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America's Cup による英語版用語集

 この用語集は、America's Cup オフィシャルホームページ(http://www.americascup.org/(2000年当時。2007年はhttp://www.americascup.com/))の記事と格闘しながら作成したものです。
 やめておけばいいようなものですが、何しろ、レース当日には既に記事がアップされている、という速報性と写真に引っ張られて、つい必死に読んでしまったのは、趣味の魔力というもの。
 もっとも、不充分な知識で読みましたので、誤りがあるやに思います。また、「タック(tack)」や「ジェノア(genoa)」など、日本でも使われており、なおかつ筆者が良く知っている単語については、ここからは漏れてしまっています。
 上記の点、お気づきでしたら、ご教授いただければ幸いです。
 文中で「AC」は、「America's Cup」の略、「LVC」は、AC の挑戦者決定戦だった「Louice Vitton Cup」のことです。
 また、用語自体は、時系列で並んでいます。America's Cup の記事に登場した順番です。アルファベット順に見たい場合には、目次を使って下さい。



目次

A abandonment
act XX

appendage
arbitation panel
B beat
Bonus Point System

"big swell that rolled across the race cource"
broach
C carbon-fibre kelp sticks
chord length

christen
code 0 geneaker
converge
D dial-ups
debris
dove
draft
E early upper hand
elliptical
F fore and aft
four-spreader configuration
furl
G Good job, guys. Thanks.
I induced drag
K keel strut
L leech
led by XX seconds
leeward
leeward hook
leeward mark
M mano-a-mano
P padded its lead by XX seconds
new! play host
postponents
protocol
R racecourse tender
rated length
"rather a long time between drinks."
right of way
roach
rocking back and forth
S sailing length
split tack
spun the wheel
stiff

strategist
T tactician
trailing edge
V venue(s)
W windage
wind tunnel
windward mark


   AC 2000 版

■ beat

 at the 2nd Beat のように使われます。
 2000 年の America's cup では、風上と風下に打ったブイの間を三往復して勝敗を決しますが、その一往復のことを「beat」と表記しているようです。三角コースなどの場合には、一周して帰ってくるまでが「beat」なのでしょうか?
 これに対して、下り、もしくは上りの一区間のことを「leg」といいます。

訂正:
 「beat」は、上りレグのことを言うようです。


■ leeward

 風下側のこと。
 これに対して、風上側を windward といいます。
 ちなみに、これを調べているときに、「windward 諸島」、「leeward 諸島」というのを見つけました。日本語にすると、「上手諸島」、「下手諸島」といったところでしょうか。
 航海用語のついた地名は、そこら中にありそうです(錨島、とか)。


■ rocking back and forth

 前後に揺れる。踊っている?
 Rock は、Rock'n Roll の Rock と思われるので、かなりくだけた言い方。


■ Broach

 風にあおられてコントロール不能になることです。追い風帆走の際に発生しやすい。
 ヨットなどの縦帆船の場合、追い風帆走ではどうしても左右不均等に風圧がかかるため、風圧とは反対舷に船首を向けたがる傾向があります。
 このトルクは、一般的には舵で打ち消すのですが、強風下や、突風が吹いたとき、また、ジャイブが終わったばかりの時点では不安定なので、非常に強い旋回力が働いて、舵では修正しきれない状態になることがあります。この状態を broach(動詞)といいます。
 日本では「ブローチング」。


■ spun the wheel

 舵を切った、の意。
 He spun the wheel. として使われていました(LVC Final 5 戦目)。
 spun は、spin(つむぐ・回す)の過去形。
 舵輪を回す動作を表現していると思われます。ですから、ティラーの場合は、この表現は使わないと思われます。


■ Windward Mark, Leeward Mark

 それぞれ、風上側マーク、風下側マークのこと。
 もう、イヤになるほど出てきます。基本語彙なので、必須。
 WW、LW との略称も。マーク番号をつけて、WW1、LW1 などと表記される。


■ padded its lead by XX seconds

 リードを広げる、の意。
 Padded its lead by 時間、で、リードを何秒広げた、の意にしばしば使われていました。
 ここでの時間は、以前に比べて広がった秒数。絶対的なリード秒数ではない点に注意。


■ led by XX seconds

 何秒のリードを奪って、という用法。ほとんど成句のようです。
 AmericaOne led by 32 seconds against Prada. のように使われます。主語は、勝っている方のヨット。


