Delta loop antenna製作記

自宅2階の屋根に上がっている周長22mのデルタループアンテナ。現在もサブアンテナとして働いています。すべて一人でやりましたが上げるのに苦労しました。 3.5−50MHzまでOKです。

CQ誌2000年9月号を見てこれにしようと準備をはじめ2000年10月に屋根に上げました。タワーを建ててでかいHFのビームアンテナがほしいところでしたが敷地が狭くとなりの家と接しているためかなわないと思い作りました。それまではGPで運用していましたがパイルアップで悲しくなってしまうこともあり少しでも指向性のあるアンテナと思い作成しました。このアンテナにしてからSSBもパイルに参加しようという気になりました。指向性、電界強度測定はしていませんが応答率はあがりました。


kibu

主エレメントは釣具店で安売りしていた7.2mの竿2本で1本7000円程度でした。水平エレメントは0.8mmのエナメル線を使いました。最近では純粋なグラスロッドはこの長さクラスともなると無いようで少なからずカーボンが混ざっています。ちなみに私が使用した竿はカーボン使用率37%でした。グラスロッドといって売っているものにも注意が必要です。このために竹光化が必要となり頭を悩ませましたがホームセンターで幅7.5cmのアルミテープを見つけこれを縦に巻きつけております。スパイラルに巻こうとも考えましたが竿にテーパーがかかっていますのできれいに巻けないと判断しました。アルミテープを縦に巻くのもそれなりに大変でしたが、、、。ばらすことなど考えておりませんので竿は伸ばす際継ぎ目に瞬間接着剤をつけ強度アップをはかっています。

kibuその後の問題点

心配なのはアルミテープの表面の腐食、劣化です。ときどき点検で屋根に登りますがエレメントの表面にひび割れが目立つようになってきました。コーティング処理をすればよかったかなと思ってます。製作6ヶ月目にスズメッキ線を釣竿に這わせインシュロックタイで40cm間隔くらいでとめるようにしてエレメントの補修を行いました。

 

 

 


     

エレメントの固定はイレクターパイプです。竿と径が多少違いましたので幅広ビニールテープでサイズを調整して固定しています。イレクターパイプの継手の部分ははめ込み式で径をあわせると竿をはめ込むのにかなりの力が必要で外れることはないと思われましたがさらに安全のため細工をしてナイロン結束帯2本で固定されるようにしました。またイレクターパイプとイレクター継手は接着剤で固定してありますがここも念のためにドリルで穴をあけて3mmビスで固定補強してあります。竿の端(手元)は90度のイレクターパイプ継手にはめ込んで固定しさらに継手は針金で吊り上げています。これで強度的には十分かと思います。

   

アンテナチューナはICOMのAH-4を使用しています。エレメントとAH-4の接続はホースバンドに電線を半田付けしたものを利用しています。ちなみに竿の手元30cm程にはアルミテープは巻いてありません。AH-4給電部では5D-2VをFT−240#43材に8回巻き、コントロールケーブルはFT−140#43材に6回巻いています。

     

竿エレメントと水平エナメル線エレメントとの接続:竿先の加工は付いていた穂先の紐は取ってしまい20cmの3mmクレモナロープの中芯を5cmほど抜いて竿先にかぶせエポキシで接着し付け根をエポキシで団子状に細工しました。アルミテープはこの団子ぎりぎりまで巻き、その上から15cmくらいエナメルをはがした30cmのエナメル線を巻きつけて自己融解テープで固定してあります。水平エレメントの終端の加工は20cmのエナメル線を2本抱き合わせにして軽くよじって図のごとくしてあります。これらエレメントの終端同士を車の配線などで使うギボシ端子で接続してあります。ちなみに水平エレメントの長さは計算では10mくらいになりますが竿のしなりを考えて8mにしてあります。ということで周長22mになりました。

柳のようにゆらゆらとゆれるので竿自体は強風には強いですがこの1年で2回水平エレメントであるエナメル線が切れてしまい補修してます。竿先と水平エレメントの接合部付近のエナメル線が一番機械的に負荷がかかるので弱いようです。もう少し接合部回りを直線的に短くするとか接合部の部分だけでも線を太くするとかしたほうがよいのかもしれません。

参考文献:

CQ誌99年7月号164−165p JJ1VKL 原岡 充 著  快適無線研究所

CQ誌00年4月号228−237p JH1GNU 小林 秀 著  釣り竿アンテナ徹底製作