津軽半島冬景色
− 2002.2.26 〜 2/28 −
この年から厚生補助費の割り当て制度が始まり、慣れないためもあって点数がかなり残っている。本末転倒ではあるが余りを消費することを名目に「みちのく一人旅」にでかけた。年休も余っているので水曜から連続五連休にしてゆっくりして来ようと思う。ところが金曜に出張が入り平日の一泊旅行になる。のんびりしたようなあわただしかった様な感じになった。一週間経過しそろそろ記憶から消え始めている。メモしておくことにする。
夜行バスで五所川原に入ることにした。夜汽車の方が雰囲気があるかもしれぬが、東京からいきなり辺鄙といえば叱られるが五所川原へ行くのであるから興味があった。四之宮での仕事のついでに旅行会社で切符を買う。座席の希望を聞かれたので窓側を希望する。寒いかもしれないが荷物が大きくなるのは敵わないので鞄にはタイツを忍ばせた。最近は不景気のためか人身事故による列車の遅れがよくあるので早い目に出発しようとあせる。結局は普通の時刻に出発するが列車は平常どおり運転していた。品川には21:20頃到着することが出来た。
駅を出てバスターミナルに向かう。厚生補助の申請のために途中のコンビニで切符をコピーする。ついでにカップ燗酒とつまみを買う。バスターミナルに着いて用足しをすませ待合室の椅子に腰を下ろした時には9:40を過ぎていた。少し迷ったがカップ酒を燗する。酒が温まり一口飲むと9:50、バスが入ってきた。出発まで10分あるはずだが早く乗れという放送が入る。落ち着かない気持ちで飲んではつまらない。とっとと乗り込む。幸いにもホルダーやテーブルが完備されている。北へ帰る人の群れとしては無口では無いカップルが乗ってきて後ろの席に着いた。ちょっと気分が台無しだなぁと思いながらチビチビやっていると。定刻22:00空席が目立ったまま浜松町へ向けて発車。一般道では揺れるので酒は控えておく。浜松町バスターミナルでかなり人が乗ってきた。カーテンの隙間から夜景を見ながら酒をちびちびやって良い気分になる。持参した首枕のお陰でかなりよく眠ることが出来た。
朝になり弘前に近付くと左の窓から平らな土地に白い岩木山が載っていて美しい。雪はあまり無く隅っこの方に除けられている。五所川原へは田んぼの広がりの中を走る。道には北海道で見た雪飛ばしのフェンスが続いている。これも景色がだいなし。山が近付きまた広くなって五所川原に着いた。バスの待合所は駅より広く人も多かった。
バスの待合室を出てバスの待合室を出て鉄道の駅のほうへ行ってみる。JRの駅はまあ普通の感じ。切符の販売機周りがベニヤ板張りで工事中のようであった。駅員さんが改札している。キオスクでオニギリを買い、JRに隣接している津軽鉄道の駅に行ってみる。ストーブ列車運行中と掲示されている建物に入っていくとJRと共通のホームに出てしまった。事務室かと思っていた左の部屋が待合室であった。暗い室内に若い女性が一人椅子に座っていたので入っていくのに気がひける。警戒されるのを覚悟で入ってみると壁にかけられた額入り縦書きの広告が懐かしい雰囲気。券売機で切符を買って長椅子に座ってオニギリを食べる。列車が到着すると奥から小母さんが出てきて先程のホームと素通りの通路で集札していた。やはり顔見知りが多いらしく挨拶の声が聞こえる。降りる人が終わると待合室にやってきて改札を始めた。
JRの広い構内を長い股線橋を渡り津軽鉄道のホームに行くとオレンジ色のディーゼルカーが一両で停まっていた。倉庫になっているらしい古い客車もある。写真を撮ろうと思ったが駅員さんがホームで立って居て気後れがしてしまった。降りてからでも撮れるだろうと思いしぶしぶ乗り込む。女性数人と高校生が少し乗り発車する。あいかわらず雪飛ばしのフェンスが続いている。山が近づいたりするが平野が多い。モンペ姿のおじいさんおばあさんが乗ったり降りたり。太宰治の金木で殆どの人が降りる。終着駅の津軽中里に到着。ホームに下りるとローカル線の終着駅らしい感じがしたが駅舎から出てみるとスーパーマーケットと一緒になった大きな建物であった。駅舎の中ではストーブが焚かれているが外にいても寒くない。タクシーの事務所脇にバス停が有り、バスを待つ。五所川原行きのバスが10分遅れで入ってきた。やはり10分遅れで来た小泊行きの小振りのバスに乗り込む。
