かわいい子は旅にでます
…ああしまなみ一人旅…(あと忘れた)
前期のテストはなかなかしぶとく、私の旅立ちたい欲望はどんどん膨らんで行った。た
だ、あまりチャリに乗る気分でもなく、一人旅に出たい気分だった。実はこの頃、台湾一
人旅を本気で考え、『地球の歩き方』まで借りていたのだが、地震が起こってそれどころで
はなくなった。
なぜ一人旅だったのか。まあ色々あるわな。したことなかったし、試してみたかったって
ところでしょう。
特に自転車にこだわっていなかったので、どこに行こうか迷ったが、Sトルさんの助言
によりしまなみ海道へ行くことにする。まだチャリブで誰も渡ったことなかったし。しま
なみならチャリだよな。ということでチャリもって行くことにした訳である。
10.1(金)
トラジロウとランスで夕食をとったあと、六甲アイランドのフェリー乗り場へと向かう。
島へ渡るるのに、ファミマの前から橋に登って行くと、高速のような恐ろしい道に入ってし
まった。
その道を逆行してひき返し、(めっちゃこわかった。)ファミマで道を聞いて無事にフェリ
ー乗り場についた。金曜だったので自転車のおじさんたちがわりとたくさんいた。
今治へ向け、11時くらいのフェリーに乗る。フェリー大好き!なので興奮したが、一
人なのでおとなしくしていた。(当たり前。)フェリーは風呂もあって快適でしたよ。朝目
覚めればそこは四国。今治さ。
10.2(土)
朝6時頃、今治港着。チャリのおじさんたちはその日のうちに姫路くらいまで走って帰
ると言っていた。そんなことが可能なのだろうか。私は岡山まで3日かける予定なんです
けど…。とりあえず、今治も観光しておこうと思い、今治城に行った。なかなかきれい。
駅にも行ってみたが、特に見るものもなさそうだったので、橋に行くことにする。8キロ
走ればサイクリングターミナルがあり、橋だ。サイクリングターミナルとは、たいし
たものではない。(レンタサイクルや、休憩所、インフォメーションなどがある。)橋には
ぐるーっとスロープをまわって登って行く。結構わくわくした。下の方に海が見える。し
かし天気は良いがもやがかかっていて眺めは今一だった。
ちなみにしまなみ海道とは、島と島のあいだに八本(?)の橋がかかっている。橋の上
の自動車道の横に、歩行者自転車道路が平行して作られている。しかし、自動車は島の中を
一直線にビューンと行けるのだが、自転車は島につくと橋からいちいちスロープをぐるーっと
降りて、島のサイクリングロードをぐるーりとまわらされ、また橋までくるとスロープを
登らなければならない。結構だるい。ずっと緑のサイクリングロードを走っていると、誰
かにはめられているような。のせられているような気がしてきて、むかついてきた。私は
自分で道を決めて、自分の道を行きたいんだーみたいな。島々は、イベントのようなもの
をやっているところもあったが、大して見るものもない。土曜日のためか観光バスも多く
よけいむかつく。
一人旅に親がうるさいので生口島のユースに予約していた。そのため50キロくらいし
か走れず時間があったので、帰老山展望公園に行った。3キロ300アップくらいでかな
りしんどかった。観光客の車に追いぬかされながら登る。しかしモヤで景色は今ひとつ。
車のおばさんにブドウをもらったのでよしとしよう。
色々時間をつぶしたが、昼過ぎには生口島につく。本を読んで時間をつぶし、(結局この
旅行で3冊読むことになる。)ユースに行った。日本でユースに泊まるのは初めてだったが、
ぼろいユースだった。ご飯はおいしかったけどね。同室のおばさんとしゃべって寝た。
10.3(日)
朝から小雨の降るなか出発。橋をわたって、島を走って…。もおええわーとか思いなが
ら走り、11時くらいに尾道につく。淡路島に五回くらい行った感じだった。
尾道は、大林なんとかと言う映画監督の故郷で、彼の尾道三部作(「転校生」「ふたり」「あ
