地球劇場30幕


手作りカヌー、北山川を行く!!


 

 今年も始まりました、恒例の北山舞台。

エンターテイナーな面々が、家族を引き連れて日本各地(?)からやってきました。

 

今年は、6家族総勢25名 平均年齢20歳という、ピチピチの役者たちが、熊野古道で、北山川清流で、北山川急流で、それぞれの個性を存分に発揮してくださいました。今回の地球劇場は4本立て。ぜひ、存分にお楽しみください。

 

1.舞台:熊野古道(主演 タクマ氏)

 

 ワタクシ・タクマ氏とも、今年37歳である・・・・・。まだまだ若いつもりだし、着ている服も大学生の頃となんら変わらない。体型もかわらないし・・・・。

 

 

 でも、タクマ氏、2月にスキーですっころんで靭帯をぶっつりと切ってしまい、3月〜4月は入院生活・・・・。なんと、この舞台にも右足に靭帯保護の装具をつけての参加である。右足はびっこをひいているし、完全に曲がらないし、とりわけ、ノ○ソのときなんぞは大丈夫かと、思わず倉庫においてあったポータブルトイレを車に積みそうになったくらいである。

 

 片や、ワタクシ。12月に完全に腰を痛めてしまい、それから4ヶ月、ず〜〜〜とコルセット生活・・・。腰を曲げることもそらすことも出来ない体になってしまっている・・・・。例えば、子供と野球をしていても、体が曲がらないから、ゴロは捕球出来ないのだ。

 

 

 そんな二人だけども、今年もいそいそと積み込みをし、ハイエース(タクマ号)にリジットのカヤック5艇とカヌーギアの入ったRVボックス5箱、ハイエース(ヒロポン号)にリジットのカナディアンカヌー一艇とリジットのカヤック一艇、ファルトのカナディアンカヌー一艇とファルトの二人艇を一艇、たくさんのパドルとともに、ビール食料がきんちょ満載でやってきた!!

 

 

 4月30日の夜に着いたけども、気温は過去最低の5度。寒くてもビールを飲み、星を見上げて、これから始まる北山川の日々に期待を寄せる。思わず,笑みが湧き上がってくるので、寝れなくなると困るから、ガッツリとビールで流し込む。

 

 

 5月1日、快晴の今日、ヒロポン家・冨田家は熊野古道にハイキングに行くことに決めていた。装具装着中のタクマ家はといえば,もちろん、テン場でお留守番・・・・・・・・・

 

 

 

・・・・・・・と思いきや、熊野古道ハイキング参加!!・・・・・・・

  大丈夫だろうか????みな、一抹の不安を抱きながら、今回の古道・通り峠を登り始める。この通り峠、予想以上にきれいに石畳が残存していて、歩いていてとても楽しかった。子供たちも元気にずんずん進んでいく。先頭を行くのは、コウシロー4歳!!石畳の上を跳ねるように軽やかに登って行く。5歳の七海も!6歳のコッチも!3年ぶりに山登りをするというポンタも!!

 

 

 

・・・・・・・でも、後ろを見ると、タクマ氏が両手にストックを持って、右足を引きずりながら何とか登っているではないか!!

 

勝手にどんどん進む子供たち。介護に大人一人付き添って根性で登るタクマ氏。どちらも楽しそうなのがイイ!!

 

通り峠から階段を170段のぼると、丸山千枚田が一望できる展望台に着く。ここから見る千枚田は、この時期、田に水を張ったばかりというのもあって、輝くばかりにきれいだ。4歳のコーシローは、何とか登ってきたけども、さすがにタクマ氏はこの階段は諦めて、下で一人ビールを飲んでお留守番・・・。

 

 

通り峠を下りて、丸山千枚田の東屋で昼食。

 

・・・・・・ガスボンベ、三連バーナー、鉄板を取り出して、ビール片手に焼きそばを焼き始める我々・・・・。ハイキングでここに上ってきた人や、車で来た観光客に、思わず

 

「焼きそばください」

 

 

なんて言われそうななか、子供たちにほとんど焼きそばは食べられてしまい、食べるものがなくなったので、仕方なく、またまたビールを飲む・・・。天気はいいし、景色はいいし、風は気持ちいいし、なんだか車道を歩いて車のところまで戻るのがばかばかしくなってしまい、この日のハイキングはここまで・・・・。あまりの気分の良さに、ポンタが一言

 

 

「ね、もう1日、どこか古道歩きに行かない??」

 

 

・・・・・・・あちらに、何だか右足をさすってマッサージをしている方が見えるんですが・・・・・・。

 

 

 

 

この日は、早めに湯の口温泉に行き、早めにテン場に戻り、そして、メシの準備をビール片手に行う。この日のメニューはキャンプ初!

