2月27日、大分県南へ寒チヌ釣りに出かけた。
まだまだ、寒の真っ只中。
釣り好きでもこの時期の釣行となると躊躇する。
釣り物は限られ、ポーズはあたりまえ、それになにより寒さが辛い。
それでも行きたいっていう人は、一種の病気でしょうか。(^^;
朝5時、自宅を出発。途中道路脇にあった温度計は氷点下2度を表示していた。
今日は相当寒そうですね、勝さんと顔を見合わせ苦笑いした。
米水津村までは、高速を使えば豊前から3時間もかからなく、今や日帰りコースとなった感がある。佐伯の釣具屋でオキアミ生2角と集魚剤を購入し、一路、米水津のサザエ鼻に向かった。

先客が2人いた。共に寒チヌ狙いらしい。波止の中央部に釣座を決め、マキエをつくる。まずは10メートル四方に10パイ程散投する。それから冷たい指に息を吹き掛け仕掛けづくりに取りかかった。水深を測ると沖で竿2本半はあるようだ。寒チヌにはもってこいのポイントだ。先客の一人に「最近どうですか」と尋ねると「あまり釣れてないようですよ」との返事だった。察するところ常連さんのようだった。
底狙いで2本先を狙う。エサ取りはいないだろうと思ったが良く取られる。これはネンブツダイとベラだった。一時間程経っていい当たりがあった。正体は足の裏大のマダイだった。これが普通のマダイと違って美しくないのである。☆をちりばめた斑点はなく、鮮やかなビンク色でもない、要は日焼けしているのだ。養殖場から脱走したのだろうか。まあ、嬉しい外道には違いないので良しとしよう。
昼過ぎから風が出てきた。手はかじかんで冷たいし、鼻や耳は空気が当たると痛い。防寒帽の耳だれを深くおろし、寒さに耐える。しかし、当たりなく辛抱も限界に達し、第2ラウンドに備えて休むことにした。
普通ならここで帰るところだが、この時期、県南は朝まづめより夕まづめの方が釣れるらしい。車でカップラーメンをすすり、3時までウトウトした。

3時、再び戦列に戻る。先客が帰ったので、波止先端部にポイントを変えた。右から左にいい潮が流れ出した。マキエを丁寧に撒き込むと、ひとツッパリのアジが当たりだした。数回アジがあたった後、この日、始めてそれらしき当たりが来た。
この時期、寒チヌは一日中釣って1、2度当たりがあればいい方で、大事に大事に取り込んだ。「深場の黒鯛を引きずり出す」のキャッチコピーどおり、新しい竿の腰は強い。
チヌにしてはチョット小刻みに頭を振ると思ったら、上がってきたのは39センチのマダイだった。
しかし、これも最初のマダイと同じように日焼けしていた。さすがは養殖が盛んな米水津、蒲江だけあって、脱走兵もハンパな数ではないようだ。
続けて当たりを期待したがアジばかり、本命の寒チヌは納竿の17時までとうとう来なかった。