4時30分 携帯のアラーム。
昨夜の前夜際の酒の余韻がまだ覚めやらぬ朝だった。
(前夜際の話は書き始めると50000文字になりそうなので今回は省く)
むくりとベットから抜け出し、カーテンの隙間から空をのぞき見る。
まだ真っ暗ではあるが、雨はなんとか持ってくれているようだ。
この釣行を一番楽しみにしていたゲドラー毛利氏は下半身のある一部の
先端が腫れあがると言う世にも恐ろしい難病にかかり不参加。
またクラゲさんも、産卵期に入られた模様でこれまた不参加となったが
昨夜、うちに泊まられていたしゅうさんと佐田岬半島に向かう。
今回の狙いはモンダイだ。
体の模様からマトウダイとも呼ばれるが
その姿からは想像も出来ないくらい淡泊で、
キモ和えの刺身などはフグに負けないくらい旨い。
また鍋に入れても大人気の魚だ。
・
仕掛けは三つ又サルカンに 捨てオモリとハリスを付けたブッコミ仕掛け。
エサにするゼンゴはジョージア二本の報酬で、先兵隊が釣っていてくれたので
やや薄明るくなり始めた6時頃から早速釣り始める。
心配していた風もなく、寒くもなく絶好の釣り日和と思えた。
しか〜〜し それから30分たち 1時間たちしたが竿のあたりはゼンゴが動く
ピクピクした動きだけでな〜〜んもあたらん。
空では海鳥が「グワァ アホォ バカァ」と言ってるようだ。
おまけに、その波止場に砂利船が入港しあえなく場所替えを余儀なくされた。
ココまで使ったゼンゴは一人一匹。
・
次に向かった場所は、三崎のフェリー乗り場の近く。
思ったほどの先客はなく、早速再出発。
足下に藻があるが、さほどの支障にはならないようだ。
しか〜〜し それから30分たち 1時間たちしたが竿のあたりはゼンゴが動く
ピクピクした動きだけでな〜〜んもあたらん。
空では海鳥が「グワァ アホォ バカァ」と言ってるようだ。
ココまで使ったゼンゴは一人二匹。
・
「こりゃ〜いけんぜ! な〜〜〜んもおらん」
「ジャミ撒いてもな〜〜んもおらん」
「スケスケ海にはな〜〜んもおらん」
とおらんおらん音頭で 手拍子しながら歌っていたのだがふっと海面を見たら
そのスケスケの海にはなんとモンダイが悠々と目の前を泳いでいる。
「おったぜ!おった」
「ジャミ撒いたらモンダイおった」
「スケスケ海にモンダイおった」
と今度はおったおった音頭で歓迎の気持ちをモンダイ様にぶつける。
しゅうさんが早速、その目の前のモンダイに仕掛けのゼンゴを垂らすのだが、
モンダイ様は
「ケッ おらぁよ 今機嫌が悪いんだよ。寝不足でよぉ」
と文句をたれながら横目でガンを飛ばしながら去っていった。
・
「まあ モンダイがおっただけでもやる気出てきたぁ」
と自分を慰め再び竿先に集中!しない・・・とにかく
「ど〜や こ〜や」「んなあほな」「なわけねぇちゅうの」
的会話で先兵隊と
談笑していたが、しゅうさんは違った。
スナイパーのような目で竿先を凝視、その目がキラリと光ると
「やったぁ〜 のったぁ〜」と竿先を曲げた。
上がっていたのは紛れもなくモンダイの勇士。
しっかりゼンゴをくわえている。最初の一匹なので慎重にタモ入れしゲット。
これでみなやる気に戻る。
・
すると間もなく 私の竿先ががグググッと曲がった。
手に竿を持ち、クンッと立ててみる。
すぐに重さが手に伝わる。
「おるでぇ〜 おります おります タモねがいま〜〜す」
と声をかけ足下にある藻に気を付けながら寄せる。
まずまずの型のモンダイが上がって一安心!と共に
産卵期のクラゲさんに「釣れちゃったよぉ」のメール。
ベットでもんどり打って寝ている毛利さんに「釣れちゃったよぉ」の電話。
・
・
私の頭の中では新組長就任祝いの挨拶を考えていたのだが、その挨拶が
「えっへん! えぇ〜 本日はまことにお忙しい中・・」
まで行ったところで
「やったぁ〜 のったぁ〜」としゅうさんのお言葉・・(TT)
・
悲しみに暮れていたその時、cisaさんがお弁当を持って組長争奪戦線に参加。
(しゅうさんと前日、もしcisa さんが竿頭だったらやっぱり「姉御」と呼ぶべき
でしょうねぇ〜と話していたのだが、その竿を見てまさにビビッた。
なんと中通しの竿に、PEラインを結んだ本格的なものだ。
どっちの漁師ショー的にはインチキサビキ釣り漁師のワタクシとは違った、
しゅうさん的本格漁師だった。)
仕掛けを海に投げた後、差し入れのおにぎりを頬張った。
1個2個3個と旨い旨いと食べていたら、目の前の竿がガクンと揺れた。
おにぎりを口にくわえたままで竿をあおると重い。
「やりま・・」まで叫んで「したぁ」は声が小さくなった。
すっぽ抜けたのだ。
しゅうさんはその私の様子を横目で見ながら冷静に
「おにぎり食べ終わってから竿立てたら良かったですね」
・
それで運がなくなったのか小雨模様で当たりもなくなりダレ気味に
車の中から竿を眺めていた。
cisaさんとおにぎりを頬張りながら、談笑していると「あっ」声がした
見るとcisaさんの竿が立てかけた位置から大きくずれている。
しゅうさんが竿を持ってくれて、cisaさんがおにぎりを頬張りながら当たりを
入れるもすっぽ抜け。
「おにぎり食べ終わってから竿立てたら良かったですね」
とまたもやしゅうさんの不適な笑い声が・・・
本来ならばこの口攻撃バトルは明らかにしゅうさんの一人勝ちなのであるが
cisaさんの「しゅうさんもおにぎり食べたら当たりがあるかもね?」
の一言で逆転してしまった。
姉御恐るべし。
・
その後雨足が強くなり、2時しゅうさん完竿。3時航希とcisaさん完竿。
結局5人でモンダイ4匹とやや寂しい結果であったが、
まずは良しの初釣りとしよう。
締めの言葉は合い言葉の
「今日はこのくらいで勘弁してやるか!」
・
・
結果
しゅうさん 見事「組長の座」防衛
cisaさん 伊予組初参戦で姉御に就任
航希 相変わらずの鉄砲玉
戻る