新しいルート確保
ロングビーチからトーレンスとゆう町に移り仕事が終わるといつもMR・LUCKYとゆうビリアード屋に通って遊んでいた。
ここから泥沼のドラッグライフが始まった。
毎日通っているうちに、リチャード(以下リック)とゆう白人と仲良くなった。
よくゲームをしているうちに、自分は薬の売人だと白状した。
渡りに船だ、早速彼からコカイン3グラム、クラック3ピース合計300ドル、日本では考えられない値段、金があったらまだ欲しかった。
即効家に帰って、大きな鏡を出して綺麗に拭いてライターの火であぶり消毒、白い紙に折りたたまれて入っているコカイン、楽しみでまだやってないのに手が震えていた。
その手で白い紙を広げると今まで日本では見たこともないような量(たった3gだが)のコカインが出てきた。
財布から日本のテレホンカードを出して、それで粉をすくい鏡に落とし大量のコカインをきざみはじめる。
十分刻んだら粉の山を4等分に分けて一山づつカードで引っ張って細いラインを作る。
そしてまず鼻をかんでストローの様に巻いた1ドル札で右の鼻、左の鼻へと吸い込む、あまり強く吸うとノドの方へ行ってしまう、弱いと鼻の穴のあたりに溜まって間抜顔の自分を目の前の鏡に写してしまう、ちょうどいい強さで吸う。
しばらくして追っかけにもう1本づつ吸う。
徐々に前歯の感覚が無くなってくる、と同時に上あごの一番上から感覚が消えていく。
頭は何もなくなったカラッポって感じで、目は大きく開いて、上あご全部が麻痺した頃は、体は気がつかないと動かすのを忘れてしまう。
ここまで決まったら、今度はハッパを吸う、アップ系とダウン系、両方バキバキに効かせて、脳味噌の中でケンカさせると今まで味わった事のない跳びがやってくる。
音楽はスピーカーが頭の中にあるように聞こえその曲を聴いてはまっていくと、体が胃のあたりで前後にずれていくような錯覚を覚えた。
粉の方はクサと違い滞空時間は短い、切れかけれくると憂鬱になってくる、今度はクラックを吸う。
クラックはコカインをパイプで吸うように「何とかソーダ」って言う薬品で量をふやした80年代後半アメリカで流行ったドラッグで、これの打撃力は強く結構はまったが粉より滞空時間は短く結局割高になる。
僕はこのコカイン&マリファナのカクテルが一番好きで転職してウェイターをしていたときのチップは全部麻薬に消えていった。
しかし健康の為?に必ず食事をしてからすると決めていたのと、注射での常用はしなかったのでそれほど痩せはしなかった。
頼んでから時間のかかるリックからのルートは面倒なので自分でルートを探し、バーモントとピコの交差点ワッツの近く、NYでゆうハーレムのような町にひとりでよく買いに行った。