バスは広い道を避けて、民家の中をぐねぐねと進む。
海岸沿いの道路に出て山肌をぐいぐい登っていく。電光掲示板に「竜泊ライン4/25まで閉鎖中」との表示。今度は山肌の狭い道をぐねぐね下っていく下村漁港に寄る。オジサンが降りてまた同じ道をぐねぐね上る。小泊の町に入ると「映画津軽の像」などと看板がある。小泊バス待合所に15分遅れで到着。バスの運転手さんに聞くと竜飛岬へはタクシーも行かず、折返しのバスもすでに出てしまっているとのこと。2時間ほど待つことになる。
とりあえず散歩でもすることにして、待合室を出て歩いて高台の方へ行く。海が見えたのでそちらへ向かう。海岸の岩礁の上にはウミネコが群がっていた。竜飛岬の方を見ると北海道が白く見えた。港の拡大計画が進んでいるらしい。工事中ではないが古い漁師の家は堤防の後ろの広い埋立地の手前にある。小銭寿司のところから路地に入る、弁当を買っている2人連れが居た。スーパーや衣料品店等が並ぶ通りで小泊の中心の様だった。地図が無いかと思ったが見当たらない。とおり沿いに歩いていくと宿や寺、銭湯「浜の湯」が並んでいる。時間が有るので湯に浸かろうかと引き戸に手をかけたが開いていないらしい。堤防沿いの道に出て元の方向に戻り始める。小銭屋で上にぎり弁当を買う、CDや玩具も販売している。地図が無いか聞いてみるとバス案内所の方へ戻った所に本屋がある。堤防に腰掛けて弁当を食べる。多少の人通りがある。子供を散歩させている婦人。5〜6人連れのおばさん。小銭屋の角のバス停へ向かう人。ぶらぶらとバス案内所に向かって歩き出す。小銭屋で聞いた本屋は最初通った時は雑貨屋だと思った店だった。地元の人しか来ないせいかどの店も看板は控えめである。
バス案内所に戻るとおじさんが一人居た。トイレの場所を教えてくれたりバスが来たことを教えてくれたり結構親切。五所川原行きバスに乗り込む。小銭屋の角のバス停から先ほどの人が乗り込んでくる。2人とも下村漁協で降りる。
バスは十三湖の西側を走る汽水湖岸に松林が続く景色の良い道であった。後でガイドブックを買って見てみるとこの辺りにシジミ料理を食べさせる「和歌山」というドライブインが有ったらしい。バンドをやってるらしい学生が3人で待合室に待っていた。一人のる。人が乗ったり降りたりしながらだんだんと人が増え関東でも見かけるような郊外型の店舗も見かける。懐かしい風情の商店街を通って五所川原のバスターミナルに到着。時刻表を見てみると青森駅行きのバスがかなりある。この辺りはバスのほうが便利なようだ。4列シートのバスに乗車して青森へ行く。このバスは駅へは入らないので商店街から駅まで少し歩く。
今夜の宿をどうするか心配になってくる。16:00を過ぎて薄暗くなっている。18:06の電車に乗れば三厩までは行けそうだが泊まれるところまで辿り着けるか心配。今夜は青森に泊まることにしてホテルを予約。待合室では酔っ払いが待ちの客にからんでる。青函連絡船博物館を見た後、食事をすませてホテルに行く。
2/27(水) 19:19
郷土料理「旬」青森駅ビルLOVINA 4F 0177-73-1580
イカ味噌焼き定食 \700-
刺身盛合せ\1,500
田酒\450
生酒\700

次の日、早起きして暗いうちから電車に乗る。終点まで行き電車の時刻表を見ると帰りの列車はずっと先だ。帰りの都合が付かないまま竜飛岬の方へ向かう。バスは町営で\100だった。バスの窓から見る景色は本当の辺境、最果てにきたという感じだ。竜飛岬も何か観光施設が有るというわけでは無い。落石注意の看板を無視して岬の先まで行ってみるが間が持たず、折り返しのバスで三厩へ戻る。電車が無いので今別までぶらぶら歩くことにする。
今別で公衆電話からタクシーを呼ぶがなかなか来ない。なんとか津軽今別に戻り道の駅。海峡線の立派な電車に乗り青森に戻る。
2/28(木) 12:20
半島ぷらざアスクル 今別町大字大川平字清川87-16
0174-31-5200
\300
次は野辺地まで行き大湊を目指す恐山方面へは行けないし、 高校生で混雑している。 席取りをする夫婦旅行者に辟易しながら速攻折り返して来る。 三沢の駅はなかなかであった。 タクシーで飛行場に行く。自衛隊と共用の空港なので騒音がひどいと運転手は言っていた。