H18年8月11日(金)〜13日():知床半島

H18年8月11日(金):相泊〜赤岩


目の前の尖った岩は タケノコ岩です。汐は引いていますが 何とか内側が通れます。

新潟FTから8日(火)夜のフェリーで北海道にやって来ました。
去年は おかーさんにサポートしてもらい 一人で知床を一周してきましたが 今回はおかーさんとジョイも一緒です。

苫小牧東FTに9日(水)夕方5時過ぎに到着 その日は鵡川のスーパーで夕食の買出しをして近くの厚真大沼キャンプ場へ。
初めて行ったキャンプ場ですが 林の中の気持ちのいいキャンプ場です。苫小牧東FTから30分位の場所にあるので 夕方フェリーが着いた時や 帰りの乗船待ちの時間調整に利用できそうです。

この日は バイクのライダーが二人居ただけです。のんびりお泊りが出来ました。

10日(木)は 下道で ひたすら羅臼を目指します。4時過ぎ羅臼キャンプ場に到着です。
去年は熊の湯のキャンプ場を使いましたが 今回は明日の移動の便利さを考えて羅臼キャンプ場にしました。
羅臼キャンプ場から10分くらいで行けるので 熊の湯に入り 明日からのツーリングに備えます。

8月11日(金):相泊〜赤岩
今日からツーリングの開始です。南方に台風が三っうろついていますが 予報では14日(月)までは晴天とは行かないまでも 雲の間からお日様も顔を出すと言っています。
相泊温泉の前の浜で出発準備です。車は温泉前の駐車場に停めておきます。

準備に約2時間掛かりました。去年は一人1泊2日+予備日2日の計3泊分の食料&装備でしたが 今回は二人3泊4日+予備日2日の計二人5泊分になりました。
これだけのキャンプ装備を詰め込んだのは初めての経験です。

去年は30分位で準備が出来ましたが 今回はおかーさんに手伝ってもらいながらとは言えバランスを考えながらのパッキングには手間が掛かりました。
とうとうロールマットが一つ入り切れなくて おかーさんのスターンデッキに括りつけてしまいました。
(2日目からは 要領が良くなって全てハッチに収まりました)

0920 いよいよ知床一周のスタートです。風も無く穏やかに晴れています。絶好のツーリング日和です。
次々と左手に現れる番屋を見送りながら進みます。知床岳には白い残雪が見えています。

観音崎を通過し1024ウナキベツ湾に上陸です。第1回目の休憩です。
休憩の後 化石浜を見ながらタケノコ岩を目指します。

1115タケノコ岩を通過。汐は引いていますが 波が静かなので岩の内側を通過します。

1125モイルス湾に到着。2回目の休憩です。去年は釣り人が大勢居たのですが今年はだれも居ません。どうしたのでしょうか?
30分ばかり休み 出発です。剣岩、メガネ岩、船泊を経てペキンノ鼻を目指します。

1228ペキン湾に到着です。上陸して丘の上に上がります。丘の上からは 遥かクナシリの島影が望めます。
3回目の休憩を済ませ ペキンノ鼻を後にします。

何処までも海岸線に沿って進みます。
1335男滝の下通過。1342女滝男滝の浜に到着です。

ここまで順調にやって来ました。当初の予定は本日はここまでです。
でもおかーさんも元気だし 少し風が吹いていますが追い風で海も穏やかなので もう少し先まで行くことにしました。
少し休んで 出発です。

念仏岩、カブト岩を通過して1445赤岩の番屋に到着です。
番屋の少し先の浜でキャンプしようと思ったのですが 番屋の人から そこはヒグマの出る危険があるので少し引き返したアカイワ川のところを薦められました。

今日はそこでお泊りです。キャンプの支度をしていると 岬方向からファルトが1艇やって来ました。
わたしたちには追い風なので なんとも思わなかったのですが 彼の話では岬を回った途端 向かい風になりここまで来るのに苦労したと言っています。

わたしたちには今日の天気は神様が味方してくれたようです。

今日のコースタイム(地名の前後の数字は到着or出発タイム。カッコ内は通過タイム)
0650羅臼C 0720相泊P 0920相泊発 1024ウナキベツ湾1040(1115タケノコ岩)1125モイルス湾1158
1228ペキン湾1255 1342女滝男滝1400(1420カブト岩)1445赤岩泊

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(写真の数字は撮影時間)


