プリモ!?
メキシカンのアレックスが仕事中グレコとしゃべってっるとスペイン語の中でプリモ、プリモとしきりに聞こえる。
二人でニコニコしているので何なのか聞いてみると、「今日仕事が終わったらプリモを吸う」と言う。
今までで聞いたことのない名前の物だったので更に聞いてみると「おまえはプリモを知らないのか!?じゃー今夜一緒にパーティーしよう」と言ってその時は教えてくれなかった。
仕事が終わりワッツに薬物を買いに行くんだが二人はまだ教えてくれない。
グレコが交渉しに一人で車から外に出ているうちに何故かメキシカンギャングに車を囲まれてしまった。
どうやらアレックスのことを敵対するメキシカンギャングの一人と間違えてたみたいで窓越しに話がこじれている様だった。
アレックスはなんと僕にナイフを手渡す、奴は銃を持っていたようだった。
結局強引に車を発進してグレコを置いて逃げることになった。
走って追っかけてきたが車なので軽く振り切る事が出来た。
冗談じゃない、なんでナイフなんか渡すんだよ〜、狩猟民族は怖いよ。
しかしナイフ持ってたり、銃を持ってたりこいつはほんとに敵対されてるギャングなんじゃないかと思った。
グレコも材料はそろったが車がなくなってたのでしょうがないから1時間ほど歩いて帰ってきた。
結局グレコの家で合流した、訳も訳だしアレックスの方が年上なのでグレコも文句も言えないようだ、可愛い。
早速プリモを作ってもらうとグレコはポケットからクラックを出した。
クラックはコカインを何とかソーダで薄めた奴で煙専用の物だが薄めている割にはコカインを煙にした時よりぶっ飛ぶような気がする。
見た目は蝋石、石筆、のようでプラスティックのかけらのような手触りだ。
それを刻みだした。
アレックスはジョイントを巻く段取りをしててクサの枝や種などを取り除きやけに丁寧に細かくはさみで刻んでいる。
「どれがプリモなんだ」と尋ねるとニヤっと笑ってこれだと言う。
ものめずらしい物は何もない、クラックとハッパ。
しばらく様子を見てるとジョイントを巻く時に刻んだクラックを一緒に草に入れて巻く。
これがプリモだという。
別々でやるか一緒にやるかの違いじゃないかと、内心がっかりしたが一番に吸わせてくれたのでとりあえず吸ってみる事にすると。。。
しかし結果は違ってた!
なんと別々でやるのとは違う!とりあえずクラックの飛びがド〜ンと来てしばらくしてすぐ消えるはずのクラックがクサの飛びで引き伸ばされて覚めないのだ!
これにはまいった。
クラックだけやるよりもこれの方が確かにいい、経済的だし気分もいい。
いろいろカクテルは試したが一緒にやるか、交互にやるかでもこんなに違いがあるものかと感心させられた。
あっぱれメキシカン。
と思ったら後にシアトルで僕のルームメートはこのプリモのことを知っていた。
全米的アングラカクテルのようだ。