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鉄山 西稜 (安達太良連峰)

2003年02月23日(日)  晴れ時々曇り

行程
 9:30   920m
12:39  1709m 鉄山山頂
14:55   820m 高森
16:24   920m R115 

単独 (山スキー BANDIT+TR9) ウェア:パイネゴア雨具上下



 昨日はクロカンで安達太良の大徳坊から塩沢スキー場をうろついていた。
 新しい革靴(ガルモント・クルーザー)がどうにも足に合わず、右足だけひどい靴擦れを作ってしまった。靴がしっかりして滑りは確かにいい感じになったが、なぜか右足だけ拷問に近い苦しさだ。
 というわけで、2時間が忍耐の限度になってしまったクロカンからは離れてしまいそうな気がする。それに較べると、足に馴染んだTR9の信頼度は抜群である。

 そもそも、雪が少なくて近場の裏山でクロカンを楽しむことができなくなりつつある。県民の森のクロカンコースも、ところどころ地面が出てるし、クローズも近い雰囲気ではある。

 前置きはこのくらいにして、近場で最も充実したスキー登山が楽しめると思われる鉄山の西稜にでかけた。

 朝早く出る気になれば出れるのだが、ついつい「報道2001」などを見ながら朝食を済ませ、ゆっくり目の出陣。期待できない天気だと思っていたが、土湯トンネルを抜けると気持ちの良い青空で、吾妻の山々もきれいに見えている。こりゃあ、吾妻に行くべきだったと反省。

 国道115号沿いに車を停めて、林道を歩き出す。
 今回は1本手前の尾根を登ることにする。地図で見る分には十分行けそうなのだが。
 
 1150mあたりまでは非常に順調。あまりに平坦すぎて後で苦しみそうな予感。左手に箕輪スキー場が間近に見える。スピーカーから流れる音を聞きながらの登行になる。ブナ林は細いものばかりが続く。
 1200m付近で尾根が細くなり、その両側が急斜面になってスキーでは登れない斜面が出てくる。ツボ足にすると、これがまた全然上に上がれない。なるほど、このルートを使う人がいないのがわかった。とにかくひどい。

 細い尾根を苦労して登ると、平で広いブナ林にでる。やがて急になり、左手に見えるスキー場のゴンドラ終点と同じくらいの高さまで登ると、ブナ林は終わり、若干ススキが雪面から出ている平地にでる。

 そこから見える稜線は真っ白で実に良い感じ。雪は硬く、全然沈まないほどだ。

 1600m近くなると、オオシラビソの樹氷がきれいに広がりだす。その中を気持ちよく登ると、やがて鉄山避難小屋が見える。

 視界も良いので、まっすぐ鉄山の山頂まで登る。雪面ががたがたでスキーで歩くのは少し苦しい。

 山頂はさすがに風が冷たくそそくさと退散。
 下りは登ってきた尾根ではない正規のルートを滑ることにする。すでに三名分の新しいシュプールがある。雪質はこの場所としてはこれ以上ないだろうという感じの上質は粉雪だ。

 何気なしにシュプールを追ってしまった。軽い雪質でガンガン滑れたので、止まって地図を見ることもなく、先行者のルートを信頼してしまった。

 「ん?」と思ったときはもう遅し。降りようと思った尾根よりも1本南を滑ってしまった。まあどっちにしても下で山麓を回れば同じことと思い、そのままガンガン下る。

 途中で修正する気になればできたにも関わらず、滑りやすいという状況も重なって、伐採地の広い斜面をそのままどんどん下ってしまった。
 そのうちに、コピーしてきた地図の範囲の外に出てしまい、さすがに「こりゃまずい」と思い、先行者の跡とさよならして北側に滑り出す。

 カラマツ林の植林地の滑りやすい場所を降りてきてたどり着いた場所は、恐ろしく下の方だった。地図の範囲外というのが痛い。
 高森川を渡れば国道115号に出るのだが、なかなかいい渡渉のポイントが探せず、結局左手に国道を見ながら1時間半もかけて元の林道までシール歩行をするはめになってしまった。

 教訓:人の跡をむやみに追うべからず。

 ちなみに、先行者は地図上の「中原」というあたりに下りた様子。
 なるほど、こっちも使えると判明しただけでも、今日の下りすぎは無駄ではなかった。


  

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