滝壷が海になっている有名なカシュニの滝です。カヤックに乗ったまま滝打ちの修行が出来ます。

8月12日(土):赤岩〜滝ノ下番屋
朝食を済ませ岬を目指して0735赤岩をスタートです。今日もお天気は良さそうです。神様に感謝!です。

0801灯台の東の岬 ローソク岩です。この付近は遠浅の岩礁帯が続きます。その為海岸線から少し離れて進みます。
0805灯台のほぼ真横に達しました。

リーフの中を進み 夫婦岩を経て0818岬北端のメガネ岩です。ここからは半島西岸の宇登呂側を進みます。
今まで無風でしたが 岬の先端付近には西風が吹いています。これから向かい風になりそうです。

0830アブラコ湾上陸です。ここでは お約束の丘の上まで上がります。

丘の上で少しのんびりして 0855アブラコ湾を後にします。0920文吉湾には立ち寄らないで通過します。
弱い、向かい風の中を進みます。

0930獅子岩 0946窓岩を経て 1010ポロモイに到着です。本日2回目の上陸休憩です。

1045ポロモイを出発。1107落合湾へ。落合湾はわたしだけ(ジョイもだけど)上陸。
1131海賊湾へ。ここもわたしだけ上陸。

1200イタベシュワタラを通過。1222レタラワタラ通過。

1240オキッチウシ川の先の浜に上陸。少し休んで1255出発。
1311マムシの川、1327知床川を通過。

1340カパルワタラの番屋前を通過。1353海岸を巡回中のヒグマを発見。しばらく観察。

1402カシュニの滝に到着。ジョイと一緒に滝の下潜りを敢行。

1412タコ岩前。
今日はここでお泊りを考えたのですが おかーさんも元気だし(それにさっきヒグマに会ったばかりだし)少し西風(向かい風)はあるものの波も穏やかなので19号番屋手前のチャカハバイ川まで行くことにしてタコ岩を通過。

しばらくは 穏やかな海を漕いでいたのですが1429頃から突然前方の海面が騒がしくなってきました。
向かい風も少しづつ強くなってきます。

15分ばかりガンバって 1445滝ノ下番屋へ緊急避難です。
しばらく休ませてもらおうと番屋の中を覗いたのですが 番屋も土・日はお休みなのか お盆休みなのか誰も居ません。

しばらく休んでいたのですが 風は収まるどころか どんどん強くなり白波が立ち始めました。
宿泊予定地のチャカハバイ川はもう少し先ですが 今日は番屋の隙間にテントを張らせてもらうことにします。

この風はルシャの吹き出しなのでしょうか?ルシャの吹き出しはルシャの浜から扇状に海面に広がるので カヤックの場合 海岸から離れずベタに進めば風裏を通過できないことは無いと聞いていたのですが 今日の吹き出しはモロに岸ベタに吹いています。

お昼頃から西風が吹いていたので吹き出しの扇の形が東に傾き この向かい風になったのでしょうか?
16時半頃には強風で波頭が飛ばされて つむじ風のように水煙が右から左え 左から右えと走っています。

吹き出しの風なら左から右えと流れるなら理解できますが どうも風は渦を巻いているようです。
こんな中を漕いでいたらどうなっていたか 背筋が寒くなります。早めに切り上げてよかったようです。

ところが これが18時を過ぎた頃にはすっかり風が収まり穏やかな海になりました。
わたしは時どきシーカヤックでも遊んでいますが こんな劇的な変化を目の当たりにしたのは初めてです。
海の怖さを改めて感じました。

それでも一日の終わりは 穏やかな海を見ながらゆっくり過ごせました。

今日のコースタイム
0735赤岩発 0830アブラコ湾0855 (0920文吉湾)(0930獅子岩)(0946窓(メガネ)岩)1010ポロモイ1045 1107落合湾1115 1131海族湾1140 1240オキッチウシの浜1255(1327知床川)(1340カパルワタラ)(1353ヒグマ)
(1402カシュニの滝)(1412タコ岩)1445滝ノ下番屋泊

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カムイワッカの滝です。水には硫黄分が多く含まれていて この辺りの川の水は飲み水にはなりません。
海の色も奇麗な緑色になっています。