■ early upper hand

 America's Cup LVC Final 第五戦のスタート時に使われた用語。
 gain an early upper hand. のように使われていました。
 おそらく、風上側を取って、先にスタートすることを表現していると思われます。
 ヨット(帆船)では、風上を「upper」、風下を「lower」と表記することがある模様。


■ leeward hook

 風下艇の権利のことかと思われます。
 De Angelis got the leeward hook and forced AmericaOne to luff.(America's Cup LVC Final 第五戦)との記述があります。
 ヨットでは、同一タックの風下艇は、風上艇を「ラフ」する権利があるため、レースでは戦術的にこれが使われることがあります。



■ dove

 ヨットで使われる場合には、大抵 Dive の過去形と思われます。
 dove for 〜 で、〜を追いかける、といった意味で利用されることもあるようです。(America's Cup LVC Final 第五戦)
 例えば、dove for his leeward transam(風下舷の船尾を追いかける)などの用法が見られます。

追記:
 辞書には、dive for …… で、「……を求めて突進する」とありました。
 russhing into などと近い使われ方をするのか?


■ mano-a-mano

 ライバル同士が激しく争う様子のこと。
 特にヨット用語ではない。(AC LVC 第五戦より)


■ Tactician, Strategist

 戦術家・戦略家。
 ヨットクラブの草レースなどではなかなかないと思うのですが、AC などの本格的なレースでは、一般的に艇に専属の戦術家を乗せている模様です。
 役割は、相手の二手、三手先を読みながら、自艇がどの位置に居れば有利になるかを判断して、艇長に伝えること。
 ヨット上の軍師。


■ "Good job, guys. Thanks."

 America's Cup LVC ファイナル第五戦で、1-3 とプラダにリードされた AmericaOne の艇長 ポール・ケイヤード氏がクルーにかけたたったひとこと。
 この言葉がチームを第五戦の勝利へと駆りたてた、象徴的な言葉となりました。
 これによって、LVC ファイナルは、最終戦(第 9 戦)までもつれこむ大熱戦となりました。結果としては、惜しくも AmericaOne は破れましたが、この一言、プロフェッショナルに対する激励の言葉としては、最高のもののような気がして、しびれます。


■ Arbitation Panel

 調停・裁定を行う機関のこと。
 America's Cup では、レース中の判定に対する抗議や、船体のプロトコル違反に対する裁定をここで行います。
 一例として、AC セミファイナル第一戦で Nippon Challenge(阿修羅)と戦った TeamDC の艇(Stars and Stripes)が、プロトコル違反の装備をしていた(自国とニュージーランド以外で作成した「アペンデージ」を装備していた、との疑い)件についてもここで裁かれ、第一戦で TeamDC が得たポイントは剥奪されました。


■ Appendage

 辞書によると、「従属物」などの意。  舵やキール、その他ウィンチなども含む、船体以外の「付属品(?)」のこと?  AC では、自国か開催国でしか「Appendage」を作ってはいけないことになっているようです。


■ Protocol

 「儀礼」「慣習」などの意。コンピューターでは、通信などの一連の規約を指して「プロトコル」と言ったりもするので、少し混乱したのですが、AC では「ルール」ぐらいの意に捕らえて良い?


■ Leech(リーチ)

 縦帆の後縁のこと。
 日本でも、そのまま「リーチ」と呼ばれます。帆の風下側の縁のことです。
 これに対して、帆の風上側の縁のことを「ラフ(luff)」といいます。


■ Roach

 海事用語では、横帆下部の弧状の切り込みのことを言います。
 ヨットでは、メインセールの効率を上げるため、三角形の後縁を弧状に張り出させる形状のことを言います。日本語でも「ローチ」。
 「roach profile」などと表記されます。
 ゴキブリ、コイの意もあるので、もともとは何か滑らかに弧を描く形を表現する語なのかも知れません。


■ Converge

 「一点に集中する」の意。
 スプリットタックで離れていった艇が再びミートするときに良く使われる言い回し。
 特に、ファーストレグの時に使われることが多いようです。
 この「converge」の時に、どちらが先に居るか、どちらが優先権を持っているか、そしてどちらが有利な海面に居るか、ということがしばしばレースの明暗を分けます。
 レース戦略上大変重要な点。緊張の一瞬です。


