1.和賀川水系の釣り (熊出没)
- この日は、朝から天気が良く爽やかな空気が身も心も引き締めてくれた。朝5時半、秋田南インターから湯田インターまでの約1時間強は、とても快適なドライブであった。湯田インターからは、つなぎ温泉まで抜ける県道1号線をひたすら北上するが、途中気を引き締めた身体を温泉の臭いが緩ませてしまうのが難点である。 まだ、釣りもしてないのに帰りの温泉の選定に、脳ミソが働いてしまい、タックルのことなどまるで考えていない。 そうこうしているうちに目的地周辺に近づく。
- 県道を外れ砂利道を進むと、やがて河原が見えてきたので適当な所に駐車した。入渓点は底石が単調で期待できなかったが、「そのうち何とかなるべー」精神で釣り上がる。その渓相は思いの外早く訪れ、ポイントというポイントは丹念に探ってはいくが、なかなか釣れない。フライの選定ミスか?サイズの選定ミスか?などと、うかない顔で上流を眺めつつ思案していたらな・・・・・なんと、わずか20m程先の左岸に動く見慣れない物体が近づいて来たのである。「熊だ」・・・・・それもかなり大物だ。 どう見ても自分の知識にあるヒグマとダブってしまうほどだ。毛並みは、茶褐色か真っ黒。 でも銀色にしか見えない。(逆光で見るさざ波の様)熊牧場で見る毛並みとは全然違い全くキューティクルが傷んでいない。??? そいつは、おいらと数秒程度にらみ合いが続いた。 「目を反らす訳にはいかない」自分にそう言い聞かせていると、熊の方から悠々と川を渡り始めたではないか。
- そこで初めて相棒に目をやると、全然気がついてなく夢中でキャスティングを繰り返していた。近づいていき、「熊だー、熊」と言うと、「おー熊だ・熊だ、やべぇー」 熊はまだ川を渡っていた。やがて何事もなかったように、藪の中に消えて行ったのである。本当にデカかった。 ある時、熊の剥製を見る機会があったが、とっさに「小熊だなあ」と思い説明書きを読んでビックリした。 何と5歳にもなる成獣であった。 だとしたらあの時の熊はヒグマとのハーフ? 襲われたら、ひとたまりもないはずなのに二人は気合いを入れ直し再び釣り上ったのであった。 本当に馬鹿なメンバーである。その川ではボウズとなったが、釣れなかった理由を熊が先に荒らしたからということにして、次の川へと向かった。
- 林道から時々顔を出す赤沢ダムを横目に見ながら、上流へ進むとだんだん川が近づいてきた。落差の少ない入渓点を見つけそこから入る。瀬続きの沢であるが程良く淵があり、そこそこに岩魚が顔をだしてくれたので、さっきの川の汚名返上かな?その後、大荒沢へも行ったが先行者もいたし、場荒れの感もあったので?早々に切り上げ温泉へ直行した。
- 今日は、銀河高原ホテルへ飛び込んで、洒落た食事に露天風呂! ラフなスタイルでフォークにナイフ。 「まっ いいか」 窓越しに見える放牧したトナカイを眺めながら、雪のない時に見るトナカイは 「まるで、べご(牛)だなー」 お互い目は良くない。問題は、ここの露天風呂だ。 なにしろ周りが全部板塀なので空しか見えない。ちょっと残念でならないが、汗ばんだ身体を洗い流すのと疲れを癒すには十分だ。 空を見上げながら、未知との遭遇ならぬ熊との遭遇をまるで人ごとのように笑って語り合う。
いつの日か、人生の想い出の一コマになって綴られていくのでしょう。
熊との遭遇現場
2.安比川の釣り
- スキー場で有名な岩手県安比町を流れる安比川でイブニングの釣りをした。安比のペンション村にある、釣り好きのオーナに案内してもらった場所に行くことにした。最初の場所は、高速道路と交差するポイントで、少しは入りにくい場所である。しかし、もうそこは先客がいたので、別の場所に向かう。次の場所は、保育所みたいな場所
のそばから入渓した。川幅は30m〜40mくらいで振りやすい場所です。
安比川のイブニング
安比のペンション
3.松川での釣り
- 松川温泉の下流で釣る事にした。大きい川であるが、当日は釣り人が多く、入る場所に難儀した。結局、分譲用別荘地のそばの場所から釣り始めた。上流の北ノ又沢でも、ポイントは結構あるのだが、発電所の下流で尺イワナが遊びに来てくれた。先行者がたくさんいたせいか、ヒット数はすくなかった。
松川で
4.兄川の釣り
- 兄川は秋田県米代川系の川です。秋田県の阿仁川とは違います。安比のペンション村からは、林業センタ−前の道路を通って山越えで兄川に行くことができます。道路は勾配がきついですが全面舗装になっています。峠の牧場を越えれば、兄川系にはいります。峠をすこし過ぎてから高速道路の下まで大変よいポイントが続きます。
兄川での釣り
5.使用するフライは?
- 安比のペンションに宿泊したとき、オーナの釣りに対しての情熱を聞いた。キャステング、フライ等いろいろ聞いた。オーナはかたくななエルクヘアカデスの信仰者であった。わが会員にも2人ほど信仰者はいる。確かに作り易く、目視しやすいフライである。皆さんはどう思いますか?また、そのとき同席した常連の宿泊者が作成したフライには、ハックルが巻いていなかった。関東では今主流だそうです。これホント?