 

「手巻き寿司」

 

 

子供たちも自分で進んで食べるし、手軽だし、何だかビールも進むし、好評でした。おいしかったしね。

 

 

満天の星を眺めていると、ものすごいでかい流れ星が、ゆっくりと流れていった。皆で感嘆の声をあげ、移動の疲れも出て、うとうとと眠りの世界に落ちていくのであ〜〜〜〜る。

 

 

ふと、横をみると、またまた右足のマッサージをしている方が・・・・

 

 

2.舞台:北山川清流(主演 ヒル夫妻)

 

 

 5月2日。この日朝、テン場に新しい仲間が加わった。トミダの友人の、ヒル一家である。ヒル夫妻のほか、小5のお兄ちゃん、小2の弟の4人家族で、さらに、ミントというゴールデンレトリバーも一緒である。アウトドア度はかなり高そうである。

 

 この日はヒル一家を加え、4ファミリー総勢大人7人子供11人犬一匹の大所帯で木津呂から下流の静水をいく!

 

 

 この日のフネは、

 

 

 

 

 ヒル一家はカヌーデビューで、ファルホークの二人乗り艇にお父さんとイブキ(小2)、そしてカヌー犬(の卵)ミントが、リジットの一人艇にお母さんとコーキ(小5)がそれぞれ乗り込んだ。期待と不安が入り混じる表情のヒル一家に一通りのレクチャーをすませ、川に浮かべる。

 

 ・二人艇ファルト キャンペット:ヒル父さん イブキ(小2) ミント

 ・二人艇リジット KIWI2:トミダ夫妻、コッチ(小1)

 ・カナディアンカヌー RAMX:タクマ氏 タノシ(小2)七海(5歳)コーシロー(4歳)

 ・カナディアンカヌー アリー:ワタクシ ポンタ ミズホ(小3) 美月(1歳)

 ・一人艇カヤック  :アオイ(小5) テント(小5)  コーキ(小5)  大地(小3)  ヒルママ

うむ、いい風景だ・・・・・・・・・けども、これ、もしチンダツしたら、誰がどうやってレスキューするんだろうか・・・・。

 

 

いやいや、この静流では誰もチンしないはず・・・・・・。

 

 

 

 ワタクシのカナディアンカヌー、子供たちの一人艇、タクマ氏のカナディアンと着々と気分良く流れてくる・・・。今年は雨が多く、水量が豊富で瀬の力が強く、楽しい♪

 

 

 ヒル家の奥さん、Hちゃんも気持ちよさそうに流れてきた・・・・・と思いきやしっかりと緑の船底が見えているではありませんか・・・。子供たちがやんややんやと喜ぶ中、Hちゃん、笑顔で再乗艇。

 

 

 「いや、やっぱり一回くらいは流れている姿をみないと、楽しくないね〜。」

 

なんて、言っている我々が見たものは・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・再び、緑の船底・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 それでも気持ちが切れずに、最後まで漕ぎきったHちゃん。素晴らしいです。

 

 子供たちは、観光ジェット船が通ると、大きな波が立つので、喜び、何だか良く分からない奇声を上げている。

 

 カヌー犬(の卵)ミントも、落ち着いていて、おとなしく川面を眺めている。

 

 

カヌーデビューの美月は、あたかも土座衛門のごとく、爆睡しているし・・・・。

 そして、ヒル家のお父さん!明日のホワイトウォーターに向けて、瀞場で一人艇に乗って漕ぎ出し、練習練習。いくつもの瀬を越えてきた子供たちにいいところを見せていると思ったそのとき・・・・・・・

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・チン・・・・・・・・・・・・・・・即、ダツ。

 

 

 

 

もちろん、チンダツの練習だったと信じたい。信じるしかない。そうに違いない!!

 

 

 

 

 

 

そして、清流荘前の小川口でランチ。ランチの準備中に皆着替えるんだけども、あれ、ヒル家のお父さんが裸に羽毛のジャケットを着ている・・・・・。

 

 

「あれ、着替えないんですか?」

 

と、問う我々に、ヒルさんは答えた。

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・チンすると思っていなかったからね、着替えの服をもってこなかったんですよ。」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・さっきの瀞場のチンは、マジチンでしたか!!!

 

 

この日はそのまま皆で湯の口温泉に行き、帰りはトロッコに乗って帰ってきて、日の高いうちから晩御飯の準備。

 

 

メニューは、定番スペアリブのトマト煮。12インチディープのダッチオーブンから殺人的に美味そうな匂いをぷんぷんさせている。それだけで、ビール一本、プシュッ!