■ Split tack

 両艇が、反対側のタックで離れていくこと。
 風の振れの読みが分かれたときや、相手のセールで悪い風(bad wind)を送られる状況になった艇がタックを返して逃げるときに、良くこの状況になります。
 風の振れ具合や、パフ(puff = 風の強い領域)の具合によっては、大差がつくことがあります。


■ Induced Drag

 それこそ専門用語になってしまいますが、誘導抵抗のこと(または誘導抗力とも)。流体力学用語。
 セールに沿って流れた気流は、セールをはがれていくときに渦を作ります。この渦が、セールを後ろに引き戻そうとする働きをしてしまいます。
 アスペクト比の高い翼(帆)は、誘導抵抗を押さえる上で有効なので、America's Cup 艇に限らず、最近のヨットの帆は、非常に細長い形をしているのが普通。
 グライダーの翼がとても細長い形をしているのも、同じ理由です。


■ Elliptical

 長円形のこと。
 America's Cup のセールが「elliptical」なシェープに近づくように作られている、という文脈で登場していました。
 空力学上、効率の良い翼の形。


■ Fore and Aft

 成句。海事用語と思われます。
 船首から船尾まで。全長に渡って、といったような意味。
 前後方向の意もある。


■ Stiff(Stiffer)

 曲がりにくい。
 ニュージーランド艇のマストに関しての記述中に出てきます。
 曲がりにくいマストの方が、空力上、有利なようです。AC 艇のように長大なマストの場合、特にその効果は大きいのかも知れません。


■ Four-spreader Configuration

 「spreader」は、静索(リギン)をかけてマストの剛性を上げるためのマスト横の張りだしのこと。
 AC 艇では片側 4 つのスプレッダーが使われるのが普通? その支索の張り方の型式のことを、「four-spreader configuration」と言うようです。
 Prada の Luna Rossa を見ると、下三つが大きなスプレッダーで、一つ小さなスプレッダーをはさんで、上にもう一つ、という配置になっていました。
 AmericaOne や阿修羅も Luna Rossa と同じ配置。
 「New Zealand」では、少し配置が違うようです。記事によると、「three-spreader」だとか。マスト剛性と、空気抵抗に影響する模様。


■ trailing edge

 空力用語で、翼の後縁のことを言います。これも専門用語ですねえ。
 この用語は、America's Cup 艇に対しては、ラダーや、ウィングレット、キールなどに使用されていました。


■ chord length

 「翼弦長」と訳されます。
 翼の幅方向の長さのこと。空力学用語。
 America's Cup 艇は、本当にこういった専門用語の塊のようです。


■ wind tunnel

 風洞のことです。
 実際に艇を作る前に、小型の模型を風の流れの中に入れて、良い流れになっているかどうかを見るためのものです。
 AC 艇はヨットなので、風の流れだけではなく、水の流れも見なくてはならないので、正確には、「風水洞」と訳すのが正しい?


■ draft

 喫水のこと。
 America's Cup 艇では、喫水の深さが、キール先端から 4 メートル以内に決まっています。
 キールが長くなれば長くなるほど抵抗は増加し、また、船を前方に回転させようとする力も増えていきますが、キール底部に入れるバラストはより少なくて済むようになるため、重量面でのメリットが出てきます。バラストの量が同じなら、ヒールしにくくなるので、強風により強い艇が作れます。
 通常、AC 艇では、ルール上の喫水ぎりぎりの長さのキールを付け、先端にはバラストの入った流線型の「keel bulb」をつけています。
 この「keel bulb」の抵抗をどこまで減らせるか、というのは、AC 艇デザインの一つのポイント。
 AC 艇のバルブには、通常小さなウィング(Winglet)が付いていますが、これは、バルブ周りの水流を制御して、抵抗を減らすのが目的です。


■ rated length

 ルール上の長さのこと。
 AC では、水線部から 200mm 上方での長さが規定されています。
 Louis Vitton Cup に参加した各艇では、通常は水線部からなだらかに船首まで立ちあがる形を取っているため、水線長は、rated length よりも大分短くなるのが普通ですが、防衛艇の New Zealand は、かなり違うアプローチを取り、より垂直に近く立ちあがった船首と船尾を持っています。
 この結果として、より rated length に近い水線長を持つことになりますが、抵抗特性自体は悪化するのではないか、という話もありました。タッキング時の速度損失などが増える可能性があるそうです。
 水線長の増加による速度増加とのトレードオフのようですが、2000 年の AC では、見事に New Zealand が防衛を果たしました。
 時には、他人と違ったアプローチが重要なのです。


