バスをフライで釣る

 バスも今では日本にたくさんいると聞いています。

アメリカに来てしばらくして、地元の人からバスなら家の池でも釣れると聞き、

そこで釣りをした後、ずいぶん長い間日本で忘れていた釣り好きが再燃しました。

アメリカの湖の風景です。

バス釣りにどぼっとはまり、地元のバストーナメントにも数回参加したことがあります。

ボートもそのために手に入れた次第で、しばらくはバス釣り一辺倒でした。

フライフィッシングをはじめた頃はまだバスをフライで釣るほどの腕も知識も無く、

バスはルアー、マスはフライで釣るというパターンが自然と自分にできていました。

フライで釣るきっかけは、バスをルアーのトップウォーターで釣っている時でした。

何気なく、もしもフライで釣ったらもっと面白いだろうな、と思ったのです。

バス用のフライは何回も店で見てましたが、ルアーがあったためその時まで

バスをフライで釣ることを真剣に考えていませんでした。

バスをフライで釣るための準備

バスとバス用フライ、ロッドは#8です

 まずロッドは#6から#9まで使います。チペットは3X、リーダーは約7フィートです。

好みですがバスを釣る場合のフライは水面に浮くタイプかストリーマーにしています。

フライフランは海用の滑りの良いものも使います。あまり遠投の必要は無いのですが

フライが大きいためフライラインをうまく選ぶと楽にキャストできます。

私なりのバスを釣る5つの基本

時間帯

場所

水温

変化点

時間帯

季節にもよりますが、朝と夕方、この時間帯であればたいていの場合釣れます。

場所

釣り人の少ないところ、季節でバスが移動するところを探しましょう。ところで、

ゴルフ場の池は結構穴場です。関係者の理解があれば、夕方薄暗くなる

人のいない時間帯をおすすめします。

水温

これは重要です。バスがトップウォーターで釣れるのは53度F以上が必要です。

変化点

倒木や、水草、水底の起伏、岬の端等の何か周りと違った変化点を探します。

変化点とは例えば水草が生えている場所では水草の無い切れ目など

とにかく回りの状況に比べた場合のそれと違う場所のことを意味します。

水面で小魚を追っているのを湖ではよく目にします。餌を取るライズもあります。

餌になる小魚の多い場所を探しましょう。

ボートの話

 なぜバスフイッシングのボートに150馬力や200馬力のモーターが要るのでしょうか。

私の参加していた地方トーナメントの場合、約50隻以上の参加がありました。

前日の夕方ミーティングがあり、そこで抽選。翌朝の釣りメンバーの組み合わせと

ボートのスタート時間が決められます。

そのため最初のグループが出てから最後のグループが出る時間は1時間ちかくも

違ってくることがあります。

前夜、組み合わせに当たった人とスタート時間を考えてポイントを選びます。

スタートでとろとろ走っていると狙っているポイントはほとんど先に釣られています。

フルフェイスのヘルメットをかぶりボートを全速で走らせることになります。

 競技でなくても、大きな馬力のボートのメリットは早くポイントに行けることです。

バスを釣る場合、早朝暗いうちにボートは湖面に下ろしておきます。

アメリカ南部でバスを釣る場所はワニが多いため

暗いうちに大きな湖をボートで走るのは危険です。

湖面では何隻ものボートが夜が明けるのを待っています。

遅くきた人達の間ではボートを下ろす順番を待つ車の列でボートランプは

ごった返し。その時間帯ではボートを下ろすのに数分もかけられません。

もたもたしていると周りの車からボランティアの助太刀がわっと集まってくれます。

自分のボートを下ろす順番を早くしたいからです。

時々釣りのためのボートではなくバードハンティングのボートも順番を待っています。

さて湖面がやっと目にうっすらと見える頃になると、まず気の早いボートがスタート。

それを合図に次々と周りのボートが日の出前にポイントに行くためスタートします。

全速で走るので時には時速90kmから100kmで水面を走ります。

こちらで人気のある場所のバスフィッシングの朝の光景でした。

葦の中に入り込んでバスを釣る

 私のいる所でワニはいませんが、

Mid-Night トーナメントといって夜中に釣りをすることが多くなります。

夏のバス釣りで困ることは何でしょうか。暑さではありません。

湖面を荒らすジェットスキー、ウォータースキーと大型クルーザーです。

ウォータースキーは前からあったので仕方ないとしても、

ジェットスキーと大型クルーザーは最近どこの湖にも増えてきました。

普段はきれいな湖も大型ボートの立てる波で岸が洗われて茶色く濁り、

ジェットスキーにいたっては釣りをしている目の前をポーズを作って走り去る始末。

最近夏になると夜釣りが増えました。

フライの種類

 水面に浮くタイプがおすすめです。バルサ材とヘァーを使ったフライが多いです。

ヘァータイプのフライにはしっかりとフロータントをつけます。どちらかと言うと

バルサタイプよりもヘァータイプのほうが釣れます。しかし

ヘァータイプの欠点は水に浸かると沈みやすくなることです。

その点バルサタイプは沈まないので便利です。

ストリーマーは多くの場合川でスモールマウスを釣る時に使っています。

右下のドライフライはマス用です。大きさがずいぶん違います。

プレゼンテーションの方法

 水面に浮くタイプのフライの話です。

 ピンポイントのプレゼンが必要です。水面と木の枝の隙間や狭い水草の空間を

狙うことが多く、リーダーを短くして正確にキャストしなくてはなりません。

マスの場合静かに、ドライフライをふわっと着水するようにキャストしますが、

バスの場合はまったく逆です。

オーバーターンでバシッと水面にフライが叩きつくようにキャストします。

このバシッという感覚はかなり強く水面をフライで叩いても、軽いため

思ったほどの勢いが無いものです。

 ストリーマーの場合は普通のフライフイッシングと変わりありません。

フッキング

 フッキングはロッドを低くして、フライラインはタイトに張った状態で釣るので、

バスがヒットすると、主に左手でフライラインを引くか、左手を止めてラインをバスが

引く力を利用してフッキングします。

ロッドで合わせることはしません。ロッドで合わせると

魚がミスした場合にフライが空中高く跳ね飛び、

再びバスがフライを追うことがありません。

水面にフライがあればバスは再び勢いよくフライを追ってきます。

これは海釣りでも同じことです。

バスをフライで釣る経験は海や大物をフライで釣る場合の良い練習になります。

どこで釣る

フロリダの Lake Okeechobee と Lake Kissimmee がおすすめです。

Okeechobee は水深が浅く、バスを釣るには最高の場所です。

超大型のバスが釣れます。クリスマス休暇を利用すると良いと思います。

フロリダLake Okeechobee風景

Kissimmee はハスの群生が至る所にあり大物が狙えます。

Okeechobee と比べると小さな湖ですが変化に富んだ場所です。

運河がフロリダの至る所にあり、風の強い日には大きな湖では釣りができないので

そんな時は運河で風を避けて釣ります。

アメリカのほとんどの場所でバスは釣れます。フライを試してみましょう。

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