つやつやのお米をダッチオーブンで炊き、そして、えび・いか・ホタテ・牛肉・アスパラ・マッシュルーム・長いも等々を、各自で鉄串にさして、ガーリックのはいった熱々のオリーブオイルのなかにいれて、塩を振って食べる!いわゆる、オイルフォンデュで、ビールをもう一杯プシュッ!!いや、お代わりして二本目もプシュッ!!!

 

 

・・・・・・・どれだけビールがあってもたりないな、こりゃ!!・・・・・・・・

 

 

 

 

 

子供たちは、2.7m×2.7mのでかいテントにギュウギュウ詰めで寝ることにした。いわゆる、「子供テントシステム」を今年は初挑戦。ふと、中を覗くと、子供たちが9人、すし詰めになっていた・・・・。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これだけ子供たちが揃うと、そうそう寝るはずもなく、10時30分くらいまでわいわいと騒々しかった・・・・・。それでも朝の5時には起きてくるんだから、子供たちの体力には感心します。

 

 

 昨夜11時に帰宅し、朝の3時ごろ自宅を出てきたヒル夫妻は、移動の疲れと、泳いだ疲れもあろうに、最後まで焚き火の前でビールを飲んでいた。本日の酒宴いやもとい、主演お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

3.舞台:北山川上流(主演 ヒロポン)

 

 

5月4日朝を迎えた。子供テントシステムの子供たちの何人かはもすでに起きていて、しかも薪拾いを終わっていて、竈の近くには薪が山と積まれていた。「子供たちも大きくなったもんだな〜」そう、しみじみと思う、プレこどもの日の今日、北山ではこの日は「大人の日」として制定され、大人が遊び、楽をする日と決まっておる。そういう日だから、朝からでかい顔してプシュッ!!

 

 

ダッチオーブンで米をたき、おにぎりを作って、車に乗り込む。

 

本日は上流カヤックの日なのだ!大人だけでいく、ホワイトウォーターの日なのだ。うむ、大人の日だ。

 

 

本日、上流に行くのは、到着したばかりのシミズ、昨日瀞場でチンダツしたヒル父さん、そして、レスキュー部隊として、トミダ・タクマ氏・ワタクシ。昨夜、焚き火を囲みながら、昔話に花を咲かせていた。

 

「2年前は悲惨だったね〜。初心者6人にレスキュー部隊3人。おまけにフネが一艇足らなくて、タクマ氏が漕がなかったもんだから、オトノリの瀬でほぼ全員流れちゃったよ〜」

 

「いやいや、3年前のオトノリの瀬でチンダツしたOーキタをみる勝ち誇ったキセイさんの笑顔が忘れれないな〜」

 

「毎年、オトノリの瀬の一段目は必ず誰かチンダツしているしね」

 

「トミダも、一段目は全チンでしょ」

 

 

 

・・・・・・そんな昔話をしつつ、この日のカヌーは初心者一人に対して、3人ものレスキュー部隊がいる!!こーーーーんな気が楽なカヤックはここ北山川では久しぶりである。

 

 

子供たちとお母さん連中を上流の奥北山道の駅の公園に下ろし、いよいよ、12時、出発である。

 

 

まずは、いきなり最難関の瀬・オトノリの瀬である。300mほどの長い瀬で、強烈な波の一段目、続く二段目、角度の悪い波が立つ3段目、そして、その下に4段目の落ち込みがあるこの瀬、レスキュー体制をしいて下る。すなわち、トミダが写真係りとして一段目下のエディに入り、続いてタクマ氏が一番下で待ち、シミズが下り、そして、ヒルパパがいく。最後にワタクシが万が一に備え、しんがりを務める。

 

 

 予想通り、ヒルパパが二段目でチン→ダツ。すかさず、トミダ、タクマ氏がフネを寄せ、レスキュー体制に入る。ワタクシも行かねばと思い、遥か下流を見て急ぎ漕いでいたそのとき!!

 

 三段目の角度の悪い波に蹴っ飛ばされて、チン。

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここで、すごいことに水中で気がついてしまった。自分の体の異変である。

 ワタクシ、昼間は毎日コルセットをはめて生活をしている。つまり、体を曲げることはほとんどない生活を余儀なくされているのだ。体をガッツリと曲げなくなってもう5ヶ月。いざ、エスキモーロールのセットをしようとしたそのとき!!

