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山スキー&クロカン日記     》 写真編はこちら

安達太良山  〜初日の出〜

2003年01月01日(水)  快晴

5:00 安達太良高原スキー場(950m) 5:45 ゴンドラ薬師駅(1350m)
6:52 安達太良山頂(1699m)   8:30 くろがね小屋(1350m)
9:00 勢至平分岐 (1300m)  9:42 スキー場 下山

メンバー  
PaNTaH  (登山靴+アイゼン)
       MildWoods (山スキー BANDIT+TR9) ウェア:ドロワット上下



 午前4時に待ち合わせしてクルマで安達太良スキー場に向かう。
 真っ暗な空に星がきらめいている。この調子だと期待できそうな天気だ。

 スキー場のゲレンデはナイター照明が点灯していて、雪つくりとコース整備が行われていた。駐車場も意外にクルマが多く、しかもまだ真っ暗なのだが登山準備をしていた人が何人か見られた。

 登山届けをだし、照明で煌々と照らされたゲレンデを登りだす。
 
PaNTaH氏は、新調したアイゼン(CAMP)で固い斜面をサクサク登っていく。私はスキーをザックにつけてTR9でキックしながら登る。人には「アイゼン持ってきたほうがいい」なんていいながら、自分は持ってこないというなんともアバウトな状況。っていうか、ずっとスキー登行することを予定していたのだが、雪面は予想以上に固くて最初からこれは失敗と後悔しきり。

 ナイター用照明があるのはゲレンデの下半分だけで、その先はヘッドランプを点灯して登る。
 途中で4箇所ほど人口降雪機が作る細かい降雪の中を登ってきたが、音がすごいし、真っ暗な中にヘッドランプで浮かび上がるへんてこな吹雪状態でけっこう苦しい状況だった。

 ゴンドラ下の急斜面でTR9でふんばってるのが苦しくなり、これならスキー履いてエッジ効かせた方が楽ってことで、スキーを履く。しかし、そのゲレンデは雪のつきかたが半端な状況でこれまたけっこう苦しむ。
 その間に
PaNTaH氏にだいぶ離されてしまった。
 堅い雪はアイゼンつけて直登に限る。やはり雪山はアイゼン必携なのだ。

 ゴンドラの薬師駅に到着し、ここからが本番。
 しかし、雪は極めて少なく、しかもトレースはしっかり固まっている。
 「こりゃあ、スキーなんかもってきてもしょうがなかったなあ」とブツブツいいながら歩く。

 夏道どおりのルートは、左右の潅木(五葉松やシャクナゲ)が極めてうっとおしい状況で、何度もスキーを枝にひっかけて難儀する。
 
 雪が堅いので、夏道以上のペースでがんがん登ることにする。仙女平への分岐あたりでだんだん空が白んでくる。山で迎える黎明の時間というのは、いつもながらすばらしい。

 二本松や郡山の街の灯がきらめいて見える。東の空は、水平に雲があるものの、アウトラインがしっかりきまってるので日の出が期待できる。というか、このくらいの夜景はドライブしてても見えるんだけど。

 山頂付近になってボーダー4人くらいの集団に追いつき追い越す。スキー持ってきたのを後悔するような積雪だったが、ボードは尚のこと大変。しっかりと真っ白に見えるのは矢筈の斜面くらいのもので、あとはポツポツと地面が見えている。

 山頂に登ってみると、すでに10人以上が登頂していて、日の出を待っていた。風は安達太良の冬としては無風といっていいほどにおとなしい状況。腕時計の温度計は−6.7度。実際は−10度くらいだろうか。暖かいといっていい気温だと思う。

 山頂について10分くらいで日の出がはじまる。水平線のような直線的な雲から立ち上がってくる光もすばらしいが、それよりも吾妻連山やあたりの山容が少しづつ赤く染まる様子がすばらしい。モルゲンロートというほどには赤くはないが。
 低く見える平野部分は、薄い霞で薄紫のグラデーションになっていて、これまた美しい。銀塩の24枚を使い尽くした。
 
 
PaNTaH氏が用意よく持参してきたワンカップの千功成(二本松の地酒)で乾杯。んー、気分よし。全部飲み干すとフラフラになりそうだったので、三角点にお神酒を捧げる。

 
 さて、下りをどこにしようかということで若干悩む。薬師方面への戻りでは全くスキーが楽しめないと思ったので、稜線を北に歩き、矢筈森から滑ることにする。

 稜線を歩いていると、小さな子供3人を連れた家族連れとすれ違う。この時期に子供連れて来るのは、なかなかすごい。両親が相当の山好きで、さらに子供も四季通してそこそこに山登りしてないと、突然ここに登ってくることはできないよなあ。
 風もそれほど強くなく、矢筈まで歩いたところで下りのポイントを探す。PaNTaH氏が先に下っていき、私は上でスキーをセットし、長さ800mくらいを楽しむ。峰の辻に少し上り返して、さらにそこからくろがね小屋のすぐ上までけっこう快適に滑った。さすがに歩きよりも断然早い。

 くろがね小屋からのルートは良くしまっていて歩きやすく、雪もサラサラで先日よりも滑りやすくて、立っているだけで自然に前に進んだ。

 スキー担いだ登りではなんだかんだと文句たれてた割には、下りの8割くらいはスキーを使って下れた。所々石がでているものの、馬車道の雪の状況はけっして悪くはなく、歩きの
PaNTaH氏にだいぶ差をつけてしまった。
 
PaNTaH氏もこれを機会に、新雪期の山スキーワールドへいかが。残雪期のザラメとは全く違う世界が待ってます。
 



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