8月13日(日):滝ノ下番屋〜ホロベツ川
滝ノ下の番屋は豊富な滝の水を利用して水力発電を行っています。夕べは発電機の音にいささか悩まされました。
でも テントの張れる場所がそんなに選べるわけではなく 狭い番屋の隙間に張らせて貰ったんですから贅沢言わないで感謝しなくてはね。

簡単に朝食を済ませて0618出発です。曇り空ですが風も無く今日も海は穏やかです。
昨夜の宿泊予定地のチャカハバイ川を過ぎ0648 19号番屋を通過します。昨日の向かい風が嘘のようです。

続いて0658ルシャ川です。昨年はここでヒグマを見かけたのですが 今年は釣り人が5〜6隻ボートを浮かべています。
今年はカラフトマスの遡上が遅れていてなかなか釣れないとこぼしています。

去年は何処の河口付近にも不気味なほどカラフトマスが居たのに今年はまったく見かけていません。
そういえば 釣り人も諦めていたのかモイレウシ湾にも誰も居ませんでしたね。

0717ポンペツ川に上陸です。本日の1回目の休憩です。
ここの河口にも釣り舟が4〜5艇来て居ます。が、釣れてるようにはありません。

0730ポンペツ川を出発。0747ポンプタ川を過ぎ 0810ウプシノッタ川です。去年はここで子連れのクマを見たのですがマスが居ないのかクマも居ません。

0825ウプシノッタの浜に上陸 第2回目の休憩です。0855スタートです。穏やかな海が続きます。
0906ウンメーン岩 海鳥の糞で白くなっています。

0909遠くに知床滝が見えてきました。出っ張りの岬を回り0930今度はカムイワッカの滝が見えてきます。
この辺りの川の水には硫黄分が多く含まれているので海の色も緑色をしています。
色は奇麗ですが キャンプをしても川の水が使えません。

0953カムイワッカの滝の先の断崖の切れた所の浜に上陸です。本日3回目の休憩です。
休憩の後 1020スタート 1025イダシュベツ川口を回ったところで宇登呂方向からシングル2艇タンデム2艇の6人組に遭遇。エールを交歓。

1050いよいよ知床の核心部五湖の断崖下です。100mを超える断崖が約5km続きます。
山の上にあった雲が下がってきて断崖の上に掛かってきました。少し風も出てきました。向かい風です。
あまり強くならなければいいのですが 今のところおかーさんも順調です。

風が当たると波の表面が荒れてきます。出来るだけ崖に寄った波の表面の滑らかな所を選んで進みます。
1130五湖の断崖のほぼ中間にある崖下の浜に上陸です。4回目の休憩です。

1150再びスタートです。先ほどより風が少し強くなりました。でもパドリングには支障無い程度です。
風裏を選んで進みます。幾つもの出っ張りを越え崖下を進みます。

1230少し開けたイワオベツ川に到着です。河口の岩の上に尾白鷲を発見。河口に近づくとゆったりとした仕草で飛び立ちます。
1233イワオベツ川の浜に上陸です。本日5回目の休憩です。上空の雲は少し薄くなっています。

1245イワオベツの浜をスタート。ホロベツ川まで約4kmのラストステージです。
向かい風がまた少し強くなったようです。が、波はまだ穏やかです。

1255ゾウの鼻を通過。上陸できる所が無いので舟に乗ったまま時々休みます。
1322フレベの滝です。1330ブユニ岬を回り遠くにホロベツの浜が見えてきました。

浜には釣り人が居ますが声をかけて端っこに着けさせてもらいます。1344ゴールのホロベツ川口に到着です。

おかーさん おめでとう! よく頑張ったねぇ! お疲れさま!

おかーさんの念願の知床一周も なんとか無事に終わりました。
カヤックを浜に上げ わたしはこれから車の回収です。バスを乗り継いで相泊温泉まで行ってきます。

回収した後は 今夜も羅臼キャンプ場でお泊りです。 のんびりビールで乾杯しましょう。

今日のコースタイム
0618番屋発 (0648 19号番屋)(0658ルシャ川)0717ポンペツ川0730(0810ウプシノッタ川)0825ウプシノッタの浜0855(0906ウンメーン岩)
(0916知床滝)(0935カムイワッカの滝) 0953カムイワッカ〜イダシュベツ間の浜1020(1038シングル2艇タンデム2艇の6人組)(1050五湖の断崖下)
1130断崖の下の浜1150 1233イワオベツ川1245 (1255象の鼻)(1322フレベの滝)1344ホロベツ川着

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