■ sailing length

 水線長のこと?
 New Zealand に対して、以下の記述がありました。

"Team NZ's designers expect to gain a greater advantage in increased sailing length for the given rated length. "


■ Windage

 船の用語では、船体の風圧面のこと。
 これが増えると、船体の空気抵抗が増し、結果として艇のスピードが落ちます。
 2000 年の AC では、Team New Zealand は、船体の「windage」を減らすために、登りではバックステイを外して、下りだけバックステイをつける、といった方法をとっていました。


■ dial-ups

 マッチレースのスタート前にこの用語が使われている場合には、より良いスタートポジションを争って、ニ艇がぐるぐると回る様子をあらわしていると思われます。
 より良い位置からスタートすることと、権利艇になって相手を不利な位置に追いやる(あわよくばスタート前にスタートラインから押し出してしまう)ことが目的。
 押し出された艇は、一度マークの外側を回ってスタートしなおさなくてはなりませんので、非常に不利になります。
 「Starting Maneuver(スタート前機動)」の一形態です。


■ debris

 漂流物・ごみくず。
 2000 年の AC 本戦第二戦で Prada Challenge は、艇のキールにからまった漂流物を取り除かなくてはならなくなり、クルーの一人が負傷しました。
 この「debris」の正体は、プラスチック製のバッグだったのだそうです。Prada 製ではなかったのが、不幸中の幸いでしょうか。


■ keel strut

 直訳すると「キールの支柱」。
 AC 艇にはキールを支えるような支柱が無いので、おそらく、キールのうちの翼部分(キールバルブを除く、垂直の部分)を指すのではないかと思われます。


■ racecourse tender

 不明です。直訳すると、「レースコース付きの小船」といったところ。
 AC 本戦第二戦にて、負傷した Prada のクルーがレース中に移乗したテンダーの事を指すと思われます。「Prada's racecourse tender」との表現で文中に登場。
 ルール上、チームはそういったテンダーを持つことを義務付けられているのでしょうか? それとも、AC 艇を移動させるための専属の引き船の事?
 ルールでは、負傷したクルーを助けるために、レース中にテンダーを付けて移乗させることは認められているようです。クルー交代は違反。


■ carbon-fibre kelp sticks

 AC 本戦第二戦で、キールにからんだごみを取り除こうとしていた Prada のクルーは、これにやられて傷を負い、結果として、レース中に下船することになりました。6 針縫ったそう。
 それにしても、「ケルプ」は、海草のこと。
 カーボンファイバー製の「海草棒」とは何ぞや?


■ Right of Way

 航路権と訳されます。
 艇の進路が交錯しそうなときに、どちらが避けなくてはならないかを判断するための基準。
 ヨットの航路権は、帆船時代の帆船航行のルールを受け継いでいるそうです(現代の海上法にも受け継がれている)。


■ Postponents, Abandonment

 延期と中止のこと。
 レース海面の風の状況があまりにもレースに向かないような場合には、レースは延期されたり中止されたりします。
 2000 年の AC 本戦は弱風による延期の連続で、ファンをやきもきさせました。
 この「延期」は旗で通知される(たしか、「P 旗」と書いてあったような……)のですが、風が弱すぎて旗がまったく開かず、しばらく誰も気付かない、といった事態も……。


■ Code 0 Geneaker

 AC 2000 で Team NZL が第四戦のプレスタートマニューバーの間だけ、わずかに使用した新兵器。
 実体は、フォアステイの前に装着する、ファーリングジブみたいなセール。これを広げると、たちまち New Zealand は、フォアセールを二枚もったカッター型式のマストヘッドリグの艇に早変わりします。
 ルール上は、「Downwind」用のセールと解釈されるはずですので、上りでは使えず、ほとんど Pre Start Manuver 専用のセールのようなのですが、Russel Cottes 氏はお気に入りの模様。
 曰く、「ターボチャージャーみたいなものなんだ。必要なときに、セールエリアを自由に増減できる」だそう。
 効果のほどは賛否両論ではっきりしませんでした。
 でも、防衛艇の方がチャレンジングなことをやってくる、というのは、なかなか素敵なことだと思います。


