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平成13年1月14日推定時刻11時23分頃、
愛媛地方に風雪波浪注意報が発令されたまさにその時、私の携帯がなった。
仕事の引っ越し作業を終えた私は、妙な胸騒ぎをおぼえつつ電話に出る。
「もしもしぃ〜 航希さ〜ん 今、何してるのぉ〜」
むむむっ・・このハイテーションな声の主は関東にお住まいの
まもなくお孫さんが誕生予定で、今はまだジジイ仮免のハマダンさんじゃないですかぁ〜 
そうかぁ〜 ひよっとしてホンマモンジッチャンに変身されたかな?
と思いつつ、その後の言葉を聞き入ると
「今ねぇ〜 外房総のヒラメ釣りから帰ってとこ・・ニヒヒッ
しらねさんとこで宴会してるのよぉ〜」
との信じられない言葉。
このクソ寒い日に釣りしてる人がいるんだぁ〜(^^)
きっと大漁だろうな?と思い
「で・・釣果はいかほど・・・」
と問い合わせると 急にテンションが下がった声で
「あにょ〜 その話はしないでくれるぅ・・・」
全く自分から話題を振ったくせに!!!信じられない!!!
でその後すぐに
「今、珍しい人がいるんだよぉ 今、替わるねぇ」
ぎゃはは(意味不明な笑い声)の後
「もしもし リュウです!」
ギャハハ ダハハッ(意味不明な笑い声が続く)
うわ〜〜 元伊達藩のお騒がせ男がその活躍から?津軽藩宴会局長に栄転された
リュウちゃんじゃないですかぁ〜
そう言えばオレ明後日から青森に行くんだよな〜と思いだしその旨を伝えると、
「ぎゃはははは ホントッスか?メールで住所を送りますから是非来て下さいよぉ」
との嬉しいお言葉を頂いた。
にわかに上空から雪が深々と降り始め、この不注意な発言が
大変な事態になるとは誰人も知る由もなかった。
翌朝愛媛の南予地方は、10年来の豪雪の13cmを記録し、
交通は麻痺、事故車続発 家庭内はやわはだを求め偽装熱烈合体発覚と大騒ぎした夜、
青森に向かって出発した。
愛媛を抜けると、どんどんどんどん行け行けどんどん調子よく
走り東京まで走った時、ふと命の水とも言えるリュウちゃんからの
メールを見てないのに気が付いた。(TT)
どどどどおしよう?? そうだぁ〜 困ったときのハマダン頼み
とばかり早速早朝電話する。
ハマダンさんは、まだ寝てた模様で、ややローテンションな声
で親切的迅速的的確的に教えてくれた。
そのままきびすを返し、リュウちゃんの家に早朝電話をかけると
もっと信じられないローテーションのリュウちゃんが電話口に出て
「二日酔いなんすよぉ〜」
早速またまたきびすを返し ハマダンさんとメールのやり取り
@トラトラトラ リュウちゃん二日酔いの模様 今晩襲撃決行!
@貴殿の作戦成功を祈る!遠慮なく襲撃されたし!
よっしゃ〜 今晩の予定は決まった 後はひたすら北へ・・
車は順調すぎるほど順調で、北へ進む!
リュウちゃんの電話では、盛岡を過ぎたあたりから凄いから気を付けて・・
の言葉も信じられない程だ。
まあこれなら心配ないかな?と運転を弟に替わって寝入ってしまった。
目をさますと、そこは雪国だった・・・
車道には雪はないが、路肩や山肌などは真っ白。
上空の様子も怪しくなってきた。
夕方近くになって、前の車の飛ばした雪煙がトッラクのフロントガラスに付着し見えにくい。
ウォッシャー水を出して何度も何度も洗うが、いつの間にかウォッシャ水が出なくなった。
こりゃ水がなくなったんだと思い水を入れるが出ない?
詰まったかと思って先をつつくが出ない?
トッラクの整備管理手帳に
「ウォッシャー液は純正の物をお使い下さい。時に冬の場合は凍
結の恐れがありますので液1 水1の割合をお守り下さい」
と書いていた。軟弱ヨワヨワトッラックのウォッシャーはすでに死んでいた。
おまけにフロントガラスに雪が当たるとすぐに凍り付き始めた。
エアコンのデフを一杯に入れやっと凌げるようになった。
なおも走り盛岡を過ぎると路上にも圧雪が目立ち始め、軟弱ヨワ
ヨワトッラカーは勇気をだして70kmで走るのだが、その横を
硬派ツヨツヨトッラカーがビユゥーと抜いていく。
雪で視界が悪くなりますます怖くなった。
pm5時過ぎゆるゆると青森市内に無事入り、リュウちゃんと連
絡を取り大きな駐車場がある風呂屋の前で待つことにした。
そこには数十台の乗用車があるが、みんな深々と30cmくらいの雪を被っていた。
私と弟は
「すっげー これ何時から車おいてるんやろ?なっがい風呂やでぇ」
「風呂から出てきたらビックリするやろなぁ〜 こんだけ雪に車
がうもってしまったら出すのに30分はかかるな?」
「湯冷めするよなぁ〜 こんな時に悠長に風呂入りに来る方がおかしいでぇ」
と言い合っていた。
そこに今、風呂から出てきましたよ!と言わんばかりの軽装でタオルを持った
男性が横の車に近づいてきた。
私と弟はジッと笑いを込めて眺めていると、その男性はビックリする様子もなく、
車からハブラシをデカクしたような物を取り出しササッっと2度ほど掃いた。
それでフロントガラスの雪はなくなった。
次にまた2度ほど掃いた。屋根の雪がなくなった。
またまた掃いた。後ろと横の雪が無くなった。
全行程2分もかからない内に何事もなく車は走り去った。
青森県人恐るべし!
