○初日(車で移動)
  札幌を朝出発、苫小牧で仲間と合流。その後、釧路経由で標津まで走った。当初、知床半島相泊付近まで行って車中泊の予定だったが、激しい雨のため標津温泉に泊まった。
  夜テレビの天気予報を見ると、明日の天気は晴れ。波の高さ0.5mと、絶好のカヤック日和であるとの予想。安心して眠りについた。

○二日目(カヤック20km)
  標津から相泊まで1時間弱。ここで、友人と落ち合い知床紀行総勢3名がそろった。
  ここで、出発準備を整える。3日分の食料と、釣り道具、キャンプ道具など、これから先は全く人のいない誰にも頼る ことのできない世界だ。忘れ物があったら大変、慎重に確認しながらカヤック2艇に積み込んだ。
  
 いざ出艇!
  天気予報の通りのベタ凪。カヤックはすいすい進む。小一 時間で、5kmほど進みウナキベツ川の河口付近に上陸。小 休止、みんな快適な航海で安心した様子。実はほとんどカヤック初めてのメンバーもいるのだ。小用?を済ますとすぐに 漕ぎ出した。相変わらず快適なクルーズですいすい進んでいく。

 定置網見学
  化石浜の所で漁師さんが定置網をあげているのを発見。「マスは入ってマスか?」などと言いながら見学させてもらうことに。「そこさ、いるべ」と、漁師さんが水中を指さす。慌てて「そこさ」を見ると・・・。カラフトマスが数尾網の中で右往左往しているではないか。早速、カメラを海中に突っ込み何枚か写真を撮る。
  1時間くらいかかって網が上がった。明日から漁が休みなので網を完全にあげ てしまうのだそうだ。「見学させてもらってありがとうございました」と、礼を言うと「一本やる!」と、カラフトマスをもらってしまった。ラッキー。

 テント場を探せ
  早くも晩飯のオカズをゲットした我々は、今日のテン場になりそうな場所を探しながら進んだ。実は今回の知床行で一番心配していたのがテン場なのだ。ご存じの通り知床半島は クマの巣みたいなものだ。うかつな所にテントを張るわけに はいかない。もし、クマとトラブルになるようような事があったら、人のためにもクマのためにも良くない。だから、「クマが来そうもない場所」が絶対条件だ。
  そして、川の近くで水を確保できる場所。さらにカラフトマス釣りが出来る場所であれば最高だ。
  地図上で目星をつけていたのが、滝ノ下。断崖が続いていて、そそぎ込む川には海からすぐの所に滝もある。はたして現場はどのようになっているのか?期待しながらこぎ進むと・・・滝が見えてきた。立派な滝だ。しかし、残念な事に男滝の下では多くの釣り人がいるではないか?周辺にカヤックが置いてあるわけでもなし・・・どうやってココまで来たのだろう?その答えは、後ほど分かることになったのだが・・・漁船で渡してもらうのだそうだ。しかも早朝に。我々カヤックが3時間程漕いで来たところを僅か30分ほどらしい。
  せっかく知床まで来てるんだから人のいないところでキャンプをしたい。そう考えて、もう少し先に進んでみることに した。そこは、ほとんど知床岬の直下、赤岩という所。カヤックで近づくと、先客のテントがそこにあった。しかも、番屋も多く我々の希望するところとはちょっと違う。我々は、男滝の下をテン場とする事にして少し戻った。

 ベースキャンプ
  2泊する予定だったので、寝やすい場所を選んでテントを張った。絶好の砂地である。しかも平ら。こんな所はめったにない。ちょっと水場が遠かったがここなら文句なし。
  先客の釣り人に話を聞くとさっきまではそこそこ釣れたらしい。我々は、時間はたっぷりあるので、コーヒーを淹れて一服した。

 カラフトマス
  渡し船で来た人たちは、午後には帰っていった。そして、我々は待望のプライベートビーチを手にした。そこで、今まで人がいて遠慮していた一人が、シュノーケル&水中メガネで海に入った。「よくやるよ!水冷たくない?」と、冷やかそうと思った瞬間。ザバーッと水から上がって「カラフトいる!いる!」と、満面の笑み。3人が一斉にサオを出した。
  晩のオカズはすでにもらってあるので、釣れたカラフトはリリースした。晩のオカズにとさっきもらったカラフトの腹を割くと中にはびっしりイクラが!丁寧にほぐして醤油づけにした。明日の朝にはいくら丼が食える。カラフトの肉は、チャンチャン焼と石狩鍋になった。

 テント村
  夕方になって、カヤックが3艇やってきた。地元の人たちだそうだ。たまにココに来るらしい。慣れた様子でテントを張り、たき火を起こしていた。そういえば、ここの周辺には流木が少なかった。 テン場の条件を備えているから結構いろんな人が来てたき火をするのだろうか。
  さらに徒歩のグループも来て、我々のイメージしていた知床とはだいぶ違う風情となったが、様々な心配をしていた我々には安心感が出てきた。
  
初の知床 2001年夏
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