■ Furl

 巻き付ける、巻き上げるの意。
 上記の Code 0 Geneaker に関して用いられていました。巻き上げたり、広げたりできるセールだからでしょう。
 「ファーリングジブ」の「ファーリング」も、この furl のようです。




   AC 2007 版


■ Act XX

 America's Cup 本戦までの間、毎年各 AC 参加シンジケートが参加して開催される前哨戦のこと。2007 年 America's Cup で新設されたイベントです。「Valencia Louis Vuitton Act 1」の様にも表記されるようです。
 2004 年 9 月から Act 1〜 Act 3 が開催され、2004 年シーズンは Team NZL が見事制しました。以下、Oracle BMW Racing、Alinghi、Luna Rossa Challenge……と続きます。ディフェンダーである Alinghi は、まだまだ猫をかぶっている感じですね。Luna Rossa Challenge は、陣容を見ると前回の Prada Challenge と同一チームの様です。何故名前が違うのかは今のところ不明。
 2005 年は 6 月から 10 月にかけて Act 4〜9 が予定されています。
 レース形式としては、フリートレースとマッチレースの双方が開催されている模様。レース自体は AC 艇の規格で行われるので、AC艇のフリートレースが見られるという点でも貴重かも知れません。


■ "rather a long time between drinks."

 ある著名なアメリカスカップセイラーが、カップとカップの間が長く空くことを描写して言った言葉だそう。
「乾杯の間が空きすぎるね」くらいの意味か?

「a situation described by one notable Cup sailor as being "rather a long time between drinks."」との表現で登場。


■ Venue(s)

開催地の意。
2007 年 ACでは開催までの毎年、「Act」と呼ばれる前哨戦が開催されます。この開催地は、一箇所に固定するのではなく、(恐らくはヨーロッパの)各地を回る予定。2004 年シーズンでは、マルセイユ(Act 1)とバレンシア(Act 2-3)にて開催されました。
2005 年シーズンは、バレンシア(Act 4-5)、北ヨーロッパ(Act 6-7)、トラパニ(?TRAPANI Act 8-9)で開催される予定になっています。

ちなみに、TRAPANI はイタリアの地名だそう。イタリア本土だとばかり思っていたら、どうやらシチリア島の地名の模様。私は知りませんでした。
こういった知らなかった地名を知ることが出来るのも今回の AC システムの魅力?


■ play host

ホスト役をつとめる、主催者となる、の意。
「Sweden will play host to Louis Vuitton Acts 6 & 7」との表現で登場。
2005 年開催予定の「北ヨーロッパでの Act」は、南スウェーデンのマルム(Malm)で開催されることに決まった模様。
Act 6-7 の開催は、8/25 から。結果はアメリカスカップ公式 Web ページで公開されるはずです。


■ Bonus point system

2007 年 AC の前哨戦、Louis Vuitton Acts の総合ポイントが、挑戦者決定戦である Louis Vuitton Cup に持ち越される仕組み。2005 年開催の Act から適用されます。
2005 年以降の全 Acts を総合して 1 位の艇でも 4 ポイントですのでさほど大きなポイントではないようですが、とはいえ、無視出来るものでもありませんので、これによって、Acts はただの前哨戦ではなく、2007 年の America's Cup の挑戦者を決めるための重要なイベントの一部になりました。
2005 年のシリーズより 2006 年のシリーズ、2007 年開催の最後の Act と次第に価値が高くなっていくようになっていますので、終盤に差し掛かるほど緊迫のレース展開が期待できそう。
現在、Act 4 が終了した時点で(防衛チームである Alinghi を除いて換算しますので)Emirates Team NewZealand がトップ。


■ "big swell that rolled across the race cource"

LV Act10 の開幕前の記事にて。
swell は波(別にセールがはらむという意味もある)。風に比して波が高い状態だった模様。「大きな波がレースコース上を過ぎて行く」くらいの意。
2007 年 AC の開催地であるバレンシアはあまり強風の吹き荒れるお土地柄ではないようですね。


■ "christen"

LV Act10 前後の記事で盛んに使われていた表現。
新艇のお披露目時に使われる表現で、命名する、の意。例として、"Alinghi christen SUI 91" のように使われます。
China Team も新艇建造に着手したそうで、2006 年末くらいには、各チームの新艇が出そろうことになるのでしょうか?




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