凍結斜面でビバ!クランポン!!   安達太良山  02.03.09



行程:日帰り

あだたら高原スキー場→薬師岳→安達太良山山頂(往復)

小春日和の早春の朝、フリトレ持って安達太良山に向け移動します。
途中、東北道から見えた屏風の様な宮城蔵王が、青空の下で白く輝いています。
安達太良高原スキー場に着くと、一般スキーヤーの車で上部駐車場はイッパイに。
良く見ると、関東ナンバーの車が多数。
ワザワザ北方から来た我々って一体・・・
片道ゴンドラ券を購入し、3月だからか待ち時間0分のゴンドラへ。
乗り込んでザックを降ろし、暖かな日差しの中ボーーッとします。
薬師岳まで楽して登って、ココからはシールを付けてポチッとした山頂を目指します。
最初は緩やかな樹林帯を登る。
とはいっても雪で埋っていて、高さは背の高さくらい。
同時に入山した、10名程の山スキーパーティを抜きつ抜かれつつ、展望を楽しみながら進みます。
右手沢筋をスキーヤーが滑っています。
う〜ん、何処滑っても良さそうだけど、その下はどうなってるのかな?
後に阿武隈山地、右手に蔵王連峰を望みつつ、尾根沿いをワシワシ行きます。
山頂直下の大斜面が近づくと、行程最大の勾配が・・・
といっても30°弱かなぁ〜(笑)
シールを効かせて登ります。
多少風は有るけど、ここまで来ても気温は高いですなぁ〜
いきなり、斜面に寝転び休憩タイムとします。
山スキーパーティがニコニコしながら脇を登っていきます。
『雪の上、気持ちいいっスよ〜』
その後から、なんとジーパン姿のおじさんが。
一歩一歩登るパーティを、フンフン追い越して登って行きます。
確かにこのくらいの陽気だったら、ジーパンでも問題無さそう。
この山に慣れてる、地元のおじさんかも・・・
我々もパーティの後に続きます。
最大斜度を越えると、その上はアイスバーンの大斜面。
太陽光が反射する斜面の向こうを、別ルート隊が登ってました。
シールが効かなくなったので、エッジを使って斜め右方向にトラバースします。
パーティの女性(多分初心者)がスキーエッジを使いこなせなくて、立ち往生する程のガリガリズルズル斜面。
我々も『こりゃたまらんわい』と思い、平地を見付けてとうとう付属のクランポン(スキー用アイゼン)を取り出す。
ブーツをビンディングから一旦外し、クランポンをビンディングとブーツの間にセッティング。
よっしゃーーっ! これで直登出来ます。
面白い様に食い込む爪で、前方を相変らず斜めに登るパーティに追いつき追い越します。
『へー、そんな物も付いてるのか・・・』とは、先頭のリーダー挌の男性。
kim隊員は、ビバ!ビバ!言いながらスタスタ前方を登っていきます。
kim隊員命名【ビバ!クランポン】のお陰で、とうとう頂上直下に着きました。
山スキー・テレマーク・アイゼン・スノーシュー・・・色々な方法で登ってる人が、フーッと一息つく所。
でも風が強い・・・
スノボー背負ってる人は、風にあおられてシンドそう。
ここでフリトレ外して、山頂下の岩陰へ移動します。
山頂右手には鉄山・箕輪山への縦走コース、牛ノ背・馬ノ背の稜線が連なっています。
そこを歩いている人も居るので、縦走するのでしょうか。
その下の峰ノ辻を歩いている人は、くろがね温泉小屋に向かうのでしょう。
なかなか賑やかな山です。
風に舞う雪、そして稜線の向こうには吾妻連峰が見えます。
同時に入山した山スキーパーティは、途中の凍結斜面に板をデポして、アイゼンで我々の方へ登ってきます。
いざという時は、アイゼンも必要なんだなーー
今回はクランポンで登れたけど・・・
岩陰にスキー・荷物をデポし、空身で足元を確かめつつ、急斜面を登り安達太良山頂へ。
山頂はひっきりなしに風が吹いています。
立ってるのがやっとの状態で、360°の大展望を堪能。
北に蔵王・吾妻連峰、西に飯豊連峰・磐梯山、南に南会津の山々、東に阿武隈山地が横たわってます。
阿武隈以外は全て白い山。
なかなか壮観。
そしてお約束の、山頂いのち〜〜の時間です。
今回は強風なので、【アシスト命】・・・なんです。(笑)
上部は風が強いので、昼食は下山してからに・・・
頂上から下り、デポしてた岩陰でシールを外して滑降準備。
岩場とアイスバーン上部はスキーを背負って下ります。
そして途中からスキーで、アイスバーン大斜面を斜滑降。
凍結してるので、無茶なターンは出来ません。
アイスバーン下部からは快適な斜面です。
ただちょっと雪が重いかな〜〜
阿武隈山地を正面に滑り下ります。
途中で一旦休憩。
昼下がりのこの時間、お腹はペコペコなのに、パカポカした日差しに思わずノンビリしてしまいます。
もうすぐスキー場のゴンドラです。
狭い樹林帯を、短い板を利用して縦横無尽に滑ります。
下山は、アッという間。
入山から下山まで3時間。
結構ノンビリ休憩しながらだったのに、スキーだと早いっスねぇ。
ゴンドラ山頂駅に到着し、昼食&乾杯した後は、ゲレンデの人混みを滑降します。
安達太良山・・・山スキー入門には手ごろな山、そう感じました。
次はくろがね小屋コースも良いかな。。。

今回の温泉:温泉 岳の湯(単純酸性泉)
大人¥300/温泉街入口に有る共同浴場/大きな窓で明るい浴室/共同浴場でありながら宿泊可



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