唖然とした顔で、待っているとリュウちゃんが迎えに来てくれた。
そのままトッラクを置く場所に連れて行ってくれたのはいいが、
軟弱ヨワヨワトッラックは雪に埋もれてしまった。
そこでリュウちゃんの仕事関係の人が、チェーンを巻いてくれようとしたがどう
やらチェーンはノーマルタイヤに併せて作ったらしく合わない。
泣き目顔の私を励ますように親切ツヨツヨ青森人様は脱出作戦を決行し、
見事トラックは明日に備える事が出来た。
こうなったら明日は明日、もうどうだっていいや!とにかく今夜は飲むぞぉ〜 
やや疲れ気味の体もリュウちゃんの車に乗り込んだとたんに目覚めた。
それにしてもリュウちゃんは、路肩に車の天井ほどもある雪があるのに全くそんなのは
関係ないねぇ〜と言うくらいの運転で市内のとある寿司屋に連れて行ってくれた。
@
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@
店の中は小綺麗で粋な感じだ!大将も感じのいいオヤジ
一度で気に入った。容易された座敷には北海の魚のてんこ盛り。
寿司、美味しいそうな豆腐。イカ納豆などがすでに配膳されていた。
席は6つ用意されており、私と弟リュウちゃんと会社の方の他に
なんと荒磯さんあすぱむさんがいらっしゃるとの事を聞き小躍りするくらいに嬉しくなった。
5分ほどでまず あすぱむさんがやってきた。
「よぐぎたねぇ〜 ゆぎぃ だいじょぶだったぁ」
と声をかけられつつ挨拶をかわした。
その後すぐ 荒磯さんがワインを持って参上!ソムリエ顔負けの
手つきでワインを開けておのおのビールやワインをグラスになみなみと注ぎ
「それでは〜 津軽藩の新年会と航希さんの青森永住計画にカンパーイ」
とリュウちゃんの音頭で宴会が始まった。
リュウちゃんとは1回だけ、荒磯さんとあすぱむさんとは初対面
のハズだがそんなことは全然関係ないのは、今までの数多きold
で体験している。まさしく今回もその通りで、話題も尽きなきゃ
笑い声も尽きない。
そのダイジェストは・・・・・・・
# 先日の関東でのヒラメ釣りでもっとも張り切っていた、まさひろさん(仮名)
が仕事中、雪で車中に取り残され動けず無念の断念!
おまけに燃料の心配しつつ、やけ酒で車中に眠る間にボランティアで
おにぎりを配給されるが、凍り付いて食べられず
怒りでヒラメ釣りのメンバーに向かって
「呪いのメール 風よふけ〜 海よ荒れろ〜」
とグルグル嵐マーク入りのメールを入れたおかげでみんなボーズだった。
# 荒磯さんはリハビリで釣りすると言っていたが、今は漁師となっている。
# Nobuさんは最近リュウちゃんと会えないので荒れている。
# kenさんは絶対に年をごまかしている。そして隣で一緒に釣
りしてるのに釣れたときにメールを入れるのは止めて欲しい。
# あすぱむさんはリュウちゃんが会社の人を連れて庄内行った
のにボウスだったのを大層喜び「しょうないなぁ〜」とおきまり
のギャグを言いつつ、リュウちゃんの会社の人を弟子にとろうと口説いていた。
# 伊豫藩は個性はそろいだが、釣りしてるのはしゅうさんだけ?
# 北忠さんまさひろさんとは大阪南でも通用する。
# 新潟のうるさんに会ってみたい。
# DENちゃんはやっぱりナンバー1APTだ!
# 宴会を始めると電話をかけたくなるのは、パブロフの犬状態か?
# リアルヴィジョンがG1を買ったらパティオのメンバーを招待するという噂は本当か?
# チカ&リュウは吉本に入れるか?
# しらねさん毛利さん短竿さんは兄弟か?巨大か?
# 航希は伊豫組 大阪組 名古屋組 関東組 伊達藩 津軽藩
と全国制覇の粋に達したが、釣りはしていない。
などなど もう書けないくらいの話題でした。
勿論その間にも 電話攻撃は別部隊で常にオンライン状態だ。
写真も撮る。リュウちゃんは2日風呂に入ってない私の頬にキスをし、
お返しにとキスをするが荒磯さんがシャッターを切らないので参った。
時間はアッいう間に過ぎて行く。美味しい地酒に美味しい仲間、
至福の時間とはこのことをいうんだろう。
損や得で付き合わない子供のような関係はとても居心地がいい。
12時近くになり、そろそろ締めの時間。悲しいが仕方ない。
きっと・・・いや絶対に!今日この日の事は忘れないだろう。
荒磯さんに締めの言葉をお願いすると、殿(荒磯さん)は
「何を言って良いのか解りませんが、これでも・・」
といいつつ、ズボンのジッパーを卸し始めた。
殿ご乱心!!^^)大爆笑
その後リュウさんの家に泊めて頂き、翌朝積み込み地の六ヶ所村に向かった。
相変わらずの雪道に少し怖がりつつも、昨日までとは明らかに違った、
チョットツヨツヨトラック野郎が出来上がっていた。
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