した」など)のロケ地をまわれるらしい。あまり興味がないので、千光寺へ行った。ロー
プウェーで登れるが、歩いて行ったほうがぜったい良い。たいした距離ではないし、途中
の細い坂道がなかなか良い。北野坂の和風版みたいな感じか?登って行くと海に浮かぶ
島々が見下ろせてとても気持ちが良かった。寺の観光客の多さには幻滅なので、途中の道
のほうがお勧め。時間はたっぷりだったので海を見下ろしながら本を読んで、4時頃から
笠岡まで走った。
10.4(月)
今日は倉敷まで走るだけ。20キロくらい。早く着いても仕方がないので海沿いの道を
行く。気持ちいい。でもだんだん飽きる。暑い。しまなみを思い出し、うんざりする。
倉敷に10時ごろ着く。倉敷の主要な観光地は月曜日が休み。そのためお店も休みが多
い。とりあえず美観地区に行く。人が少なめで、まあ良いか。何かの撮影をしていて、ち
ょんまげ姿の桜金蔵がいた。一緒に写真とってもらった。やったね。良い人そうでしたよ。
アイビースクエアなど、開いてるところへ行くが、倉敷は、美観地区が狭くすぐに見終わ
ってしまう。オシャレなお店などは多い様だが、月曜はやってない。本を読んで時間をつ
ぶしてユースに行く。ここのユースは凄い坂の上だ。団体の外人さんたちがいてうるさか
った。
10.5(火)
昨日は休みだった大原美術館に行く。私の中で、今回の旅のメインでもあった。かなり
見ごたえありました。満足。満足。2時間くらいいて、昼前に岡山へ出発。
岡山駅で時刻表を見たら、わりと時間があったので後楽園に行く。なかなか気持ちのい
い場所だ。岡山城もなかなか立派。満足。満足。
3時頃輪行して、神戸に帰ったのでした。メデタシ。メデタシ。
六甲道駅でチャリを組み立てていると、ステキな先輩KウタKバヤシ氏が現れる。原チ
ャで荷物を部室まで運んでくださると。ラッキー!日ごろの行いのなせるワザやね。メデ
タシ。メデタシ。
そんなわけで一人旅は無事終了致しました。ここで一人旅で思ったよしなしごとをいくつ
か。
・ 一人旅は不便だ。写真を撮るにも人に頼まなければいけないし、だれもいなかったら自
分は入れない。
・ さすがにかわいい女の子一人で野宿はちょっと。どこかに泊まろうと思えば、プランが
拘束され、めんどくさい。でもやっぱ夜一人は心細いでしょ。男女を問わず。
・ 独り言が増える。感動しても、うろたえても一人だと伝える相手がいないのでちょっと
つまんない。
・ 一人旅で短パンユニ(+ウエポ)はちょっとハズイ。特に観光地でチャリから離れた場
合。浮きます。
・ 一人旅は、自分で決めたことが着実に進んで行くので、楽と言えば楽。つまんないと言
えばつまんない。
・ わざわざ土日に行く事はなかった。観光客多いし。
・ ユースは思ったほど安くない。1泊3500円くらい。食事代別。これはチャリブ以外
の人に誰に言っても分かってもらえない。だっていつもはテントなんだもの。泊まるのっ
て、風呂代と、シーツ洗う代と掃除する代くらいしかかかってないやん。海外のユースは
半分以下くらいやったし。あんなベッド一つに一泊…。そりゃ普通のホテルや旅館と比べ
たら安いけどさ…。もう言うまい。
・ 中華丼にキャベツが入ってるのって意外に美味い。笠岡の中華丼は、白菜ではなくキャ
ベツが入っていた。この辺りの特色なのか、その店独特ななかは知らないが、おいしかっ
たぞ。
・ 旅行先が出身地の知り合いがいれば連絡してみよう。後で知ったことだが、私が倉敷に
いた間、Mrイノウエは新倉敷の実家にいたらしい。泊めてもらえたかもしれないのに。
惜しいことをした。名物など、お土産のアドバイスもしてもらえるかもしれないので。
・ 六甲道で原チャの知り合いに会うと幸せ。工学部坂を軽々登れます。みんなもチャリで
帰ってきた人を見かけたら、荷物を運んであげよう!
私がチャリで一人旅をすることなんてもうないでしょう。良い経験しました。親切にして
くれた人たちありがとう。 おしまい。