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・水面は、まだまだ遥か遠くにあった・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

一発目の失敗の後、二発目はさらに慎重にセットしたけども、やはりパドルが水上に出ることがなく、かわりに川面に現れたのは、黄色いヘルメットだった・・・・。

 

 

 

みな、ヒルパパのレスキューに向かっており、ただ、流れていくだけのワタクシは、4段目も落ち、それでも流れ、見知らぬカヤッカーに引っ張ってもらって、なんとか右岸にフネを上げることが出来た。そして、そこで思ったのは、これ→。

 

キセイさんの笑顔ですね、ハイ。2007年の笑顔です。

 

 嬉しそうにタクマ氏がきて、嬉しそうに写真を撮ってくれた。そして気がついた。フネを引き上げたここは、以前Oーキタが流れ着いたポイントだということを!

 

 シミズが、トミダが、嬉しそうに下ってきた。そういえば、去年は一度もチンダツしていないから、久しぶりのチンダツだ。う〜〜〜む。

 

 その後、気を取り直して、どんどん気持ちいい瀬の中を下っていくと、来ました来ました、最大落差の瀬・ナイアガラ。

 

 

 ここも、レスキュー体制を敷いて・・・・・、という話のなかに、実は、ワタクシはレスキューされる側の立場にあるということが判明し、いざ、突入!!

 

 水量が多いこともあって、ヒルパパは粘りをみせるも、チン。

 

 

瀬を行くヒルパパ

以外にでかい落ち込みがある、ダウンレバークラブ名「ユイの瀬」も、かなり粘って核心の瀬を越えるも、ヒルパパ、無念のチンダツ。

 

 ムササビホールにトミダを置いて、三人でダウンリバーを続ける。

 

ラスト前の長い、浅い瀬で、最後の最後、角度の悪い横波に蹴っ飛ばされて、ヒルパパ4チン目。

 

ラスト、右岸の岩が飛び出している、ダウンレバークラブ(仮)名「さっちゃんの瀬」でも、その飛び出している岩に当たって、ヒルパパ5チン目!

 

 冷えた体を奥北山温泉でがっつりと暖めて、急いでテン場に帰って、この日は子供の作ってくれるカレーの日。昨日のスペアリブの汁を使って、カレーを作る。隣のダッチオーブンからはローストチキンが!!シミズは名古屋風手羽元とチキンのパプリカ煮を作っている!!

 冷薫したスモークサーモンとスモークチキンも、匂いだけでビールが進む。美味いめしに美味い酒。楽しい仲間。焚き火とダッチオーブン。そして、楽しかったカヌーの話!!この夜も焚き火の周りに空き缶を相当散乱させて、夜が更けていったのである・・・・・。

 

22時。ヒル家がたくさんの笑いを残し、彼らはたくさんの経験と思い出を車一杯に詰め込んで、出発。5チンダツのヒルパパの疲れが心配だけども、ヒルママもいるし、みな、笑顔で見送り。子供たちは、大人よりもずっと順応が早く、すっかりみんなと仲良しになったヒル兄弟は、うっすら涙を浮かべながら、また会う約束をガッツリと握手をして交わし、ばいばいをした。

 

 

 22時30分。星を見ながら、おもわず、柔軟体操をして体を曲げる練習をするワタクシ・・・・。何だか、ビール腹がつっかえているような気が・・・・・・・・。夢の中でも、イメージトレーニングをせねば、と思いながら、今日も深い眠りの淵に沈んでいくのである。

 

  

 

 

 

4.舞台:北山川清流二日目(主演 シミズ)

 

 

 タクマ氏「また、今回もシミズは何か作ってくるのかな?」

 

 ヒロポン「そうだね、これまで、手作りハムでしょ、手作りビールでしょ、なにかサプライズがあるかもね。」

 

 タクマ氏「子供をつくってしまいました!!っていうのもあったね。」

 

 ヒロポン「・・・・・・(キミもね・・・・)

 

 

 

 5月3日早朝、到着したシミズが作ってきたものは・・・・・・

 

 

 

「手作りカナディアンカヌー」

 フネですか!!さすがです・・・。

 

 

 家族4人で参加のシミズ、2歳半の琉くんはキャンプデビューである。そして、5月4日、3年の月日をかけて製作したカナディアンカヌーは川デビューを果たすことになる。

 

 

 燦燦(さんさん)とまばゆいばかりに輝く緑の船体。切れ上がったロッカー。美しい。製作したシミズじゃなくても、思わず見とれてしまう。僧籍を持つタクマ氏が、川岸に置かれたカナディアンカヌーを前に、進水式用のお経を唱えている・・・・。なんだか、厳かな気持ちになってしまう。少し、張り詰めた空気の中、タクマ氏がいう

