自分は吸いたいとも思わなかったし、煙が嫌で、タバコを吸っている人の体のにおいが嫌でタバコを吸ったら自分の体もこんな匂いになるのかと思ったら吸いたくもありませんでした。でも、スポーツも辞めて高校も卒業し、まったく違う環境の大学と言う中にはいると高校のときのその気持ちはすっかり忘れてしまいました。そして大学での新しい友人から「なんやタバコも吸わへんのけ。」といわれると「じゃあ1本だけ吸ってみるわ。」と言う感じで“タバコ”にかかわっていってしまいました。
たばこをはじめて口にしてからの半年くらいは、友人から一本ずつもらって吸ったり、「パチンコに勝ったから一箱やるわ」とかなどで、貰うと吸うというくらいで自分ではまだ買ったことはありませんでした。それにその頃は、まだたばこを吸わない日もありましたし、または一日で一箱吸う日もありました。その日によってたばこを吸う本数がまったく違っていました。ただ、言えることは自分で買ってまでたばこが吸いたいと思ったことは、まだありませんでした。おそらく体がまだニコチンに犯されていなかったのでしょう。
タバコをはじめて買ったのは、いつごろか忘れましたが、おそらく、バイト仲間と飲みに行ったときに、一軒目がお開きになり、次の店に行く途中にみんなが自販機でたばこを買っていたとき、「じゃ自分も・・・」と言う感じで買い始めたのがきっかけで、それから徐々に買いだしたと思います。このときも何の銘柄を買おうか迷っていたら、誰かが「無難なのはマイルドセブンライトか、スーパーライトじゃないかな。」という言葉を鵜呑みにして“マイルドセブンスーパーライト”を買ったのを覚えています。それから少しの間、その銘柄を吸っていた記憶があります。このころ思っていたのが、飲みにいくと普段はあまり思わないのに、無性にたばこが吸いたい気持ちが出てくるのはなぜなのか不思議でした。アルコールが入るからなのか、その場の雰囲気でそういう気持ちになるのかわかりませんでした。でも気が付けば、その頃から飲みに行くとスパスパとたばこを吸ってしまいました。
タバコを吸い始めてから一年も経たないうちに気が付けば、一日一箱のペースになっていました。朝、目覚めたら1番にタバコに手が伸びる習慣もこの頃から出来上がってきたと思います。目覚めの一服、食後の一服、ホッとしたときの一服などタバコの味も徐々にわかってきて銘柄によって味もまったく違うし、自分の好みのタバコも出てきました。確か、タバコを吸っておいしいと思えてきたのもこの頃だったと思います。
私がなぜ、“禁煙に挑戦しよう”と思ったのか、自分でもはっきりとした強い気持ちがあったかというと定かではないのです。禁煙(タバコを止める)ということを思いはじめてから、いろいろとタバコのことを考えて、そして実行に移し、なんとか禁煙に成功したわけです。