ダバオの日本語教育 
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 <日系人就労教育>写真はハイスクールの1年生です。
 わたしが日本語を教えたのは、フィリピン・ミンダナオ島にあるダバオというフィリピン第二の都市ででした。 ここには、フィリピン日系人会(PNJK)という組織があります。現地日系人の地位向上のために設立 され、日系人の日本への就労事業や小学校と中学校(現地ではハイスクールといいますが、4年制中学校と言った方が分 かりやすいでしょう)を運営しています。

 Juseven(ジョセブン)氏が現在の会長で、彼で3代目です。
 夜は就労目的の日系人に日本語を教えています。夜の授業は2ヶ月間という短期で、 だいたい100時間程度・4級の内容ですが、就労を目的とするため一部3級程度の内容も入れ込んであります。現在、澤村先生を中心に日本人教師 ボランティアとフィリピン人教師たちで行っています。3つのクラスがあり、日本人教師・澤村さんとフィリピン人教師・ミルバさんとシャーリーさんとが行っています。(10月時点)
 就労する日本の企業では、福島、名古屋、岐阜、香川、徳島、三重、富山などがあり、私の教え子たちもたくさん就労しています。時々連絡してくれる日系人たちの多くは、元気で「せんせい、げんきですか。」などと言ってきます。
 しかし、一方では問題も出てきています。派遣企業で働く日系人の中には、現在働く場が確保できずにいる者がいますし、就労した日系人の中には少しでもよい条件を求めて企業を転々とする者もいます。また働き盛りのフィリピン人の多くは、小さな子供たちをフィリピンに残してきています。ある者は親戚が、ある者は兄弟が面倒をみているという実態もあります。日本人の友達もなく、毎日工場とアパートを往復している日系人がいます。何年も親と暮らせない子どもたちの問題が、やがてフィリピンでも問題になるやもしれません。
 
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 <学校教育>写真は学校の文化祭と建設中の大学校舎
 このPNJKは私立の学校で、現在生徒数約600名程度です。日系人師弟が3割程度いて、戦前にダバオ入植者の子孫たちは、4世や5世です。現在では日本人男性と結婚して生まれた2世も多く見受けられるようになってきました。
 幼稚園から日本語を教えていて、日本の歌や遊びなどを取り入れてやっていますが、まだまだ成果は上がっていません。昨年になってようやくPNJK理事のイネスさん、大学講師のネルマさんや日本人教師の芝田さんと澤村さんが中心になって、一応一貫した簡単なカリキュラムを作成しています。ハイスクールは開設されてまだ2年目ですので、他の学校から入学してくる生徒の中には、ほとんど日本語が分からない生徒もいます。ミンダナオ島では一番条件が整ったところではありますが、まだまだ今後の課題は多くあります。しかし、先日(10月)に訪れたときには、国際交流基金からたくさんの日本語関係のテキストなどが送られており、条件整備が整っていけば一貫した日本語教育が期待できると思われます。
 ここでは、JPICという日本の企業協議会の支援やJPVA( 日比ボランティア協会)の支援を受けて運営しています。来年度(2002年)には、ミンダナオ国際大学が完成予定です。

 「フィリピンにどうして日系人が?」とお思いの方もいらっしゃると思います。実を言うと、私自身もダバオに行く まで、そのことをまったく知りませんでした。もし興味をお持ちでしたら「ダバオ紹介」をクリックしてください。
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<就職活動>
日本語教師をしていると気になるのが就職先です。わたしも1年間のダバオ生活を終えてから次の就職口を探 すのに苦労しています。そんなときに役立つのがインターネットです。アルクの就職関連、日本語関連のホームページな どを検索して、自分の条件に合った行きたいところを見つける作業をしなければなりません。わたしが検索して利用さ せてもらったページを以下に紹介します。リンクは張りませんが、検索ですぐに見つかると思います。

「日本語オンライン」では、国内と国外の情報が豊富にあり、締め切りなどの表示 も丁寧にしてくれてありますので、大変役に立ちます。

「FUMI'S JFL NETWORK」「日本村」も情報量が多くありますので、利用 しやすいでしょう。

「アルクの国際派就職」「日本語教師募集情報」でも一部ですが日本語教師の募集が あります。後はボランティア関連で検索すれば「海外青年協力隊」(JICA)や「シニア・ボランティア」(JICA)、 他にNPOやNGO関係のページなどを覗いてみればいいのではないでしょうか。できるだけ自分の条件に合うようなところ を探せればいいのですが、そうそう簡単にはいきません。でもあきらめずに頑張ってやりましょう、お互いに。また、情報を交換できればありがたいです。
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