 

 

「ごめん、間違えて、地鎮祭用のお経を唱えちゃったわ・・・」

 

 

「・・・・・・・自沈祭(じちんさい)ですか・・・・・

 

 

気持ちを切り替えて、進水開始。まずは、シミズとタクマの大人二人で、木津呂の大瀬の上の瀞場で練習する

 

 

 

 

・・・・・・・・はずが、ぜんぜん違う方向にフネはどんどん進んでいき、ごつごつとした岩場にのりあげ、挙句、対岸の岩にぶつかり、こちら向きになって、左岸で待っているワタクシとポンタ、他子供5人の所に帰ってくると思いきや、そのまま、大瀬の中に突入してしまったのだ!!!

 

 

 

 一人艇に乗る大地はともかく、あとはカナディアンカヌー アリー に、大人二人子供4人、しかも、子供は、5歳二人、2歳、1歳・・・・。しかもしかも、シミズの子供たちは、目が点になっていて、不安そうな面持ちでぽつんと二人、流れていった先を見つめている・・・。

 

さすがに、この子達を乗せて、カナディアンカヌーでこの大瀬を下る勇気はないな・・・、そう思っている矢先、二人が下流から歩いてきた。

 

 

 「いやあ〜、相当不安定でトリッキーな動きをするカナディアンカヌーだわ・・・・・。」

 

 ここ数年、ワタクシよりもカナディアンカヌーを操っているタクマ氏がいう・・・。隣では、シミズの「このフネに子供を乗せるわけにはいかん・・・・。」という、悲壮感漂う顔が・・・・。

 

 急遽、二人乗りファルト・ボイジャー2を浮かべ、

 

 

 

カナディアンカヌー アリー  :ポンタ・七海・美月そしてワタクシ

 二人乗りファルト ボイジャー2  :シミズ・ゆー・琉

 自家製カナディアンカヌー   :タクマ氏

というラインナップで川くだりを始める。いつもの、ほとんど流れのない、ゆっくりとした、落ち着いた川面。ビール片手に、子供たちと水を掛け合いながら、のどかに水の上でくつろいでいる・・・・・・・・のは、ワタクシのフネだけで、タクマ氏は真剣に漕いでいるし、カヤックデビューの琉はお父さんべったりだし、なかなかビールを飲む暇もない・・・・ということは無論ないけども。

 

タクマ氏とシミズがフネを替え、自家製カナディアンを漕ぐ御満悦のシミズ。

初めて、カナディアンカヌーを操るシミズのチェンジストロークは、フネの回転性の高さも相まって、大河をジグザグに下っているのだった(もちろん、自分たちも最初はそうでした・・・)。

 

またまたフネを替えて、ワタクシがシミズ製カナディアンに乗る・・・・。回転性の高さを実感するその前に!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・浸水発見!!!!・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

バウの船底からすこしずつ水が入ってくるではないか!!うむ、これぞ、「浸水式」。

 

 

ボウルで水をかぎ出しながら、前席にテンガロンハットのゆー5歳を乗せ、ご機嫌に回転するシミズ号を満喫し、また、子供たちもめいめい飛び込んだり、水の掛け合いをしたりと、楽しいカヌーでした。

 緊張していたのか、シミズは昼ごはんのビールで酔っ払ったのか、名艇・シミズ号の上でがっつりと酩酊!お疲れ様!。

 

 

最後の晩餐となったこの日のメニューは、鳥団子鍋と、買出し部隊が買ってきてくれた刺身。シミズ作の名古屋風手羽元とチキンのパプリカ煮。シミズの乾杯の音頭でガッツリ飲むか!!・・・・・・と思いきや、残りビールは12本・・・・。う〜〜〜む、こりゃ、最後は競争だな・・・。そういえば、タクマ氏は朝から夜中まで、ず〜と飲みっぱなしだもんな・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

北山川に遊びに来て、かれこれ12年目になる我々ダウンレバークラブの面々・・。

やっていることや、参加している面々は変わらないけども、着実に子供は大きくなっていく・・・。

 

アルバムをめくると、同じ景色の中で、子供たちの成長がよくわかる。

 

12年もたったのか・・・・。

 

 

でも、北山川の風景や、空の色や、星のきれいさはまったく変わらない。

 

誰もいない河原で、上手い飯を食べながら、ビールをプシュッ!とあけ、愉快な仲間と時を過ごす。

 

さ、来年も北山川に来ようと、ハイエースからフネを下ろしている時からそう思っている・・・。